べそかきアルルカンの詩的日常“手のひらの物語”

過ぎゆく日々の中で、ふと心に浮かんだよしなしごとを、
詩や小さな物語にかえて残したいと思います。

わたしはそれを知らない

2024年07月14日 22時47分02秒 | 哀愁


愛を
なくしてしまった
いや 
そうじゃない
愛なんてなかった
わたしの中に 
はじめから
けれど
消え去ることをえらんだりしない
生きることが
わたしに科せられた罰だから
抗おうとも思わない
愛なんて
なかったのだから
最初から
子をもつ母は
自分の分身を
心底愛しているのだろうか
それとも
愛そうとつとめている
だけなのか
わからない
愛に背をむけたわたしには
愛なんて



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