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今春スタートアニメ感想第1弾

2007年04月03日 16時24分47秒 | 2007春アニメ
見たアニメの感想を順次書いていく予定。今回はその第1弾だ。書きたいと思わせる力を持った作品があれば、単独の記事として書くが、今のところはそこまでのものはない。まあ「セイントオクトーバー」も途中から出世したのだし、面白くなってくれば……と期待しているのだが。
あと、コメントは辛口なのでファンの人は読まない方がいいかもしれない(笑)。採点は適当。100点満点だが、1月スタートのアニメで最も高い評価の「セイントオクトーバー」ですら40~45点。質の高いものでも50点前後だから、よっぽどでないと高得点は出ない。1月スタートのアニメは20点を見る見ないのボーダーにしたが、今回は数が多いので30点がボーダーの予定。まあ一通り見てからまた考えるけどね。

ひとひら

予想以上にちゃんとした作品だった。
極度にあがり症の少女が、芸術系の高校に入り、演劇をするお話。お約束的な演出も多いが、要所はキチンと押さえてあって十分に見れる内容だ。演劇部と演劇同好会の存在、キャラの立ち具合なども興味を惹く。ありがちな学園ものだが、工夫次第で面白さに期待したくなる仕上がりとなった。
カット割りに不満を抱いたり、演出がベタ過ぎたりするところもあって、褒めちぎるような出来ではないが、少なくとも次を見てみたいと思わせる初回だった。
35点。

天元突破グレンラガン

ガイナらしさは出ていたし、動きで見せるという意味では合格点。ただ、それが面白さに繋がっていたかと言えば、簡単に結論を出せない。
話のテンポもいいし、キャラ立てもガイナらしいケレンを織り交ぜながら上手く描いている。第1話なので当然かもしれないが、作画も悪くない。絵も演出もキャラもそんなに悪くないのだが、問題は、では、何が魅力かという点だ。
計算された巧さは感じても、見る者を惹きつける決定的な要素を感じない。厳しい言い方をするならば、魂のない秀作アニメだ。面白さのコアの部分が見えてくれば、評価も変わるかもしれないが。
まだ1話なので、今後魂が込められるのかどうか。アニメ自体の出来が悪くないだけに、それが鍵を握りそうだ。
40点。

ハヤテのごとく!

原作は噂で聞く程度。
オープニング前のテンポが良く、つかみはOK!って感じで良いスタートを見せたのだが、本編に入るとテンポが一転して悪い。パロディ部分は別として、間延びした感じで乗り切れなかった。特にナレーションの存在がかえって邪魔に感じた。
ギャグの場合、展開の速度が重要となる。テンポを早めてスピード感で勝負するか、あえてまったりとした中でユーモアを醸し出すかだが、この作品の場合は前者が適しているだろう。しかし、それができていなかった。メリハリが無く、ただ冗長な感じだけが残ってしまった。
パロディにしても畳み掛けるような演出もなくあっさりしたもので、ギャグとしては物足りない出来だ。今回の話を半分の時間で見せたら面白かったかもというのが正直な感想。
設定自体は面白そうなので今後に期待だが、このままの出来が続くようならば見るのが辛くなりそうだ。
30点。

桃華月憚

泣ける。
30分も訳の分からぬ映像を見て、時間を無駄にしてしまった思いが泣ける。原作はアダルトゲーム。「顔のない月」の続編に当たるらしい。
前作ないし原作を知っていれば別かもしれないが、知らない者にとっては見る意味がない。ほとんど拒絶といった感じだ。
物語は何も描かれていない。意味不明なシーンの羅列。それにしても映像は綺麗なのに、キャラクターはどれも人形にしか見えないし、構図やポーズがあからさま過ぎて作り手の頭の中を心配したくなるほどだ。
おそらく2話目以降はまともな話になるはずだが、これを見た後に何があっても付いていけない。私にとって、今春スタートアニメで最初の落第作品となった。
10点。


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