静の一日

冬に始めようと思っていた編み物にやっと着手した。
かなり楽しい。
酔って帰宅した夜にも、少しづつ編む。
色合わせを考えて、少しづつ編む。
ニット帽を目指し、毎日腕を磨くべく編む。
今日も編み物をしていた。
毛糸のキュートな小袋完成、いったい何に使おうかな？

この休暇中に読もうとセレクトしたのが〝いしいしんじ〟
以前、彼のぶらんこ乗りを読んだ。
童話のような不思議な話。
どこか夢の世界にいる気分になる本。
今日からプラネタリウムのふたごを読み始めた。
空の見えない工場の町で生まれたふたごの話。
一人は郵便配達に、一人は奇術師になった。
話はフワフワと書き連なる。
先がどうなるのか、まったく予測不能。
どういうラストになるのだろうか？
次には雪屋のロッスさんが私を待っている。
いしいしんじって平仮名の使い方が上手い。
彼の文体に合っている。

編み物と読書で、のんびりした一日。