笑顔浴

優しい時間

マインドフルネス

2010年08月08日 | Weblog
パワフルな石井朝子先生のマインドフルネスの講演は昨年に続いて2回目。
毎回エネルギーの高まりを感じて、来年も再来年も受講したい私です。

マインドフルネスは、セラピーではなくエクセサイズです。
誰でも、どこでも、いつでもできて、費用がかかりません。
しかも、効果が期待できる!

効果が認められたという論文(資料から抜粋)
1985年 Kabat   慢性疼痛
1993年 Marlatt 薬物依存症
1994年 Linehan 境界性パーソナリティ障害
1992年 Kabat   不安障害
2001年 Speca   がん(外来患者)
2002年 Teasdaleうつ病
2005年 Broderick 不安障害(抑うつ症状)

東洋の瞑想・・・気付き
西洋の黙想・・・ふりかえり
をあわせて2で割ったようなプログラムと解説くださいます。
ティック・ナム・ハンというベトナムのお坊さんが命名なさったそうです。
初めて彼が開催したマインドフルネスの会場を埋めたのは、
何の因果か、米国の「ベトナム戦争の帰還兵」だったそうで・・・。


石井先生ご自身は、Linehan先生の下で学ばれ
帰国後、武田病院で境界性パーソナリティ障害の患者さんと
(激昂すると椅子を投げるような危険な現場で)取り組み、
友人から携帯にメールの返事が来ないだけで、「飲む」「切る」「飛ぶ」人々が、
6ヶ月のプログラム後に、何年も自然に「生きている」!
本当に嬉しいという体験を拝聴しました。

「飲む」・・(薬の多量服用)
「切る」・・(自傷行為)
「飛ぶ」・・(交通機関へ飛び込み・高所から落下)

一般的に感情に飲み込まれている間は、
どなたでも衝動的な行動をとってしまいます。
私も感情的になって失敗した事は数知れず!

「ムムム~と腹が立ってきた時が、お試しのチャンス!」と
 教えていただいたので、
 トレーニングしながら、その瞬間を待っています。

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