べそかきアルルカンの詩的日常“手のひらの物語”

過ぎゆく日々の中で、ふと心に浮かんだよしなしごとを、
詩や小さな物語にかえて残したいと思います。

とり残されて

2023年06月04日 14時28分56秒 | 掌のものがたり



思いがけないめぐり逢い
決別の予感
夕暮れのうす明りはさびしく
朝あけのうす闇はうら悲しい
時がたつとともに薄らいでゆく
輪切りのレモンの微かな残り香
置き去りにされた
無口なティーカップ
あなたの視線の先にあったものが
わたしにはいまも見えない



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べそかきアルルカンの“徒然読書日記” 
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べそかきアルルカンの〝スケッチブックを小脇に抱え〟
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