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『ファイナルファンタジーXI 電撃の旅団 編 ヴァナ・ディール公式ワールドガイド 2010 Vol.2』

2010年10月23日 21時11分27秒 | FF11
ファイナルファンタジーXI 電撃の旅団 編 ヴァナ・ディール公式ワールドガイド2010 Vol.2ファイナルファンタジーXI 電撃の旅団 編 ヴァナ・ディール公式ワールドガイド2010 Vol.2
価格:¥ 2,100(税込)
発売日:2010-10-22


6月に発行された電撃のFF11ワールドガイド2010シリーズ第2弾。

『ファイナルファンタジーXI 電撃の旅団 編 ヴァナ・ディール公式ワールドガイド 2010 Vol.1』

Vol.1は98ページで1575円だったのに対して、本書は194ページで2100円。電撃のFF11攻略本恒例の厚さに戻り、細かな字でびっしり書き込まれているので読み応えは十分にありそうだ。レベルキャップの解放とアビセア導入によって大きく変化したヴァナ・ディールの現状を追うにはこれだけのボリュームが必要だと言えるだろう。

巻頭恒例の目次と旅団メンバープロフィール、そして、開発者インタビューのさわりがあって2ページ。

○最新バージョンアップ特集:最新バージョンアップ情報(6P)
9月9日のバージョンアップ情報。イベント・システム・バトルの概略、ウェポンスキル、アイテム・合成・錬成、その他の調整について見開き2ページで。ジョブ調整として4ページで20ジョブを。ただ別にジョブガイドのページがあるのでまとめた方が良さそうにも思えた。

○最新バージョンアップ特集:エンピリアン装束(4P)
AF3とも称されるエンピリアン装束について。性能はもちろん、型紙や強化アイテムの入手一覧もまとまっている。

○最新バージョンアップ特集:アトルガンエリア最新狩り場情報(2P)
9月9日のバージョンアップでモンスターの配置が変更されたアトルガンエリアの紹介。エジワ蘿洞、ゼオルム火山、カダーバの浮沼、アラパゴ暗礁域について地図入りで紹介されている。また、新規に追加されたモンスターは使用技も詳しく一覧になっている。

○最新バージョンアップ特集:アビセアの死闘(10P)
基本情報2ページのあと、3エリアのマップ&クエストを中心にそれぞれ見開き2ページずつ、最後に簡単なNMガイド。マップは通常モンスターの配置はもちろん、アクティブかどうかを色分けしているので見やすくなっている。NMガイドがボリューム不足なのは時間的制約を考えると仕方ないところか。

○『禁断の地 アビセア』(26P)
順序的に『アビセアの死闘』のあとに『禁断の地アビセア』の記事というのはちょっと変な感じがする。
アビセアエリアに対するより基本的な情報から始まり、「アビセアという世界」1ページ、「アビセアのシステム」パート1が1ページ、パート2が2ページ。アライアンス狩りの説明に見開き2ページ、メインクエストについても2ページ。
エリアガイドは各エリア6ページずつ。マップは死闘エリア同様色分けして表示されている。NM攻略に3ページ割かれていて、攻略法も記されている。

○レベル80台対応データ&全ジョブガイド(50P)
NEXT経験値やスキル適正&スキル上昇値がLv85まで対応。バトルコンテンツにLv80で挑んだ記事は読み物として楽しむ感じ。ウェポンスキル&連携解説はスキルで使用可能なWS及びレリック・ミシック用WS、カンパニエ専用WSのリスト。ただし、エンピリアンウェポン専用WSは記載無し。
全ジョブガイドは各ジョブ2ページで、最新事情2010とメイジャンの試練武器&狩り場ガイドから成っている。なお、9月に発行された「ヴァナ・ディール通信Fact Book1」で誤植ではないかとされた戦士のダブルアタック3段階目や赤魔道士のファストキャスト5段階目についての真実が語られている(青魔法セットによるダブルアタックやファストキャストが1段階目扱いとなり、戦士や赤魔道士の習得するジョブ特性は最初から2段階目扱いとなる)。9月のバージョンアップ情報が最新情報には反映されていない点はマイナス。各ジョブについてはもう少し詳しく書いて欲しい感じだが、12月にはまたレベルキャップの引き上げが予定されていることを思えば、なかなか難しいところかもしれない。

○メイジャンの試練 武器編(30P)
Vol.1の22ページを上回るボリュームとなった。基本情報などに4ページ、武器種ごとに1~2ページずつ(エンピリアンウェポンの紹介記事あり)、討伐対象NM一覧はVol.1のものと同じで地図付きで4ページ、試練関連のアビセア系NM一覧に2ページ、レリックウェポン&ミシックウェポンで2ページとなっている。

○ウォークオブエコーズ(4P)
基本情報と#01~#03までをマップ付きで攻略。

○最新版レベル75以降レベル上げガイド(6P)
経験値関連の算出法の表、コンテンツごとの経験値入手法、そして、6月のバージョンアップでモンスターの配置が変更されたプロマシアエリアの最新狩り場情報が取り上げられている。最新バージョンアップ特集のアトルガンエリアと同様地図付きで新モンスターの特殊技一覧も記載されている。

○サルベージ完全ガイド(26P)
なぜ今?って感じだけれど、電撃の攻略本ではしっかりとは攻略されていなかったのも確か。レベルキャップ解放により難易度は格段に下がっているようだが、同時に防具の価値も下がり気味か。
基本情報に2ページ、戦利品として各防具に2ページ、各エリア攻略に4~6ページから成る。エリアは地図付き。

○『プロマシアの呪縛』ミッション攻略最新版(8P)
レベル制限エリアの制限が撤廃され非常に楽になったプロマシアミッションの攻略記事。ソロ攻略の記事も。

○お役立ちデータ集(4P)
ヴァナ・ディール最新食事事情とお役立ち錬成レシピにそれぞれ2ページ。新規レシピやオススメメニューが掲載された食事事情は要注目。合成職人向けの食事として、職人修行力、職人品質力という食事効果が追加されている点もはっきりした。

○開発者インタビュー(7P)
6月22日に行われたものが4ページ、9月9日に行われたものが3ページ。このインタビューからアビセアNMの弱点法則が判明し、それについて1ページでまとめられている。

○声優さんコラム(2P)
Vol.1から引き続き、声優の中村悠一と加藤英美里のコラム。

○FF11バカノ会(1P)
こちらもVol.1から引き続いての企画記事。

○きまぐれ旅団パラダイス(3P)
団長と七つ星のユリィ(ペット)とのトレハン対決やMMM警備課調練室の紹介など。

巻末は奥付の他にモンスター種族別ガイドとして種族別のモンスターリストが掲載されている。モンスターについてだけで一冊攻略本を作ってくれても面白いかもと思うがどうだろう。

やはりこれくらいの厚さがないと電撃の旅団本としては物足りない感じがする。9月のバージョンアップに対する記事は突っ込んだ部分が少なく、6月のバージョンアップの分との統合が出来ていない印象は否めないが、それだけ大きな変化がヴァナに起きているという証明でもある。Vol.3の発売も予定されているが、その時にはどんなヴァナになっているだろう。
Vol.1の感想に食事効果一覧が欲しいと書いたが、一覧ではないものの食事効果についての記事があったのも「買い」。一方で、これだけの情報量だから仕方がないものの誤植と思しき記載もある。アビセア-タロンギのエンシェントジェイドの入手について「真価」と「貪欲」が逆じゃないかと。

【追記】
電撃の旅団公式サイトに、「『電撃の旅団 2010 Vol.2』の内容訂正について」という修正記事がアップされた(電撃プレイステーション Vol.483にも掲載)。
9月のバージョンアップ内容を盛り込むために通常以上に大変だったせいか、誤植が増えたのは仕方ないところではあるが、こうして訂正記事が公開されたのは良かったと言えるだろう。