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『ファイナルファンタジーXI 電撃の旅団 編 映像攻略シリーズ(1) 印章BF』インプレッション

2008年03月31日 23時55分00秒 | FF11
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長いタイトルだなぁ(笑)。

それはさておき、これまた長い7時間を越えるという付属のDVD2枚を見終わったので感想を。
本誌の方はわずか74ページ。

目次及び旅団員のプロフィール&コメントはお約束(2ページ)。
続いて「印章BF戦全般の基礎知識」が2ページ。印章BF経験者なら知っていることばかりだろう。
「バトルフィールド別アクセスマップ」は6ページで、ゲルスバ野営陣、ホルレーの岩峰、ワールンの祠、バルガの舞台、生贄の間、ク・ビアの闘技場、宣託の間、王の間、翡翠廟、タラッカ入江、ナバゴ処刑場へのルートをマップに矢印入りで記載している。複数のルートがある場合は色違いの矢印を使っているのが見やすくなっている。もちろんBFからの排出ポイントも明記。
タラッカ入江のドゥブッカ島監視哨からのルートや、ナバゴ処刑場のバフラウ段丘(タンジャナ島)ルートはこれを見て初めて知った。
「獣人印章BF戦の概要」は見開き2ページで全43種類のBF戦を表で一覧にしている。この表では、BF突入時の魔法効果の継続の有無や、やまびこ薬、毒薬、聖水といったものが必要かどうかなどがひと目で分かるようになっている。

各獣人印章BFの攻略が24ページ。
基本的には1ページに2つのBF戦が割り当てられている。基本情報の他に、旅団オススメ編成、要注意ポイント、概要、戦術例、DVD解説、戦利品が書かれている。
旅団オススメ編成と要注意ポイントは短い文章のみだが、そのBF戦のおおよそのイメージを摑むのに役立つ。
概要は、基本的なそのBF戦の特徴が書かれている。
戦術例は、位置取りを記した図入りのものも多く、一般的なそのBF戦用の戦術について紹介してある。
DVD解説は、DVDに収録されているBF戦についてのコメントだ。一部のBF戦は一般的な構成とは違うものもあるので要注意だが。
戦利品は、一覧の他に当たりアイテムの例などのコメントが添えられている。

「光る眼」「人形工房」「南海の魔神」「ドーフェ兄弟」「攻城剛力組」のみ1ページに渡っての攻略記事となっている。「人形工房」を除けば人気の高いBF戦だ。「人形工房」はテミスオーブのBFを除けば最難関と言われるBFらしい。テミスオーブのBF戦は構成さえ揃っていれば今は攻略法も確立しているのでそんなに難易度は高くなくなっている。一方、レベル40制限で6人というこの「人形工房」は戦術も完全には確立していないこともあり未だに難易度は高いままだろう。

「獣神印章BF戦の概要」2ページ。「獣人印章BF戦の概要」の表と同じものが1ページに。他にグリップの紹介などが載っている。
各獣神印章BFの攻略が12ページ。内容は獣人印章BFのものと同じ形式。
「屍臭病予防」「四季悪日」「軍隊蠍の行軍」「戦慄の角」「動く島」「真龍」が1ページを使って攻略している。シャウトの多い3つとテミスオーブの3つだ。「動く島」「真龍」は比較的最近挑戦したが、ここに書かれている戦術よりももう少しスマートに対応できる気がした。まくまで参考例であり、他にもネット上で戦術を確認した方がいいだろう。

「皇国軍戦績BF戦の概要」2ページ。6種類なので表はわずか。他に皇国軍戦績交換アイテムリストや、ナイズル島・ハルブーン・マムージャ監視哨へのルート説明が掲載されている。
各戦績BFの攻略が4ページ。「ローリングバグズ」「詠唱中は別の顔」が1ページに、他は1ページに2つのBFとなっている。

「印章BFいろいろ豆知識集」4ページでは、ソロでの企画や戦利品についての情報がまとめてある。ソロでの攻略はかなり興味深いのでもっといろいろなBFについて戦術なども合わせてもう少し掘り下げて欲しかった。

「BF戦利品逆引きインデックス」は10ページに渡って、戦利品の性能と入手可能なBFが掲載されている。ショップへの売却価格も掲載されているので、競売で処分するか店売りにするかの判断材料にもなる。

DVDは2枚組。デフォルトはオーディオコメンタリーOFFだが、ONにしないと正直分かりにくい。デフォルトでONでいいのではと思う。いくつのかBF戦は途中4倍速の映像となるだけに、余計にコメンタリーがないとポイントが摑みづらい。
基本的に一人の視点からの映像のみなので、全体の動きまで十分に追えていないものも多いが、今回の映像では前衛視点のものばかりではなく後衛視点のものもある。
コメンタリーは、主にZangetu(侍)とOsho(ナ)なので、前衛目線な気がするのは穿ちすぎか。一人後衛視点も欲しい気がする。プロじゃないので喋りが分かりにくい部分は仕方ないが(特に団長)、BF戦後の戦利品獲得後の笑い声はちょっと品が無さすぎだった。
それでも生身のFFXIプレイヤーの声という感じがあり、その点では非常に好感が持てる。グダグダとなった戦いもあるが、それもまたBF戦らしさかもしれない。

表紙には「'080311バージョンアップ対応」と明記されているが、当然ながら学者の強化などが反映されていない。これは実はプレイヤー自身にも言えることだが、どうしても無難に定番ジョブで行くことが多いため、新ジョブや新アビリティを利用した新たな戦術の提示という部分では物足りない印象を受けた。ごく一部のBFで、コルセア、からくり士、踊り子での参加はあるけれども(青魔道士はそこそこ普通に出番がある)。

映像攻略シリーズ①と書かれているわけだから、当然②以降も期待したいところだ。
見てみたいものの一つはミッションだろう。イベント映像込みだと神だけどこれはスクエニがOKしないだろう。もう一つは今回取り上げられなかった、ENMやアサルトだろう。ENM20種類、アサルトはナイズル島を除いて50種類ある。他にもリンバスや特殊なBF戦として「應龍来来」「帝龍降臨」、「罪狩りたちの舞踏曲」「罪狩りたちの鎮魂歌」、「アシュタリフ号威力偵察」「宮廷絵師護衛指令」「アシュタリフ号船長暗殺指令」などがある。もちろん、ナイズル島アサルト、サルベージ、エインヘリヤルなどのアトルガンコンテンツもあるし、デュナミスなんてものもある。数多いFFXIのコンテンツをどういう切り口で見せるのか、それによってFFXIの攻略本としての価値が決まる。
その意味では、今回の「印章BF」という切り口はやや物足りなさを残すものだ。既に攻略情報の多くはネット上で見ることができる。映像として見ておくことの意義がないとは言わないがそう高いものでもない。それでも見て聞いて楽しめる一冊であったことは間違いない。攻略本としてお勧めはしないが、価格分は楽しめる本&DVDだった。