ブロークンカップ
長年愛用してきた珈琲カップが、
さっき突然 壊れて、ギョ!
「ありがとうございました」の記念撮影をして
淹れた珈琲を飲みながら、想う。
昨夕、9連休中の駐車場で転倒した。
両脇を抱えられても、脚に力が入らず、立ち上がれなかった。
徐々に機能を喪失している自覚はあったけど、
それでも 毎回、驚く。
幸運なことに、私の車の横だったので、
タイヤに手をかけて、身体の向きを変え
後部ドアを開けて、シートベルトを掴み
身体を引き寄せ、座席に上半身を乗せて
立ち上がり、皆さんにお礼をのべた。
どんな風に、引力が私を引き寄せたのか
右脚と右肘の打ち身 右手甲の擦り傷が痛む。
喪失したら、先ずは、素直に悲しむ。
そして、次回には、別の機能を失うであろう恐怖を味わう。
その上で、残された機能に焦点を当てる。
珈琲カップの、持ち手が折れても
器としての役割を果たしているのと似てる。
立ち上がれなくても、私は全てを失ったわけじゃない。
つかまり立ちできるよう、対策を考えれば良いだけのことじゃ。
ドンマイ
近くのワゴン車から飛び出してきた奥さんと、
自転車を止めて駆けてきた男子中学生と
別れた後に戻ってきた友人に
助けてもらえて、本当にありがたい。
ご恩返しに、私も誰かの力になりたい