#掌編 新着一覧

「中山七里 短いお話 ほぼ全部」 中山 七里
中山七里の短編、掌編、エッセイ、他の作家さんの作品の解説など短い作品をごそっと詰め込んだ作品。550頁越えと結構なボリューム。 短編(掌編?)故のショートショート

もう戻れない
遠いどこかで生まれた風がはるか遠くへ吹き去ってゆく遠いどこかで生まれた雲がはるか遠くへ...

ほんの些細なことが
日々いろんなことが消え去ってゆくけれどなかには忘れられないこともあるのですあなたにとっ...

ただそれだけ
かぼそい茎のさきに花ひとつひと知れず咲いて散る風わたる午後ただそれだけのことなのに★pict...

雨粒
雲のすき間にわずかながら光が射して空から雨の最後のひと粒が落ちてきましたその雫には世界...

とある初夏の日
片恋をさとられぬようぬすみ見るきみのよこ顔おどる葉もれ陽★photo:David Hamilton★ ↓↓↓ ...

三冬尽くころ
ふと目をやると残り雪の中に待雪草天使の咲かせた小さな白い花が恥じらうようにうつむいてた...

杪冬の雨
雨が降っていますみぞれまじりの雨が傘をもつ手がかじかんで少しだけ生きてることが 悲しく...

れんげの花の咲くところ
鉄路が大きく弧を描くその場所には茫洋と田畑が広がっていて春になるとあたり一面れんげの花...

夜は必ず明けるだなんて
漆黒の闇の中でひたすら息をひそめていてもまたぞろ夜は明けてしまいます希望なんてありもし...

なすすべのなさに
たえいるようなはかなげな声ふるえるまつげ ほそい肩おびえたようなまなざしをまえにどうす...