べそかきアルルカンの詩的日常“手のひらの物語”

過ぎゆく日々の中で、ふと心に浮かんだよしなしごとを、
詩や小さな物語にかえて残したいと思います。

灯が消えてしまっても

2018年05月03日 09時52分10秒 | 慰め種


灯が消えそうになったら
新しいマッチを擦ればいい

また灯が消えかかったら
さらに新しいマッチを擦ればいい

やがてマッチが尽きてしまったら
夜が明けるのを待てばいい

それでも朝が来なければ
黙ってそのことを受け入れて
静かに微笑んでいればいい

なにも悲しむほどのことでは
ないのですから



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コメント (2)
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