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「『おもしろい書評』を書くために必要な7つの知識」を知っていても「おもしろい書評」を書くのは難しい

2011年03月10日 22時08分13秒 | ブログ
たまたま目に付いたタイトルに惹かれて読んだのが、「わかったブログ」さんの「『おもしろい書評』を書くために必要な7つの知識』である。

そこで挙げられている知識は以下の7つ。

1.「自分が主役」を強く意識する

2.共感できるキーワード・ポイントを3-7個選ぶ

3.キーワードを小見出しにして、自分の文章を書く

4.引用を入れる

5.書評タイトルを工夫する

6.面白い本に出会う

7.面白くない書評は存在しない

書かれている内容は至極妥当なもの。それを上手く整理している。

実は他人のブログの書評を読んだりすることはほとんどない。読書メーターやアマゾンのコメントを見るくらい。
一時期アニメの感想を書いていた頃、トラックバックを付けたり返したりするためにブログを回ったことがあり、その時の印象として”あらすじ”を書いているだけの記事が多いことが気になっていた。
TVアニメの場合、1話ごとの感想はあまり書くことがない。だから、そうなってしまうのは理解できる。本でもシリーズ性が強かったりすると1冊単位では書きにくいこともある。上下巻本で上巻だけで感想を書くのが難しいというケースも少なくない。

書評で”あらすじ”を書いて終わりというのでは芸がないように感じる。ただこうして書評の書き方の真っ先に取り上げられているのを見ると、少なくないのかもしれない。確かに稀に感想の書きようのないような本と出合うこともあるが、その時は無理して書かなくてもと思う。感想が書けないというのも一つの感想だし。

キーワードに関して付箋を利用していると書かれているが、私自身はその手のものを全く使わない。本に線を引いたりメモを書き込んだりする人もいるが、それにはかなり抵抗を感じてしまう。付箋は便利そうだが、読んでいると付箋をすることを忘れてしまう感じだ。メモを取ろうと思っていても、気がついたら本を読み終わっていたりしてしまう。
最近は物忘れが酷く、気になった内容がどの本に載っていたか思い出せなかったりすることも多い。さすがに何らかの手を打たないとと思うほどに。付箋なりなんなり試みないといけないようだ。

要点を数字であげるという手法は非常にうまいやり方だ。この記事に惹かれたのも7つという具体的な数字で表現されていたから。先日も新聞に対談が掲載されていたが、ポイントを先に3つあると言ったあとその内容を述べていく人がいて、その内容はともかく話し方は非常に優れていると感じた。
昔から言われている手法ではあるが、会話ではなかなか使いづらい。ブログなど書く際には有効な手だが、この記事でも「7」である必要があるかどうか微妙な項目もあり、インパクト優先であることは自覚しないといけないだろう(それが悪いわけではない)。

タイトルを工夫するのも大切なことは重々承知している。ただ毎回いいタイトルをひねり出すのは容易いことではない。本の名前を記事のタイトルに入れるかどうかもポイントだろう。記事の管理という意味では、「感想:本の名前」という記事タイトルは便利だったりもする。
時に刺激的なタイトルをつけたりもするが、それは熱意が後押ししたものとも言えるだろう。惰性で感想を書いている分にはなかなかいいタイトルを考えるところまでいかない。ブログを多くの人に読んでもらいたいという思いも常にあるにはあるが、やっぱり時々で情熱の量は変わるもの。いつもいつも気合が入っている時ばかりでないのは仕方ないことだ。

興味深い内容の記事だったけれど、私にはちょっと読みづらかった。地味なブログを書いているせいか、派手なブログは読みづらい。こればかりはどうしようもない。このくらい派手でないと多くの人に読んでもらえないのかもしれないが、これからも地味でいきます(笑)。


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