べそかきアルルカンの詩的日常“手のひらの物語”

過ぎゆく日々の中で、ふと心に浮かんだよしなしごとを、
詩や小さな物語にかえて残したいと思います。

灯が消えてしまっても

2018年05月03日 09時52分10秒 | 慰め種


灯が消えそうになったら
新しいマッチを擦ればいい

また灯が消えかかったら
さらに新しいマッチを擦ればいい

やがてマッチが尽きてしまったら
夜が明けるのを待てばいい

それでも朝が来なければ
黙ってそのことを受け入れて
静かに微笑んでいればいい

なにも悲しむほどのことでは
ないのですから



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2 コメント

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灯火が消えてしまっても… (華純草)
2018-05-03 13:51:29
灯火が消える街並みが消える。
そんな予感をさせます。
だからこの絵は特に大切にしなければいけないと感じました。
皆さんはどう思われるかわかりませんが、この教えを忘れないで留めていきたいと思います。

戦争はしてはいけないです。
何故なら自然や街並みや、人が動物が亡くなるからです。
素適な絵ですね。
感銘を受けましたので、今日読者登録も致しました。
これからも頑張って下さいませ。
見続けます。




華純草さんへ (べそかきアルルカン)
2018-05-03 19:06:04
コメントありがとうございます。
とても励みになります。

なんでもない平凡な日々こそ
実は大切なのかもしれませんネ。

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