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スキウタ

2005年11月22日 20時25分09秒 | テレビ番組
昨日NHKが今年の紅白歌合戦のウリとして募集していた「スキウタ」の結果を発表した。

http://www3.nhk.or.jp/kouhaku/news1121.html

投票ハガキやメールなどによる150万件以上の投票結果から、単純な合計でなく投票種別に順位を出し、平均の少ない上位100曲(紅白)が選出された。歌手名が公表されていないため不明瞭な点もあるが、ざっと見る限り結構バランスの取れた内容だ。

最多の5曲選出されたのはSMAP。国民的人気グループであり、「世界に一つだけの花 」など素晴らしい歌もあるので当然の結果だろう。
4曲はMr.Children。個人的にはあんまり関心のあるバンドではないが、人気の高さが示された。
3曲は、石川さゆり、ORANGE RANGE、氷川きよし、松田聖子、美空ひばり、山口百恵の6組。紅白のアンケートであり、出場の可能性のない歌手の曲には投票しにくいという面を考えれば、美空ひばり、山口百恵の二人は本来はもっと高く評価されるべきだろう。演歌界の二人はいま最も人気の高さを誇る男女で妥当な結果。ORANGE RANGEはここ数年で最もブレイクしたグループ。松田聖子もさすがと言うべきか。

2曲は、aiko、宇多田ヒカル、Every Little Thing、小田和正、かぐや姫、北島三郎、Kinki Kids、GLAY、ケツメイシ、米米CLUB、小柳ゆき、坂本九、坂本冬美、サザンオールスターズ、沢田研二、高橋真梨子、CHAGE & ASKA、T.M.Revolution、テレサ・テン、DREAMS COME TRUE、中島美嘉、中島みゆき、長渕剛、中村美律子、中森明菜、浜崎あゆみ、B'z、一青窈、平井堅、松任谷由実、森進一、八代亜紀、ゆずと多数の歌手が並ぶ。ほぼ実力派ばかりで納得できるメンツだろう。

全体的にバランスの取れている感が強いが、意外な曲は、「宇宙戦艦ヤマト」「ハッピー☆マテリアル」のアニメソング、関ジャニ∞の「好きやねん、大阪」。「タッチ」はカラオケランキングで常に上位だし実写映画化もされて選出は当然。ジャニーズはSMAPの5曲、Kinki Kidsの2曲のほか、少年隊、TOKIO、関ジャニ∞が1曲ずつ。
新御三家では野口五郎、西城秀樹が1曲ずつなのに郷ひろみはなし。この世代ではジュリーの2曲が光る。
ポルノグラフィティが1曲だけなのは少し意外な感じ。サザンオールスターズも2曲だけ。これは不出場確定の影響か。

1曲も選ばれていない歌手で、スポーツ新聞に取り上げられていたのは美川憲一だが、個人的に驚いたのは松山千春。人格はともかくいい曲は多いのに。デュオの不振も目立った。あのCHEMISTRYを始め、PUFFY、Kiroro、「待つわ」のあみんなど。他に、ウルフルズ、爆風スランプ、チェッカーズ、BUMP OF CHICKEN、TUBE、チューリップ、アリス、コブクロ、ゴダイゴ、ソロでは、石原裕次郎、藤井フミヤ、中村あゆみ、近藤真彦、矢沢永吉、中村雅俊、細川たかし、都はるみらが漏れた。

今回の結果はあくまでも「参考」ということなので、実際の紅白の出場者や選曲はどうなるか分からないし、紅白は例年見たい曲だけ見るという状況なので今年もそれが変わることはないだろう。先日、再放送だったがBSディベートで紅白が取り上げられているのを見たが、現行の紅白は限界に来ているという現状認識が論者全員にあった。長時間、生放送で放映する意味合いは現在全く見えない。個人的には200曲をただ流してもらってもいいくらい(映像もいらない)。審査に参加できるなどの変更も行われるが、紅白の合戦の価値は微塵も感じられない以上、てこ入れにもなってないと思う。1対1の勝負方式にするとかならまだしも・・・。


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