small daily happiness

旅人の私が探す日常の小さな発見

タバコの産地

2007年03月30日 | キューバ
ビニャーレスの谷に到着したのは夕方。
町は小さく、特に何もないなー。
しかし周辺の景色は奇岩が連なり、自然満載。

次の日、周辺をグルグルと回るバスに乗り込む。
窓のないバスで緑の風を感じていると、「ブエノスディアス」という知っている声。
まいった、メキシコのサンクリストバル・デ・ラスカサスで同じ宿だった日本人。
すごい偶然、ニイサンはハバナからバイクでここまで来たそう。
さすがの行動力、やってくれるね。
バスを降り、彼のバイクの後ろに乗せてもらい、一軒のタバコ農家を訪ねた。
ここの名産品はタバコ、キューバといえば葉巻、ビニャーレスはキューバで一番のタバコの産地で、この周辺はタバコの畑ばかり。
タバコの花って黄色って知っていた?
干したタバコの葉をクルクルっと巻いて、吸い口をハサミで切って完成。
見事な職人芸、得意顔で「さー、吸っていいぞ」って言わたがタバコは吸いません。
ニイサンはこの農家を訪ねるの三回目、前回は購入したらしいけれど、今回は農家の人がタダで持って行けと言っていた。そのお礼に練乳缶をあげていた。すぐに何かお礼できる準備や現地の人に接する態度や旅人として感心するのみ。
安さにこだわる旅をするより、こういう触れ合いの旅が好ましい。

キューバという国は色々な顔を持っていると感じた。
モノは少ないけれど、人は温かく親切。
今のキューバを見れて、本当に良かった。

ビニャーレスの谷

2007年03月30日 | キューバ
キューバ内を唯一走っている列車に乗った。
サンティアゴ・デ・クーバからハバナまで15時間。
一日一本、本日はエアコン付き列車で、一等と二等があり、私の乗った二等はリクライニングできる座席だった。でもでも、進行方向とは逆にイスが設置してあり逆にすることは不可能。なななんで?
同じ車両にはキューバの陸上代表選手たちと一緒で一晩中騒がしかった。
ちなみに列車は中国製だった。

朝ハバナに到着して、すぐにバスターミナルへ歩いた。
今日中にハバナより東にあるビニャーレスの谷へ向かいたかったのだ。
ここって奇岩や緑が多くて、まるで北部ベトナムのような場所らしい。
そう聞いたら、ベトナム好きな私が行かない訳にはいかない。
長距離バスで3時間、だんだんと深い緑が増えてきた。
ありゃ、サトウキビ畑が多いキューバの風景がベトナムのハロン湾のよう。
ここって本当にキューバ?
空気が澄んでいる。
あー、もっと早くここへ来れば良かった。

有機野菜

2007年03月30日 | キューバ
キューバで食される野菜って、すべて有機栽培されているんだって。
確かに長距離バスから、道端にオーガニックの家庭菜園とか見えた。
街中や市場で野菜が売られているんだけれど、種類は決まっている。
トマト、タマネギ、バナナ、オレンジ・・・そんな感じ。

カサでは朝食や夕食が食べられた。
朝食:2~4cuc
夕食:4~6cuc
朝食は、卵料理、ハム、トマト、パン、フルーツ
夕食は、鶏料理か豚料理、ジャガイモ、トマト、豆料理、ライス
ライスとオカズがワンプレートってのが定番。
鶏料理はトマトと一緒に煮込んであり、豚料理はただ焼いてある。
一番豚料理が定番なんだって。
牛は乳製品や牛乳の供給を安定させるため食べない。
時々魚料理あり(私の場合、一度だけエビ料理があった)
豆料理はコングリ(黒豆入りゴハン)かフリホール・ネグロ(豆を塩とスパイスで煮てライスにかけて食べる)
いつも野菜はトマト、ジャガイモ、タマネギだけ・・・
野菜不足を感じた。
体が野菜を欲していた。

キューバはゴハンが不味いっていうけれど、家庭のゴハンはどのカサも美味しかった。

サルサを踊る

2007年03月29日 | キューバ
ヒッソリした夜の街を歩いていると、音楽が聞こえた。
音の方向へ向かうと、人の群れ。
そこは公民館みたいな場所、生演奏でサルサを踊る人々。

バモス ア バイラール。
さー、キューバに来たら踊らなきゃ。

実は、トリニダーでお世話になったカサのオーナーはサルサの先生ミゲル。
カナダやドイツで教えていて、英語がペラペラ。
一緒に飲みながら、少し教えてもらったが、酔った私にサルサのステップは難しかった。
最後はミゲルにキスを迫られ、ラテン男の本性を見た夜。

さて、サンティアゴ・デ・クーバでは・・・
ここでもアジアガール大人気。
座って生演奏を見たいなって思っていても、次々に踊りに誘われる。
って私のステップが付いていけません。
こりゃ見兼ねたって感じで、ここでサルサを踊っている先生登場。
一緒に踊ると、リードが上手いようで踊れている気になる。
かなり私サルサ踊れるじゃん、って少し錯覚した夜。

ムジカトリオ

2007年03月29日 | キューバ
サンティアゴ・デ・クーバも音楽の街。
街角で演奏する人々やレストランも生演奏が多い。

この街は坂が多く、道路には電車の線路後が・・・
どうやら革命前に利用されていたらしい。
夜に到着して、街の中心へ向かったら、人が少なくヒッソリ。
一晩明けて、中心街を歩くと、多くのキューバ人。
他の街以上にキューバ人のパワーを感じる。

西へ下るほどに太陽の日差しが強く、肌がジリジリする。
色白の私の肌が・・・

どこの街でも私たちアジア人を見掛けると「チノ」って声が掛かる。
〝チノ〟って中国人って意味と、アジア人って意味があるんだって。
必ず〝ハポネス〟って言い直していた私。
やはりラテンの国、目が合うとウィンクしてくるキューバ人も多い。
サンティアゴ・デ・クーバは他の街以上に、アジアガールに対してアプローチが多くて、ウンザリして早く帰りたくなったって、以前キューバ旅行をした人に聞いたけれど・・・
私に対しては、そうでもなかった気がする。
んー、何だか残念↓

ますます西へ

2007年03月29日 | キューバ
キューバは日本と同じく細長い国。
ハバナは東に位置し、私は西へ西へと向かった。
トリニダーからサンティアゴ・デ・クーバまでバスで12時間。
行き着いた街は、キューバ第二の都市〝サンティアゴ・デ・クーバ〟

東側には白人が多く、西側へ下ると黒人やムラート(白人と黒人の混血)の人口が増える。
でも、キューバって世界一人種差別がないんだって・・・

音楽の町

2007年03月28日 | キューバ
トリニダーの町には、あっちこっちでムジカ(音楽)が流れている。

音に誘われるように民家の塀の中を覗くと、洗濯物が風になびく庭先で演奏する人々・・・
手作りの打楽器、歌によって唄う人が変わり、横には犬が歩いている。
まさに生活にムジカが根付いている。
ブエナビスタソシアルクラブの歌まで飛び出し、ステキな昼下がり。

世界遺産の町

2007年03月28日 | キューバ
つい5日間も過ごしてしまったハバナ。
重い腰を持ち上げて、やっと次なる町へ移動。
町全体が世界遺産になっているトリニダーという所。
ハバナからバスで5時間半ぐらい。

石畳の古い町並みは昔のキューバへタイムトリップしたよう・・・
ハバナ帽を被った老人が荷馬車が走り、老夫婦が家の前で寛ぐ姿は微笑ましい。
ついついキューバのオジィとオバァを目で追う私。
こんな風に年を取りたい。