★New York Jets at Pittsburgh Steelers
予想通りの好ゲームとなった。
第1クォーターJetsのQBチャド・ペニントンのインターセプトから、Steelersは流れをつかみTDで10-0。しかし、ボールコントロールはJets優勢。第2クォーター、サンタナ・モスのパントリターンTDで同点に。流れはJets。第3クォーターにはDBレジー・タングがインターセプトリターンTDでついに逆転。後半に入り、Steelersのランは安定して出だしたが、同点を目指したドライブでRBジェローム・ベティスがファンブルロスト。それでも守備が踏ん張り、つかんだチャンスをTDに持ち込み試合を振り出しに戻した。
残り時間6分。Jetsはペニントンのパスを軸に敵陣28ヤードまで迫り、勝ち越しのフィールドゴールを狙う。47ヤードのFGはポストに当たりノーグッド。風の強いハインツフィールドでは厳しい距離だった。これで攻撃権はSteelers。時間は2分を切り、ウィニングドライブが期待される。そのファーストプレイ。QBベン・ロスリスバーガーが投じたボールはすっぽりとDBディヴィッド・バレットの胸に。このインターセプトでSteelersは絶望の淵に立たされた。Kダグ・ブライエンの再挑戦は43ヤード。先ほどのキックの正確さから見ると成功して当然か。スタジアムの観衆が息を飲んで見つめたこのFGは、しかし大きく左に逸れた。
ついにオーバータイムに突入。Jetsにとっては3試合連続となる。コイントスに勝ったのはJets。レシーブを選択し、3度目のチャンスを目指す。だが、ペナルティもあってこのドライブは止められ、パント。Steelersに攻撃権が戻ったものの、フィールドポジションは悪く自陣13ヤードから。ルーキーQBのこの日の出来からすると、無理をさせるのが怖い場面だ。無難にランから入るのか、勝負を決めるためにパスから入るか、注目された最初のプレー。HCビル・カウアーは勝負に出ることを決断した。RBデュース・ステイリーのランもまじえて、パスを軸に攻めていく。ついに敵陣深くに入り、Kジェフ・リードのフィールドゴールに。33ヤードのFGは右ポストのぎりぎり内側を通り、劇的な試合は終焉した。
20-17はJetsのワイルドカードプレイオフの試合結果と同じものとなった。あのときSan DiegoのKネイト・ケイディングがFGを決めていれば、このスコアで敗れていた。今回はJetsがあのFG失敗の想いを担うこととなった。
SteelersQBベン・ロスリスバーガーは、オフェンスをコントロールできなかった。17/30という成功率、181ヤードの獲得ヤードはともかく、1TD2INTはいただけない。シーズン終盤に見られた自信は影を潜め、チームメイトを鼓舞する姿も映像からは見られなかった。ルーキーらしからぬシンデレラボーイはプレイオフの大舞台でルーキーに舞い戻ってしまった。やってはならないインターセプト2つは、試合を壊しかねなかった。オーバータイムを迎えたとき、シーズン開幕時のエースQBトミー・マドックスを使った方がいいのではないかとさえ思った。だが、地元ファンにビッグ・ベンと期待される若者は最後の最後にオフェンスをドライブしてチームを勝利に導いた。
シンデレラストーリーと言えばRamsのQBカート・ワーナーの時を思い出す。あの時もチャンピオンシップゲームで苦戦しながら辛勝し、スーパーボウル制覇まで駆け上がった。単なる実力を超えた勢い、それがビッグ・ベンに勝利を与えたように思う。しかし、次の試合は更に厳しいことが予想される。この試合のような内容では太刀打ちできないのは明らかだ。1週間でどこまで建て直せるかが鍵になるだろう。
Jetsにとっては惜しい試合だった。あと一歩決め手に欠けたのは、プレイコールの保守性だったか。FGをあと10ヤード短くできたなら・・・。ほんのわずかな差が明暗を分けてしまった。
予想通りの好ゲームとなった。
第1クォーターJetsのQBチャド・ペニントンのインターセプトから、Steelersは流れをつかみTDで10-0。しかし、ボールコントロールはJets優勢。第2クォーター、サンタナ・モスのパントリターンTDで同点に。流れはJets。第3クォーターにはDBレジー・タングがインターセプトリターンTDでついに逆転。後半に入り、Steelersのランは安定して出だしたが、同点を目指したドライブでRBジェローム・ベティスがファンブルロスト。それでも守備が踏ん張り、つかんだチャンスをTDに持ち込み試合を振り出しに戻した。
残り時間6分。Jetsはペニントンのパスを軸に敵陣28ヤードまで迫り、勝ち越しのフィールドゴールを狙う。47ヤードのFGはポストに当たりノーグッド。風の強いハインツフィールドでは厳しい距離だった。これで攻撃権はSteelers。時間は2分を切り、ウィニングドライブが期待される。そのファーストプレイ。QBベン・ロスリスバーガーが投じたボールはすっぽりとDBディヴィッド・バレットの胸に。このインターセプトでSteelersは絶望の淵に立たされた。Kダグ・ブライエンの再挑戦は43ヤード。先ほどのキックの正確さから見ると成功して当然か。スタジアムの観衆が息を飲んで見つめたこのFGは、しかし大きく左に逸れた。
ついにオーバータイムに突入。Jetsにとっては3試合連続となる。コイントスに勝ったのはJets。レシーブを選択し、3度目のチャンスを目指す。だが、ペナルティもあってこのドライブは止められ、パント。Steelersに攻撃権が戻ったものの、フィールドポジションは悪く自陣13ヤードから。ルーキーQBのこの日の出来からすると、無理をさせるのが怖い場面だ。無難にランから入るのか、勝負を決めるためにパスから入るか、注目された最初のプレー。HCビル・カウアーは勝負に出ることを決断した。RBデュース・ステイリーのランもまじえて、パスを軸に攻めていく。ついに敵陣深くに入り、Kジェフ・リードのフィールドゴールに。33ヤードのFGは右ポストのぎりぎり内側を通り、劇的な試合は終焉した。
20-17はJetsのワイルドカードプレイオフの試合結果と同じものとなった。あのときSan DiegoのKネイト・ケイディングがFGを決めていれば、このスコアで敗れていた。今回はJetsがあのFG失敗の想いを担うこととなった。
SteelersQBベン・ロスリスバーガーは、オフェンスをコントロールできなかった。17/30という成功率、181ヤードの獲得ヤードはともかく、1TD2INTはいただけない。シーズン終盤に見られた自信は影を潜め、チームメイトを鼓舞する姿も映像からは見られなかった。ルーキーらしからぬシンデレラボーイはプレイオフの大舞台でルーキーに舞い戻ってしまった。やってはならないインターセプト2つは、試合を壊しかねなかった。オーバータイムを迎えたとき、シーズン開幕時のエースQBトミー・マドックスを使った方がいいのではないかとさえ思った。だが、地元ファンにビッグ・ベンと期待される若者は最後の最後にオフェンスをドライブしてチームを勝利に導いた。
シンデレラストーリーと言えばRamsのQBカート・ワーナーの時を思い出す。あの時もチャンピオンシップゲームで苦戦しながら辛勝し、スーパーボウル制覇まで駆け上がった。単なる実力を超えた勢い、それがビッグ・ベンに勝利を与えたように思う。しかし、次の試合は更に厳しいことが予想される。この試合のような内容では太刀打ちできないのは明らかだ。1週間でどこまで建て直せるかが鍵になるだろう。
Jetsにとっては惜しい試合だった。あと一歩決め手に欠けたのは、プレイコールの保守性だったか。FGをあと10ヤード短くできたなら・・・。ほんのわずかな差が明暗を分けてしまった。
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