デザインや演出、見せ方は悪くないんだけれど、キャラクターの精神年齢が小学生レベルかと思ってしまうような内容で、困ってしまう。
ヒメが飼い始めた子犬が、敵ボスの力によって妖怪に変えられてしまう。更にその子犬の心の闇を突いてもう救えない状態へと変えられる。それを倒すだけの話。
構成も悪くて子犬を倒せないという想いが伝わらないのもあるが、救えないという状態になってしまったのなら、倒すしかないわけで、それを躊躇う気持ちを共感できない。救えるかどうかが非常にデジタルで、キャラクターが救えないと言うともうどうしようもなくなってしまう。
『喰霊-零-』でも第4話でゾンビ姿の人々を神楽が倒せないという話があった。これは彼女の実質的初陣であり、その未熟さをあとで父親に厳しく叱責されることとなる。
この話もヒメの視点のみから言えば、妖怪と化した子犬に立ち向かう姿が描かれているわけだが、他のメンバーのうろたえぶりなど細部があまりにも作り手の都合だけで描かれているため共感まで到達しない。
外見はもちろん、担う役割の大きさに比べてあまりにも未熟すぎるキャラクターたちという構図は、作品も作り手も未熟なものに見えてしまう。「覚悟」の問い方はもちろん、それをどう見せるかという点で作り手の覚悟が見えない。今のままだと、惜しいけれど駄作という評価に落ち着きそうだ。
ヒメが飼い始めた子犬が、敵ボスの力によって妖怪に変えられてしまう。更にその子犬の心の闇を突いてもう救えない状態へと変えられる。それを倒すだけの話。
構成も悪くて子犬を倒せないという想いが伝わらないのもあるが、救えないという状態になってしまったのなら、倒すしかないわけで、それを躊躇う気持ちを共感できない。救えるかどうかが非常にデジタルで、キャラクターが救えないと言うともうどうしようもなくなってしまう。
『喰霊-零-』でも第4話でゾンビ姿の人々を神楽が倒せないという話があった。これは彼女の実質的初陣であり、その未熟さをあとで父親に厳しく叱責されることとなる。
この話もヒメの視点のみから言えば、妖怪と化した子犬に立ち向かう姿が描かれているわけだが、他のメンバーのうろたえぶりなど細部があまりにも作り手の都合だけで描かれているため共感まで到達しない。
外見はもちろん、担う役割の大きさに比べてあまりにも未熟すぎるキャラクターたちという構図は、作品も作り手も未熟なものに見えてしまう。「覚悟」の問い方はもちろん、それをどう見せるかという点で作り手の覚悟が見えない。今のままだと、惜しいけれど駄作という評価に落ち着きそうだ。