べそかきアルルカンの詩的日常“手のひらの物語”

過ぎゆく日々の中で、ふと心に浮かんだよしなしごとを、
詩や小さな物語にかえて残したいと思います。

過ぎ去ったとき

2019年09月15日 17時11分03秒 | 叙情




野の花を摘みに
里山をゆけば
季節はずれの
モンシロチョウ
木漏れ陽の中
たたずめば
あの日のあなたに
出逢えるかしら

懐かしい景色
たずねてみれば
とまどうばかり
記憶のかけら
夕暮れの道
そぞろ歩けば
あの日の場所に
いき着くかしら



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海のかけらの見える場所

2019年09月01日 17時47分43秒 | 哀愁


ひとすじの
白く長い坂道をのぼって
たどり着いた峠の向こうを眺めると
先細りの
下り坂の行き着くところに
気だるく光る
海のかけらがありました

陽射しにはまだ
夏の名残が潜んでいて
けれど
あたりの静けさは
なんとも心もとなくて

この坂をおりてゆけば潮風に
涙の味が香るでしょうか




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