酔眼独語 

時事問題を中心に、政治、経済、文化、スポーツ、環境問題など今日的なテーマについて語る。
 

元気が出る新聞!?

2015-02-04 16:09:12 | メディア
 週刊現代とポストが競うように「死ぬまでsex」を煽り立て、純情なじいさんらを惑わせていると思ったら、どっこい、新聞も負けていないようだ。「若い人が読まない」「部数が減る一方」と嘆き節の業界だが、年寄り向け広告のオンパレードでは若い人が読むわけがない。

 部数世界一を誇る読売でさえ目立つのは健康食品やサプリメントなどの通販広告だ。「いやー、すっと出た」なんて大広告は朝の食欲を萎えさせてくれる。

 通販と自社広告以外はないに等しい地方紙はもっと過激だ。ポストや現代の「死ぬまでsex」キャンペーンに呼応したかのような直截さにはおもわず笑ってしまう。「折れない自信! 精力的な毎日を」「ぐんぐん元気 中高年よ奮い立て」「ピンとくるパワー! ピンとくる実感力」-高麗人参おそるべしである。

 使った人?の体験談?がまたすごい。「妻も喜ぶ夫婦円満 今なら20代の若者にだって負ける気がしない」(65歳)「年下の彼女のためにも、120歳まで現役をつらぬきます」(77歳)

 人参、スッポン、牡蠣…、男を元気づけるあれやこれや。あっちだけ元気でもねえ。衆院選投票率が50%を割ろうかというご時世、この国民にこの新聞ありかなあ。
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