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本の評価

2009年11月05日 23時38分36秒 | ブログ
10月27日の記事から、本の感想記事にその作家のこれまで読んだ本の感想へのリンクと評価を載せ始めた。
当初の目的はリンクのみであって、カテゴリによる分類では細分化されすぎて不便そうだったので単にリンクを貼ろうと思い付いた。
しかし、それだけでは殺風景な感じがしたので、☆による評価を導入した。

☆は最大10個。☆無しから☆×10までの11段階ではあるが、現実的には最上位と最下位を付ける可能性は皆無と言ってよく、9段階であり、更に☆9個と☆1個も付ける可能性は非常に低い。
☆4個が合格ラインといった印象で、3個以下は不満が勝り、6個以上で人に勧めたいと思えるレベル。当然のことながら、読み終わった直後と時間が経過した後では評価も変わる。大幅な変化はともかく、☆一つの増減は今後行うこともあるだろう(既に行った作品もある)。

アニメでも一時期5点刻みの100点満点で点数評価を記載していたことがある。これも40点が平均=合格ラインだったが、TVアニメでは各話ごとのばらつきもあるので長続きしなかった。

現在☆評価を記載しているのはリンクを貼った過去に読んだ作品に対してである。つまり、感想を書いた作品への評価は文章では書いていても☆での評価は書いていない。☆という分かりやすい評価を書いてしまうと、文章の伝えたいニュアンスが消し飛んだりするのではという不安もある。もちろん、文章の拙さが要因ではあるが。
一方で、継続的に読んでいる作家ならともかく、単発で読んだ作品は☆評価を記載する機会がない。あったとしても、相当の時間が経過してしまう。読書メーターの感想に書き加える案も考えたが、それこそ短い文を添えるだけでは文意が伝わりにくそうだ。それとは別にメモを残すというのも二度手間、三度手間といった感がする。
ひと手間増えるが、反転文字で記事のどこかに書き記しておくのが妥当かもしれない。

7月初旬に突然読書モードに突入し、4ヶ月余りでコミックを除いても160冊以上読破した。年間250冊という記録が自己ベストだが、ペースだけならそれを圧倒している。今年、7月までに読んだ本は、両手の指は越えても両足までは越えない気がするので、いかに突然切り替わったか笑ってしまうほどだ。
その中で☆8個が2冊。『図書館革命』と『ベン・トー 3』。単発ものよりもシリーズものの方が評価が高くなりがちなのは仕方ないとしても、他を圧するだけの面白さを与えてくれた作品だ。
過去にもこのレベルの作品とは出会っている。新井素子や小野不由美、「銀河英雄伝説」や「マリア様がみてる」、『すべてがFになる』や『幻詩狩り』、池宮彰一郎、火浦功、J・P・ホーガンなどなど。
この4ヶ月でも、印象的な本との出逢いはこの2冊だけに留まらない。小川一水、桜庭一樹、『西の魔女が死んだ』、”彩雲国物語”、犬村小六、コニー・ウィリス、サイモン・シン、テッド・チャン……。しかし、読みたい本はまだまだ尽きない。まだまだ出逢い足りない。
いつまでこの読書モードが持続するかは分からない。始まった時と同様突然に他のモードへと切り替わるかもしれない。特に面白いゲームと出会えたら、その可能性はかなり高まる。いつまで続くか分からないが、続くうちは好奇心の塊で新たな作家、新たな作品を切り開いて行きたい。

正直、このブログが他の人の読書の手助けになるとは考えにくいが、私自身は相も変わらず感想を書きなぐっていくだけである。それがもし、ほんの一助にでもなるのであれば幸いである。


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