べそかきアルルカンの詩的日常“手のひらの物語”

過ぎゆく日々の中で、ふと心に浮かんだよしなしごとを、
詩や小さな物語にかえて残したいと思います。

あめ色のとき

2019年10月14日 14時01分25秒 | 哀愁



夕暮れと呼ぶには
まだはやすぎる時刻
ふと迷い込んだ路地には
ほんのりとおしろい花が香り
あたりの空気があめ色に染まる
はじめてなのになんとなく
懐かしさをおぼえる裏通り
過ぎ来し方が
曖昧にとけだしてゆく
陽が沈むまでまだ少し
時は残されているというのに





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