べそかきアルルカンの詩的日常“手のひらの物語”

過ぎゆく日々の中で、ふと心に浮かんだよしなしごとを、
詩や小さな物語にかえて残したいと思います。

なんだかどうにもやりきれなくて

2013年01月06日 14時01分54秒 | 掌のものがたり

そっと唇を噛みしめてみても
なにげないふりして
からっぽの空を仰いでみても
無理して笑みを浮かべてみても

わたしの涙の表面張力はすでにもう
耐えられそうにありません

裸樹の梢で最後の一葉が
そのあまりの寄る辺のなさに
なすすべもなく
ふるえています



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コメント
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