#掌編 新着一覧
雨粒
とある初夏の日
三冬尽くころ
杪冬の雨
れんげの花の咲くところ
夜は必ず明けるだなんて
なすすべのなさに
そぞろ歩き
夏の盛りはとうに過ぎて
けしてあなたには聴こえない
船で去ったひとの形見として