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2つの「フロンティア国家」と日本、1970年、1997年,そして現在

2008-01-01 23:54:21 | 社会/合意形成/アクター
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新しい年が始まりました。明けましておめでとうございます

表題に掲げた2つの「フロンティア国家」とはスウェーデンと米国です。そして、日本。


この38年間、それぞれの国のその時の意識(認識)とパフォーマンスを確認しておきましょう。


1970年は大阪万博です。



1997年は京都議定書です。


そして、現在です。


この図に示されたEU加盟の5カ国はいずれも京都議定書の基準年である90年に比べて温室効果ガスの排出量が減少しています。減少幅はフランスの-1.6%からドイツの-18.4%までさまざまです。しかし、もうひとつ確認しておく必要があるのは、京都議定書の目標値と比較した減少幅です。ドイツは目標値-21.0%に対して実績は-18.4%(目標未達成)で、英国は-12.5%に対して-14.8%(目標達成)、デンマークは-21.0%に対して-7.2%(目標未達成)スウェーデンは+4.0%に対して-7.3%(目標達成)、フランスは0%に対して-1.6%(目標達成)となっています

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ですから、2005年時点で京都議定書の目標値をクリアしている国は英国、スウェーデン、フランスということになります。そして、この3国の中で最も削減幅が大きくしかも、経済パフォーマンスが好調なのがスウェーデンなのです。 




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