予想の続き。
★ブラジル-チリ
好調南米勢同士の一戦。ブラジルはコートジボワール戦こそ思い通りの戦いをしたが、他の2試合は力を発揮できたわけではない。それでも余裕の1位通過となった。カカが戻れば攻撃は機能するだろう。守備も特に不安はない。ブラジルにとってはここからが本番といったところか。対するチリは激しいプレスを高い位置から使う積極的なサッカーで旋風を起こした。しかし、スペイン戦ではその激しさが空回りとなってしまった。ホンジュラス戦やスイス戦では一方的に攻めまくりながらも1点しかあげられなかった。決定力にもやや不安を残す。それでもサッカーの内容がいいだけに決勝トーナメントでも波乱を起こす力を見せて欲しいところだが、相手が手の内を知られているブラジルというのが辛いところだ。南米予選で2位となったチリだがブラジルには勝てなかった。高地での戦いとなるので、その利点を生かしきれるかどうか。予想は2-0でブラジル。
★パラグアイ-日本
パラグアイは堅守を武器にワールドカップでも実績を残している。しかし、最高順位はベスト16で、決勝トーナメントでは勝っていない。好調南米勢の中では相手に恵まれていた印象もある。それでも堅い守備力となにより状況に応じたサッカーができる経験は豊富だ。相手の良さをいなす戦いぶりは今大会でも目立つ。日本は豊富な運動量を武器に良いサッカーを見せているが、戦い方はワンパターン。先制されると厳しい上、相手も日本の戦い方は理解しているだろう。守り合いの中でお互い好機をいかにゴールに結び付けるかが試合の鍵になりそうだ。予想は1-0でパラグアイ。
★スペイン-ポルトガル
スペインはスイスに破れたものの残り2試合を余力を残しての勝利。ただ強さは感じられなかった。うまくは戦えているものの、強敵相手に力で圧することは難しそうだ。パスは華麗に繋がるが得点に繋がる動きが少なく、決定機を演出する機会が乏しい。ポルトガルも初戦こそガチガチの戦いだったが、北朝鮮戦に7-0で勝利すると、ブラジル戦は引き気味にドロー。その実力は未だどれほどのものか掴みかねる。守備力は確実に高いものがありそうだが、攻撃に関しては北朝鮮戦だけではあてにならないだろう。隣国であり、お互いの手の内はよく知っているはずの両チームだけに、激しい戦いが期待できる。ただガンガン攻め合うのではなく、守備に重きを置いた戦いになるだろう。スペインがポルトガルの守備を崩し切れるか。できなければスイス戦の再現となる。予想は1-0でポルトガル。
○サッカーとスタッツ
FIFAのワールドカップ公式サイトでは、リアルタイムにスタッツが表示される。シュート数やポゼッション率といった知られたものから、各選手のパス数、パス成功数、ディスタンス、トップスピードといった普段サッカーの試合で目にしないスタッツまである。それらが数分ごとに更新されている。
これまでサッカーを数字で語ることは難しかった。計る指標がなかった。それが大きく様変わりした。とはいえ、これらのスタッツを読み解く手法が知れ渡っているわけではない。ディスタンスについては、最近になって一人10kmが目安などといった言われ方がされ始めているが。もちろんディスタンスが多い方が有利に感じられるが、今大会好調の南米勢は全体に少なかったりする。サッカーの楽しみの中にこうした数字を使う新たな切り口が出来ても良さそうだが、まだそれは確立していない。もちろん、数字ばかりに目を奪われては意味がないが。しかし、将来トラップの精度やオフザボールの動きなども数字で表現できる時代が来るのかもしれない。それはそれで楽しそうだ。
★ブラジル-チリ
好調南米勢同士の一戦。ブラジルはコートジボワール戦こそ思い通りの戦いをしたが、他の2試合は力を発揮できたわけではない。それでも余裕の1位通過となった。カカが戻れば攻撃は機能するだろう。守備も特に不安はない。ブラジルにとってはここからが本番といったところか。対するチリは激しいプレスを高い位置から使う積極的なサッカーで旋風を起こした。しかし、スペイン戦ではその激しさが空回りとなってしまった。ホンジュラス戦やスイス戦では一方的に攻めまくりながらも1点しかあげられなかった。決定力にもやや不安を残す。それでもサッカーの内容がいいだけに決勝トーナメントでも波乱を起こす力を見せて欲しいところだが、相手が手の内を知られているブラジルというのが辛いところだ。南米予選で2位となったチリだがブラジルには勝てなかった。高地での戦いとなるので、その利点を生かしきれるかどうか。予想は2-0でブラジル。
★パラグアイ-日本
パラグアイは堅守を武器にワールドカップでも実績を残している。しかし、最高順位はベスト16で、決勝トーナメントでは勝っていない。好調南米勢の中では相手に恵まれていた印象もある。それでも堅い守備力となにより状況に応じたサッカーができる経験は豊富だ。相手の良さをいなす戦いぶりは今大会でも目立つ。日本は豊富な運動量を武器に良いサッカーを見せているが、戦い方はワンパターン。先制されると厳しい上、相手も日本の戦い方は理解しているだろう。守り合いの中でお互い好機をいかにゴールに結び付けるかが試合の鍵になりそうだ。予想は1-0でパラグアイ。
★スペイン-ポルトガル
スペインはスイスに破れたものの残り2試合を余力を残しての勝利。ただ強さは感じられなかった。うまくは戦えているものの、強敵相手に力で圧することは難しそうだ。パスは華麗に繋がるが得点に繋がる動きが少なく、決定機を演出する機会が乏しい。ポルトガルも初戦こそガチガチの戦いだったが、北朝鮮戦に7-0で勝利すると、ブラジル戦は引き気味にドロー。その実力は未だどれほどのものか掴みかねる。守備力は確実に高いものがありそうだが、攻撃に関しては北朝鮮戦だけではあてにならないだろう。隣国であり、お互いの手の内はよく知っているはずの両チームだけに、激しい戦いが期待できる。ただガンガン攻め合うのではなく、守備に重きを置いた戦いになるだろう。スペインがポルトガルの守備を崩し切れるか。できなければスイス戦の再現となる。予想は1-0でポルトガル。
○サッカーとスタッツ
FIFAのワールドカップ公式サイトでは、リアルタイムにスタッツが表示される。シュート数やポゼッション率といった知られたものから、各選手のパス数、パス成功数、ディスタンス、トップスピードといった普段サッカーの試合で目にしないスタッツまである。それらが数分ごとに更新されている。
これまでサッカーを数字で語ることは難しかった。計る指標がなかった。それが大きく様変わりした。とはいえ、これらのスタッツを読み解く手法が知れ渡っているわけではない。ディスタンスについては、最近になって一人10kmが目安などといった言われ方がされ始めているが。もちろんディスタンスが多い方が有利に感じられるが、今大会好調の南米勢は全体に少なかったりする。サッカーの楽しみの中にこうした数字を使う新たな切り口が出来ても良さそうだが、まだそれは確立していない。もちろん、数字ばかりに目を奪われては意味がないが。しかし、将来トラップの精度やオフザボールの動きなども数字で表現できる時代が来るのかもしれない。それはそれで楽しそうだ。