べそかきアルルカンの詩的日常“手のひらの物語”

過ぎゆく日々の中で、ふと心に浮かんだよしなしごとを、
詩や小さな物語にかえて残したいと思います。

静かな眠りのために

2019年11月04日 17時06分58秒 | 掌のものがたり


そうしてわたしは
穴を掘っています
亡骸を葬るために
疲れ果てた
わたし自身の亡骸を

どなたか
土をかけてくださいな
冷たい穴の底に横たわる
くたびれ果てた
わたしの軀(むくろ)



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