俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

寒釣

2010-01-27 | 俳句・冬・人事


寒釣の無言の行をしてをりぬ

寒中に魚を釣ること。魚は、冬には深い水底に群れ集まって動かずにいる。その難しい釣をするのが太公望たちの楽しみとなっている。釣る対象により、「寒鮒釣」「寒鯉釣」などという。夕方近い川で、フード付きのヤッケを着た寒釣の人がいた。じっと動かず、まるで無言の行をしているようであった。

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寒釣に川滔々(たうたう)として暮れぬ


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