べそかきアルルカンの詩的日常“手のひらの物語”

過ぎゆく日々の中で、ふと心に浮かんだよしなしごとを、
詩や小さな物語にかえて残したいと思います。

杪冬の雨

2024年02月04日 17時22分14秒 | 掌のものがたり


雨が降っています
みぞれまじりの雨が
傘をもつ手がかじかんで
少しだけ
生きてることが 悲しくなります

冷たい雨が
見知らぬ町を濡らします
静かに 
ふかく 
沁みいるように



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