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都市の再開発を議論するときには、構造物だけでなく、都市機能を円滑にするアクセス手段である交通システムも考えなければなりません。
自動車の排ガス対策でも、スウェーデンは世界に先駆けています。私の手元に1972年6月5日の日本経済新聞の切り抜きがあります。この記事は、この年の6月にスウェーデンで開かれた第1回国連人間環境会議の開幕に合わせた関連記事で、来日中のスウェーデン技術開発庁長官にインタビューしたものです。
長官は「まだ自動車の乗り入れ規制に至ってはいないが、交差点で停止中の自動車はエンジンのキーを切るように義務づけられ、3分以上アイドリング(カラぶかし)をすると罰金を取られる」と答えています。30年以上前の記事ではありますが、まるで、2007年の今のインタビュー記事と錯覚してしまうような、新鮮な記事ではありませんか。
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スウェーデンのアイドリング禁止の最近の状況はどうなっているのでしょうか。私は確認していませんが、スウェーデン系企業テトラパック社が先月、「Ohmy News」(2007年4月24日)に寄稿した記事の中で、スウェーデンの状況を次のように伝えています。
温室効果ガス排出抑制に対する取り組みは、人々の日常生活にも数多く見られます。例えば首都ストックホルム、中央駅のロータリーに来てみると、日本と比べて格段にクルマのエンジン音も無く静かなことに気付きます。これは条例によってアイドリングが厳しく規制されているため、1分以上の駐停車中はアイドリングを止めなければならないためです。http://www.ohmynews.co.jp/news/20070424/10429
ちなみに、日本では1996年頃、一部の自治体でアイドリング禁止が導入されたに止まっています。
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