べそかきアルルカンの詩的日常“手のひらの物語”

過ぎゆく日々の中で、ふと心に浮かんだよしなしごとを、
詩や小さな物語にかえて残したいと思います。

凍てつく夜の並木道

2018年02月10日 12時32分48秒 | 夢想

凍てつく夜の底に細く横たわる並木路

木枯らしに吹かれて裸樹の梢が泣いている

湿り気を帯びた土から青い冷気が立ちのぼり

忘れられた物語は

まっすぐに続く夜の果てへと遠ざかる

レモン色に熟れた月が微かに揺れて

夜のすきまに滲んでとけた




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