バスーンふぁんたじあ

アマチュアバスーン吹きのメモ書き。

ダブル・タンギング

2009年07月11日 | 日記
ダブルタンギングが苦手だ。というかできない。なので、これまではシングルタンギングを練習して何とかしてきたが、何とかならないときもある。特にモーツァルトを演奏するときにはダブルタンギングができればなぁ、と思うことが度々だ。12月の演奏会ではモーツァルトの40番がある。テンポにもよるがダブルが必要になるかもしれない。

若いときと違ってシングルを練習してもそうそう早くならない。これは、真剣にダブルタンギングの練習をしなければならない。今年に入ってから、そう思ってしばらくダブルの練習をしていたのだが、このごろはさぼり気味で、昨日久しぶりに練習してみたら、まったくできなかった。少しはできるようになっていただけに練習をさぼったのが痛い。

同じ市民オケにバスーンは4人いるのだが、2人はダブルができ、もう一人はシングルがむちゃくちゃ早い。こうなると、迷惑をかけるのはいつも私だ。

コツを覚えればダブルは難しくないよ、というのだが、そのコツがなかなか覚えられない。『管楽器演奏の技法』(アーサー・ワイズバーグ著・田中雅仁訳)には次のようにダブルタンギングの練習方法が書かれている。

「…ダブル・タンギングにおいては「ta」と「ka」の長さをそろえることが重要なポイントの一つである。これはまず…ゆっくりしたテンポ(♩=40)から始めなければならない。この方法である程度二つの発音が安定してきたならば、次には「ka」から始めると良い。これによって「ka」がダウンビート(強拍)にくるので、アタックを強化することがやさしくなる。
 もう一つの練習方法は、次のよう「ka」のみで発音することである。「ka(k)…ka(k)…ka(k)… ka(k)…」のように練習して♩=120でできるようになったら、16分音符の音階練習に移る。これは「ta.ka.ta.ka」と「ka.ta.ka.ta」の2種類で練習する」

この「ka」の発音が難しい。息で音を発音することになるのだから、息のスピードと出した息を瞬時に止めることが必要になる。また、反応の良いリードでなければうまくいかない。ダブルタンギングはすぐにできてしまう人もいるようだが、うらやましいかぎりだ。今夜からまたダブルの練習を始めることにしよう。

早いタンギングといえば、舌を息のスピードで高速に震わせて演奏する「フラッター」を利用したタンギングもある。昔、あるオケで何回か一緒に演奏させてもらった方は、そのフラッタータンギングを使っていた。確かモーツァルトの41番の早いパッセージで使っていて、どうしたらそんなに早くできるの? と聞いたら、息のスピードを利用して舌を震わせてやるんですよ、と教えてくれた。それから少し練習してみたのだが、曲の中で使えるまでにはならなかった。これはテンポをコントロールするのがすごく難しい。うーん、これもこっそり練習してみるか。

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