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アニメ感想:喰霊-零- 第6話「美敵」

2008年11月24日 21時32分07秒 | 2008秋アニメ
ヌルかった話がようやく締まってきた。回想前のテンションを考えればこのくらいの緊迫感は欲しい。5話で登場した諫山冥がなかなかいい味を出しているし。
一方、霊獣である白叡の強さや禍々しさを強調する描写も増えてきた。回想部開けに白叡が簡単に神楽を救いそうでちょっと不安だ。これで安易にハッピーエンドチックな展開になれば卓袱台ひっくり返すだけじゃ済まないでしょ。最初の2話がなければ見るに値するかどうか微妙な部分も多い作品だけに、現時点での評価はしにくい。それも見る者を惹きつける手法であることは認めるが、結果的に叩かれても仕方がない。不安を払拭するものを作ってくれればこんなことは杞憂に過ぎないとなるのだが。

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アニメ感想:CHAOS;HEAD 第6話「抱擁 embracement」

2008年11月24日 21時29分46秒 | 2008秋アニメ
物語化する圧力が作品の魅力を壊してしまっているように見える。確かにストーリーもユニークではある。だが、この程度でストーリーを売りにできるとは思えない。
この作品の魅力は現実と妄想が渾然となった主観性だ。それはストーリーに関係なく存在するおかしな演出だがアニメという表現に上手く融合し独特の雰囲気を作り上げた。しかし、この演出だけではストーリーは展開できなくなる。よほど計算し尽くして組み上げねば一人称で進められるストーリーではないからだ。
ストーリーを重視して客観視点を増やせば増やすほど、特徴的な演出の生み出す魅力は減っていく。確かにエンターテイメントとしては分かりやすいストーリーを提示することは基本だが、それが作品の個性を奪うことになってしまう。
エンターテイメントではあるが深夜アニメなんて始めからマスを狙っているわけではないのだし、もっと暴走して欲しかったというのが感想だ。ストーリーを伝える努力は大切だが、より優先すべきことがあるのならストーリーなんか捨て去る勇気が見たかった。独創性なんてものは積み上げて生まれるものではない。可能性を可能性のまま終わらせそうな作品となってしまった。

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アニメ感想:のだめカンタービレ 巴里編 Lesson5

2008年11月24日 21時26分10秒 | 2008秋アニメ
黒木くん登場。彼の視点でフランスに馴染むのだめを描く一方で、のだめに振り回されていることに苛立つ千秋の姿も描かれた。
のだめと千秋は互いを高めあう関係ではあるが、もちろんそれだけに留まらない。それは人間関係の常だけれども、この二人の場合は特に型に嵌らない部分を多く持ち合わせているだけにその振幅も大きい。それがこの作品の主題であり魅力ともなっている。
かなり端折られているが、その分テンポ良くストーリーが展開している。二人の死闘の場面はもう少しじっくり描いて欲しかった気もするが、周りからのだめを描くことでのだめの良さが光った回と言えるだろう。

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アニメ感想:純情ロマンチカ2 第6話「百聞は一見に如かず」

2008年11月24日 21時23分24秒 | 2008秋アニメ
『純情エゴイスト』から上條と野分の話。2期ではこの二人のやり取りは見応えがある。
朝、帰ってきた上條が見たものは、野分が見知らぬ男と裸で寝ていた姿だった。2期では宇佐美・美咲カップルでも宇佐美兄や角が割り込んでくる展開が目立つが、この二人の間にも第三の人物が現れるとは。前回は野分の視点だったが、今回は上條の視点でその葛藤と振り回されっぷりがうまく描かれた。
それにしても野分の先輩医師だとかイジメちゃうタイプのキャラクターが多いね。まあイジメられて立つキャラクターも多いけれど。上條はその典型だしね。

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アニメ感想:とある魔術の禁書目録 第7話「三沢塾」第8話「黄金練成」

2008年11月24日 21時20分28秒 | 2008秋アニメ
新展開。ストーリーはステイルと共に錬金術師アウレオルス・イザードを追うというものだが、当麻が記憶を喪ったことをインデックスに気付かせないように振舞うという点が良くも悪くも鍵となっている。
第6話のオチ(というか1話から続いた展開のオチ)として生み出した設定=足枷を壊すための展開という印象を受けるが、予測通りのオチになってしまうかどうか気になるところだ。
6話まではインデックスを守るという明確な意志が当麻を動かしていてそれに共感を持ちえたが、第8話での錬金術師との対決では動機付けが弱かった。その分見ているものが置き去りにされた感じだ。インデックスが捕らえられたため今後は違ってくるだろうが……。
実は、この作品はバカマンガの系列なのかもしれない。戦いにおいて合理性を重視するマンガ・アニメの系列と、背負うものの大きさや想いを重視するバカマンガ・アニメの系列がある。一見知的な彩りが為されている作品だが、戦いは言葉が重要な役割を担っている。簡単に言えば当麻が言い負かすことができるかどうかが勝敗の鍵となっている。その意味では第8話の段階では当麻の背負うものは小さく、錬金術師と相対することができなかったが、インデックスが捕らえられたことで勝利するという構図が見えてくる。
もちろんバカマンガの系譜だから評価が低くなるわけではなく、どれほどバカであっても納得させるだけの勢いを描写できればそれは見る者に強いインパクトを与えられる。6話までは高いテンションをキープし、それだけのものを見せてくれた。これからも維持できるのか注目したい。

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アニメ感想:今日の5の2 第7話 24時間目「カチマケ」25時間目「ウチアイ」26時間目「ホンヤ」2

2008年11月20日 20時44分28秒 | 2008秋アニメ
「カチマケ」はPK対決やら指相撲やらでナツミに負け続けるリョータの話。指相撲とは懐かしい。ついにリョータが勝利するオチは今ひとつの出来。
「ウチアイ」は男子たちが水鉄砲で遊んでいる中で女子に水がかかり仕返しする話。女は強いって基本パターン。見せ方は悪くない。
「ホンヤ」はオチなし。5年生のリョータたちが雑誌の付録目当てに1年生向けの本を買う展開はオチが欲しかった気もする。でも実際買えるものかね。
「サンキャク」は運動会で二人三脚をするために特訓する話。リョータとユウキという珍しい組み合わせ。男の子らしく女子への気遣いができないあたりはよく描けている。まあやりすぎだけれど。
エンディング曲は『ユウヤケイロ』。オリジナル曲らしい。全13話だが最後までこれなのかな?

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アニメ感想:北斗の拳 ラオウ外伝 天の覇王 第6話「鬼、目覚める!」第7話「蒼き狼、大地を駆る!」

2008年11月20日 20時41分54秒 | 2008秋アニメ
ケンシロウが救世主として人々に受け入れられていることを知り、覇道を急ぐラオウ。片腕となる男を求めリュウロウに自ら会いに行く。王道を説くリュウロウを倒し、更なる覇道を求めるラオウ。そんなラオウに降ったリュウガは彼の片腕として戦う。リュウガの非道に憤るソウガと対立が生じるが……。
以前も書いたように、『三国志』などと同様、既に歴史は確定している。それでもラオウの側から描くことで異なるものが見えてくる。作画や演出は相変わらず決して褒められたものではないが、この世界観の強さが全てを支えている。
個々の戦いよりも生き様が重視され、「漢」の勁さを徹底的に描く姿勢は、今の時代少数派なだけに却って求められているものもある。肉体的強さ以上に精神的強さに対する憧れが惹きつける一因なのは確かだろう。

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アニメ感想:かんなぎ 第7幕「キューティー大ピンチ!激辛ひつまぶしの逆襲」(後篇)

2008年11月20日 20時38分53秒 | 2008秋アニメ
天岩戸である。なぎがすねて押入れの中に籠もっている。つぐみやざんげちゃんや美術部の面々が次々とやって来て天岩戸を開こうとするが……。
絶妙なのはなぎが押入れに籠もった理由が見る者に分からない状態が続くことだ。その謎でうまく話を引っ張っている。オチも多くの深夜アニメを見る者にとっては納得のものだろう。
最初は地味だった作品だが、このところ暴走気味。もちろん褒め言葉だ。オタク向けの楽屋落ちっぽい話が主流だがもともとそれがターゲットの作品なので問題ない。このまま突っ走って欲しい作品になってきた。

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アニメ感想:ヒャッコ 第6話「10コメ 向こう三軒 両側に虎」

2008年11月20日 20時36分36秒 | 2008秋アニメ
龍姫が主人公のエピソード。そのため割とフツーの内容。悪い話ではないが、ちょっと狙っている感じが漂うだけに、ひねりが足りない印象を受けた。
虎子たちが先に帰ってしまい一人残された龍姫。日ごろ口ではいろいろ言っていても心の内では……というツンデレ系のありがちな展開が前半。家に帰ってみると虎子たちが来ていて……という後半は家政婦のトシ子さんがいい味を出しているが、いい話仕立てがいかにもな感じがした。
素直に見ればいいのかもしれないが、子供向けアニメというわけでもなく、もう少し工夫が欲しかった。このような「いい話」は手垢のついた内容になりがちなだけに作り手のセンスが問われる。もう少し作り手の意欲が伝わる演出があればよかったのだが。

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アニメ感想:伯爵と妖精 第6話「白い弓 朱い弓」

2008年11月20日 20時33分31秒 | 2008秋アニメ
作画がちょっと乱れている。美男子は大丈夫だがリディアの顔が……。作画の乱れは心の乱れってわけでもないが、原作を読んでいない視聴者はまたも置いてけぼりの印象だ。
もう少ししっかりと説明して欲しい。相変わらずリディアを口説くシーンには力が入っていて、それは魅力的なのだが、興味深いストーリーが脇に押しやられてしまっている。ほんのちょっと分かりやすくする工夫さえあれば、万人受けするくらい面白くなりそうなだけに非常にもったいなく感じてしまう。

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