酔眼独語 

時事問題を中心に、政治、経済、文化、スポーツ、環境問題など今日的なテーマについて語る。
 

ボストンマラソンに爆弾

2013-04-16 09:36:31 | ニュース
 伝統のマラソンレースを爆弾テロが襲った。理不尽かつ残虐極まりない行為と言わねばならない。学術と文化、大学の街ボストンで、しかも世界中から参加者が集まるマラソン大会を狙った理由は何か。即断は禁物だが、政治的主張に基づく犯行ではないと感じる。多発する銃乱射などと同様、「誰でもよかった」「多くの人を傷つけたい」という歪んだ犯人像が浮かぶ。
 
 ≪ボストン・マラソンが開催されていた米東部マサチューセッツ州ボストン市中心部のゴール付近で15日午後3時(日本時間16日午前4時)ごろ、2度の大きな爆発があった。米メディアによると、少なくとも2人が死亡、80人以上が負傷したもようだ。6人が重体という。

 CNNテレビは米連邦捜査局(FBI)筋が「テロ攻撃」とみていると伝えた。実行犯が米国人か外国人かは不明という。

 大会運営サイトによると、日本人271人が参加している。在ボストン日本総領事館によると、日本人が負傷したなどの情報は入っていないという。

 オバマ大統領は「事件を起こした者は相応の裁きを受けることになろう」とコメント。ワシントンやニューヨークなどの重要施設や地下鉄などでは警戒態勢が強化された。

 CNNなどによると、爆発が起きたのは優勝ランナーがゴールして約3時間後、マラソンは半分ほどが終了した段階だった。最初の爆発はゴール直前で起き、約10分後に約40メートル手前で2回目の爆発が起きた。ほかに2つの爆発物が見つかったとの情報もある≫=産経web=。

 オバマが緊急メッセージを発したところに米政府の危機感が表れている。NYやロス、シカゴではなくボストンということにも衝撃を受けたのだろう。アメリカ最大の敵は、実は内なる敵である―オバマはそう感じているに違いない。拡大する一途の格差、この歪みを正さなければ、この種の事件は今後も増える一方だろう。

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