第4章では筋肉について学びます。
筋肉は神経の刺激で、収縮したり伸展できるところが骨とはちがうんだ。
「身体って本当にすごいなあ!」
というと、またかという表情をする皆さんです。
そこで、表情は、何のために使うと思いますか?と質問します。
自分の気持ちを伝えるため
自分の気持ちを悟られないため(隠すため)
相手の気持ちをキャッチするため
という意見をもらいました。
そこで、身体中の筋肉の中で、顔の筋肉の役割期待は特殊だねえ~
という話から、
将来、理美容師になる皆さんは、「ようこそ大歓迎!」の気持ちを伝える表情が
得意にこしたことがないけれど
せめて、お客様の「快」「不快」には敏感でいたいねと提案し、
もし店内で、担当した客の「不快」な表情を見つけた時、どうするの?と質問しました。
パターン1 その場から立ち去る、かかわらない、見なかったことにする
→プロなら先輩に助けを求めろ
パターン2 お世辞をいう ご機嫌をとる 芸で笑わせる 飲食物で快にする
(ロールプレイで、A君にご機嫌をとるを 実演してもらった)
A「お客様、ほら見て(モンキーフェイスを続ける)」
B「先生、こいつには、俺のご機嫌はとれねえ~無理~」
C「はい、はい、私 ご機嫌とれます」
「どうぞ!」
C「お客様、今日はますますかっこいいですね~」
B「そう?それほどでもないよ、うん、Cちゃん、俺のご機嫌治ったみたい」
「そりゃあ、よかったですね」
不快な表情を見て、その場を立ち去りたくなった時にどうするか
私の提案を一つだけ覚えておいてください。
素直に理由を聞くこと。
聞き方は、テクニックが必要だけど、不快な表情を怖がる必要はありません。
不快な表情=あなたへの不満だと考えるから怖くなるけれど
冷房がきつい 頭が痛い 時間が迫っている カットが気に入らない
嫌なことを思い出して怒っている・・
どんなことかわからないけど、
困っていることを解決するお手伝いができたら喜ばれるはず。
聞いてみて、このままホットイテ!と言われたら、
ご希望通り何もしないで見守りましょう。
不快な表情をしてるのに、無視されるのと
ホットイテ欲しいと伝えて、無視されるのは
同じ無視でも、温かさが違うのです。
人前で不快な表情をするには、そこに何か意味があると思うから。
国家試験対策の話をしてる時よりも
居眠りしてる人数が減るので、こういう話を聞きたいのかなと
勝手に判断しています。