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「ゴーストハント」シリーズ復刊

2010年10月06日 16時46分34秒 | 本と雑誌
メディアファクトリーの幽ブックスから、小野不由美の「ゴーストハント」シリーズが加筆の上で完全版として復刊される。

小野不由美 幻のホラー長編「ゴーストハント」シリーズ全編リライトで復刊!

「ゴーストハント」シリーズは1989年より講談社X文庫ティーンズハートで悪霊シリーズとして全7巻(7巻目は上下巻)、1994年に講談社X文庫ホワイトハートよりその続編に当たる『悪夢の棲む家』上下巻が刊行された。
1998年よりいなだ詩穂によって漫画化され、全12巻で最近完結となった。また、2006年にはTVアニメとして2クールにわたって放送された。

小説本編は15年以上前に終わっているが、その後も根強い人気を誇っているシリーズである。小野不由美の代表作である『十二国記』に比べると圧倒的にジュブナイル色が濃いが、少女小説らしいキャラクターの魅力が随所に現れている。現在では小説版は入手が困難ということで、今回の復刊は待ち望まれたものと言えるだろう。

本日発売の雑誌「ダ・ヴィンチ」2010年11月号ではリライト版が掲載、来月号では特集が組まれる予定だという。

ダ・ヴィンチ 2010年 11月号 [雑誌]ダ・ヴィンチ 2010年 11月号 [雑誌]
価格:¥ 490(税込)
発売日:2010-10-06


11月19日に『ゴーストハント1 旧校舎怪談』(「悪霊がいっぱい!?」改題)が発売されるのを皮切りに2ヶ月ごとに全7冊の刊行予定となっている。残念ながら、『悪夢の棲む家』についてのアナウンスは無く、シリーズ自体の復活は望み難い感じだろうか。

小野作品の中でも思い入れのあるシリーズだけに、リライト版も是非読んでみたいものだ。