べそかきアルルカンの詩的日常“手のひらの物語”

過ぎゆく日々の中で、ふと心に浮かんだよしなしごとを、
詩や小さな物語にかえて残したいと思います。

ゆきやなぎの咲くころに

2017年04月08日 19時08分34秒 | 叙情

今年もまた
ゆきやなぎの花が咲きました

その花の名を教えてくれたのは
まだあどけなさの残る
とても安らかなひとでした

あれは十代も終わりのころ
春とはいえ
少しばかり肌寒い日のこと

だれにも内緒で
あなたの肖像画を描きました

その絵はいまもたいせつに
ずっと手もとに置いてあります

あれからいくつも季節は巡り
そしてまた
ゆきやなぎの花が咲きました

それはそれはもう
あたり一面真っ白なんです




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