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アニメ感想:夜桜四重奏~ヨザクラカルテット~ 第3話「ソノカクゴ」

2008年11月09日 02時33分16秒 | 2008秋アニメ
デザインや演出、見せ方は悪くないんだけれど、キャラクターの精神年齢が小学生レベルかと思ってしまうような内容で、困ってしまう。
ヒメが飼い始めた子犬が、敵ボスの力によって妖怪に変えられてしまう。更にその子犬の心の闇を突いてもう救えない状態へと変えられる。それを倒すだけの話。
構成も悪くて子犬を倒せないという想いが伝わらないのもあるが、救えないという状態になってしまったのなら、倒すしかないわけで、それを躊躇う気持ちを共感できない。救えるかどうかが非常にデジタルで、キャラクターが救えないと言うともうどうしようもなくなってしまう。
『喰霊-零-』でも第4話でゾンビ姿の人々を神楽が倒せないという話があった。これは彼女の実質的初陣であり、その未熟さをあとで父親に厳しく叱責されることとなる。
この話もヒメの視点のみから言えば、妖怪と化した子犬に立ち向かう姿が描かれているわけだが、他のメンバーのうろたえぶりなど細部があまりにも作り手の都合だけで描かれているため共感まで到達しない。
外見はもちろん、担う役割の大きさに比べてあまりにも未熟すぎるキャラクターたちという構図は、作品も作り手も未熟なものに見えてしまう。「覚悟」の問い方はもちろん、それをどう見せるかという点で作り手の覚悟が見えない。今のままだと、惜しいけれど駄作という評価に落ち着きそうだ。


アニメ感想:TYTANIA 第5話「憧れと、誇りと」

2008年11月09日 02時14分34秒 | 2008秋アニメ
原作にはない話でおそらくオリジナルの展開だった第5話。その出来は一語で言えば「最低」。
若い大公妃ラティーシャがタイタニアを「神」と呼んだことに二重の意味で落胆した。宗教性を排除し、そうした描写を避けていた原作に比べ安直にこの言葉を出した感覚に唖然としたのがひとつ。もうひとつは、庶民レベルならともかく、ある程度以上の立場にいる者が単純にタイタニアの支配を受け入れるということは隷属への肯定に他ならない。知性のかけらも感じさせない存在をなぜオリジナルで描くのか理解に苦しむ。
そのラティーシャの幼馴染でタイタニアに属する駐在武官エルウィンの行動も眉をひそめさせた。少なくとも彼の行動にタイタニアらしさは微塵も感じられない。女のために命を賭けることがタイタニアらしくないと言うのではない。そのための行動に芸が無さすぎた。
これはジュスランにも言えることで、これでは単純に彼の失策になってしまうだろう。罠に嵌めるために一人地上に残ったように見せかけたのかと思ったらそうでもなく、何のために彼が来たのか全く意味が分からない。この作品の一方の主人公をなぜ無能に描くのか作り手の意図が不明だ。
タイタニアを描くのに正義は必要ない。タイタニアの誇りを描くならバルアミーを使えば済むはずだ。こんな能力で未完となっている物語の続きを描こうというのなら何も期待できない。原作どおりにする必要はこれっぽっちもないが、こんな低レベルなオリジナルを見せられてもがっかりするだけだ。『銀英伝』でこんなことをやったらただじゃ済まなそうだけどね。


※一部修正。動物に例えるとその動物が可哀想だね。


アニメ感想:北斗の拳 ラオウ外伝 天の覇王 第5話「相克の兄弟!」

2008年11月09日 01時54分03秒 | 2008秋アニメ
トキ登場。そして、ついにあの名も出た。
三国志ものが薄っぺらな描き方をしていても背景に厚みを持っているように、この作品も『北斗の拳』というバックボーンがあるから見てしまう。シナリオや演出は決して出来のいいものではないが、それでも世界観を壊さない限り問題なしとなってしまう。
『北斗の拳』は連載当時もそんなに熱心に読んでいたわけではないし、アニメもちゃんと見ていたわけではない。それでも数々のインパクトがあった。未だに記憶の片隅にちゃんと存在しているのだから、本当に影響力の強い作品だったと言えるだろう。
バカマンガの最高峰と呼べるパワー溢れる作品だけに、こうしたスピンオフでもその質を問わず一定の興味を抱かせる力がある。これで出来が良ければもっと違う評価もできるのだけれど、残念ながらそれは無理って感じだ。

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アニメ感想:ケメコデラックス! 第5話「戦士の休息」

2008年11月08日 23時55分00秒 | 2008秋アニメ
一度は見るのをやめようと思ったが、もう一回だけと見てみたわけだが……。
残念ながら、評価を覆す内容ではなかった。「ケメコの歌」は良かったのだけれど、それだけでは。
問題はやはり主人公の三平太。彼に対して全く感情移入できないことが最大の不満となっている。イマドキなのかもしれないが、『ゼロの使い魔』の平賀才人とはまた違った意味で、ハーレム系アニメの主人公として嫌いなタイプに位置している。
現状認識においても、周りのキャラクターとの関係においても、あまりに無能すぎる。頭の悪い主人公はどうしても受け入れられない。そんな主人公の存在を感じさせないような演出やキャラクターが用意されているというわけでもなく、これ以上見続けるのはさすがに無理と判断した。


アニメ感想:あかね色に染まる坂 第4話「藍色のマッドパーティ」

2008年11月07日 03時00分04秒 | 2008秋アニメ
やっちゃったよ……というのが第一感。シナリオと演出が完全に崩壊している。プロの仕事とはとても言えないレベル。
豪華客船でのパーティ。客は誰も船酔いなんてしていないのに、厨房のコックだけが船酔いするとかもう思考停止もいいところ。一話を通しても結局何を描きたかったのか全く見えてこない。とにかくツッコミどころは満載だし、キャラクターの存在感は希薄だし、無茶苦茶もいいところ。端からリアリティのない作品ではあるけれど、ここまではやるけどここからはやらないというお約束も全く分からなくなるような作りだった。
これまではある程度声優の演技力でカバーしていたのに、今回はそれすら通じない出来。ここまで酷いと却って笑えるけれど、さすがにこのレベルが続くようだと見る気はしなくなる。次回は日常に戻るので、果たしてシナリオの質がどうなるか注目したい。


アニメ感想:まかでみWAっしょい! 第5話「なんか復活とかしちゃったんですけど。」

2008年11月07日 02時47分42秒 | 2008秋アニメ
『ベルばら』ファンに刺されるぞ!
いいのか、あのエンディング。暴走ここに極まれりって感じだったのだが。
封印されていた「天使」が学園を阿鼻叫喚の渦に巻き込む。主人公たちは完全に置いてきぼり状態。ギャグもパロディも全開といった感じでやりたい放題だった。
あまりに目に毒だったので、エンディング後に目の保養をちゃんと用意してるところもさすが(笑)。
感想なんて野暮。ぐっじょぶ!の一言で十分な回だ。

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アニメ感想:とらドラ! 第6話「ほんとの自分」

2008年11月07日 02時40分12秒 | 2008秋アニメ
前回登場した川嶋亜美の謎が明らかになった。それはともかく、今回主人公の竜児は大河よりも亜美の側にいることが多く、その分大河を少し離れて見る感じだったのだが……。やっぱりいいキャラクターしているね。
今回はメインのストーリーよりも細部が良かった。大河と櫛枝コンビの雰囲気だとか、相変わらずの生徒会長だとか北村だとか。「ほんとの自分」うんぬんはもうひとつといった感じだったけれど、この作品らしさは十分に伝わってくる。
あとはやはり、元気なのは女の子ばかりという印象が強かった。この作品に限らず、もはやそれが当たり前になっている。困ったことに元気な男の子というイメージが全然描けなくなってしまっている(小学生くらいまでなら別だが)。もちろんこれはアニメの中だけの話ではない。他のメディアもそうだし、現実でさえそんなイメージが漂っている。今年のアニメで唯一思い浮かぶのは『ドルアーガの塔~the Aegis of URUK~』のジルだが、あれはただのバカというか脳筋って感じで元気とはちょっと違うし。仕方ないのかもしれないが、どうなんだろうねぇ。

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アニメ感想:喰霊-零- 第4話「務大義」

2008年11月07日 02時24分04秒 | 2008秋アニメ
このままどこまでも回想が続いていくのか。1話2話のインパクトで見続けている作品だが、3話以降は平均点といったところ。作画や演出は頑張ってはいるが決して質が高いとは言えない。ネタにオリジナリティを感じない点は辛いところだ。
キャラクターも深みがあるとは言い難く、回想部だから許されるって感じのレベルだ。これで2話のラストに戻って簡単に神楽が救われてというのでは正直がっかりしてしまうだろう。回想が長引けば作品のテンションも落ちてしまい、戻すことすら難しくなる。
あと二転三転くらいないと、あの衝撃の1話2話を受け止められない。つかみとしてはいい切り口だったが、それが作品を縛るのも事実だ。その覚悟がどれだけのものか見てみたい。

ちなみに。地上波を見ていないからどの程度修正されているのか分からないが、さすがは無修正版なのかね(何が?

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アニメ感想:CHAOS;HEAD 第4話「初動 commencing」

2008年11月07日 02時10分35秒 | 2008秋アニメ
やはり主人公の拓巳の一人称視点のみで話を進行させた方がいい。第3話では彼以外の視点が混ざってテンションが落ちてしまった。どこまでがリアルでどこまでが妄想かという線引きをできるだけ曖昧なまま物語を進めていかないと、一気に陳腐な内容と成りかねないだけに、シナリオや演出の力が問われている。
キャラクターのリアリティが非常に低いのが辛いところだが、踏みとどまってもらいたいところだ。物語のテンションの高さに比べて女の子たちのキャラクター性が薄い分魅力にも乏しく不満に感じているが、そこまで求めるのは酷なのかもしれない。

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アニメ感想:今日の5の2 第5話 17時間目「エガオ」18時間目「ナガレボシ」19時間目「キガエ」

2008年11月07日 01時58分25秒 | 2008秋アニメ
Aパートまるまる使って「エガオ」。カズミを笑わせるというただそれだけの話だが、ちゃんとエロく仕上がっている(笑)。
それに比べて「ナガレボシ」はつまらなかった。動きも乏しくネタに面白みがなかった。
「キガエ」は女子のものと19.5時間目として男子のものの両方があった。水着への着替えにポンチョを使っているのは初めて知った。男子の方は昔ながらなわけだけど。珍しくノスタルジックな笑いを感じた内容だった。

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