small daily happiness

旅人の私が探す日常の小さな発見

三度の飯が好き

2008年02月29日 | 私の感じたこと
一年の始まりは〝節分〟からという。
今月に入ってから、色々なことが動き始めた。
自分の考え方も少しづつ変わって来ている。

前職を辞めてから半年・・・
一瞬の社会復帰から四ヶ月・・・
現在、一応WEBライターってのをしているのだけど、これじゃ食っていけん。
ってことで、仕事探しをしている。
〝書く〟仕事ってのを探している。

そこで見付けたのが《映画ライター》である。
映画試写を観て、内容や感想を書くという仕事。
映画大好き、そして書く仕事、これは私向き。
やりたい、絶対にやりたい。
そう思った。そう思っちゃったんだ。

だが、給与が月10万程度。

週に8~9本ほどの試写会へ出向き、ネタをまとめる。
朝から晩まで試写を見て、夜にネタを書く。
一週間の稼働日は五日以上になるという。

それでも、給与が月10万程度。

しかも、最低でも10年~15年は続けて欲しいという。
もちろん旅について聞かれた。
「もし、また長旅に出たくなったらどうするのか?」
もちろん結婚について聞かれた。
「もし、遠方の人と結婚したらどうするのか?」
もちろん出産について聞かれた。
「もし、子育てが大変だったらどうするのか?」

五年後でも、給与が月10万程度。
十年後でも、給与が月10万程度。
ヘタしたら、それ以下ってこともあるという。
仕事に影響するから、副業はNGだという。
この仕事は〝三度の飯より映画が好き〟という人じゃないと続かないという。

40歳でも、給与が月10万程度。
50歳でも、給与が月10万程度。
そう考えたら、ゾッとした。
貯金どころか、一人で生活が出来ない。
それに、私は三度の飯が大好きだ。
食べたり、飲んだりすることが大好きだ。

この仕事は断った。
きっと何か新展開が欲しかったのだ。
充電は満タン、早く新たなことがしたくて仕方ないのだ。
あと、もう一歩。きっと、もう一歩。
もう少し、機が熟すのを待とう。
焦ったら、つかめるモノもつかめないと思うのだ。

必ず鼻水が出る

2008年02月28日 | 外ゴハンのこと
温かいモノを食べると、必ず鼻水が出る。
これって、私だけ?

ちょいと相談ごとがあり、友人と町田で会う。
ちょい人気のラーメン屋胡心房に並ぶ。
ちょい待ちです。かなり人気です。
店内は女性店主と女性店員たちで温かな雰囲気。
ラーメンはトンコツ、魚介系(煮干かな?)のダブルスープ。
トンコツなのに、あっさりしたお味。
具もチャーシューやレタスがのり、ヘルシーな感じ。
スルスル、サラサラ食べれる。こりゃ、美味い。
もちろん、鼻をかんだ。

最近、ラーメンを食べる機会多々。
先日、久しぶりに本鵠沼の〝支那そばや〟へ出向いた。
そこにはなかった。5年前に潰れたそうな。
佐野実はどこへ行ったんだ?
調べたところ、ラーメン博物館に〝支那そばや〟はあるみたい。
そこにいるのか?

パン同好会 一人活動

2008年02月27日 | パンのこと
平塚で映画を観たついでに、気になるパン屋「レピドー」へ立ち寄る。
フランス人オーナーの店ということで、ステキなカフェ風。
ちょいとカフェ・オレとか飲みたくなる雰囲気。
ここはデニッシュ系が美味いとのこと・・・
もちろん買います。

今回購入のパン
●ミニデニッシュ詰め合わせ
(ツナ、ウィンナーカスタード、ブルーベリなど6種入り)
●豆フランス
●イチヂクとピーカンナッツ

さて、お味は・・・
んー、評判のデニッシュ系は普通だった。
豆フランスは甘く煮た黒豆がフランスパン風なのにゴロゴロ入っている。
豆好きで、フランスパン好きなんで、この融合はウェルカムっす。
イチヂクとピーカンは、もっと固めなパンかと思ったがソフト。
が、これ赤ワインに合う。チーズにも合う。
次回は王道のフランスパンに手を出すつもり。

潜水服の中身は・・・

2008年02月27日 | 映画のこと
いやー、深い映画を観ました。
〝真実は小説より奇なり〟
まさにこれです。心に残る一本です。
『潜水服は蝶の夢を見る』を観たのです。

フランスのファッション雑誌ELLE編集長だったジャンは脳梗塞で倒れた。
意識、記憶、想像力は元のままだが、左目を残し体の機能をすべて失ってしまうロックト・インシンドローム(閉じ込め症候群)になる。
当初は絶望する彼だが、左目の瞬きで意思の疎通を図る。
その方法とは、とにかく根気がいる。驚くべき方法である。
フランス語のアルファベットで最も良く使う順に読み上げ、該当するアルファベットになったら、左目を瞬きする。それで単語を作り、文章を作るのだ。
日本語だったら、アイウエオを順に読み上げ「コ・ン・ニ・チ・ハ」ってつくっていくようなもの・・・あー、気が遠くなる。
この方法で一冊の本を書き上げたのが、この作品です。
20万回の瞬きで書き上げたのです。
もう、もう、もう、それだけで溜息・・・
体は動かないけれど、どこまでも想像力は広がり、どれだけの記憶力を持ち、過去を悔いたり、家族の大切さを思い知ったり、今まで何気ない生活がいかに愛おしいものだったかを綴っているのです。
いつ、なんどき、どこで、だれが、彼と同じ病気になるか分かりません。
でも彼ほどの前向きな精神性は、だれもが持てるものではない。
そう思うと、彼の偉大さを感じずにはいられません。

映像は画家のジュリアン・シュナーベル。
そりゃ、素晴らしい。詩のような映像です。
病で倒れてからのバックミュージックは一切なく、その場の音のみ。
元気でイキイキしている頃には、元気にU2などが流れます。
その対比が引き立ち、心を打ちます。
どちらも同じ人なんだけど、まるで別人のよう。
重厚な映画なので、オススメです。

首から肩へ、肩から腕へ

2008年02月25日 | 日々のこと
年明けより、首が痛くて回らなかった。
そして首の痛みは肩へ移動して、現在も時々痛む。
偏った姿勢とか目の疲れが原因だと思い、労わっていたのに日により痛む。
こりゃ、頚椎とか内臓とかどこか悪いはず。

そう思い、10日前に友人のカイロプラクティック医院へ出向いた。
どこかが悪いっていう心配は、私の杞憂に終ったようだ。
左肩の痛みの原因、長年の偏った姿勢により左右の体のバランスがずれているとのこと。
それにより左肩のリンパの流れが滞っていて、硬くなり痛みが出ているとのこと。
鏡の前に立つと、左肩が右肩に比べ下がっている。
カバンは左肩で持つ。
足を組むときも左足を上に乗せて組む。
眠っているときも左向きが多いかもしれない。
すべての原因は、私の生活習慣にあったのだ。
更に、胃の調子も少し悪いとのこと。
んー、最近暴飲暴食していない。
自覚症状がない。
むしろ調子は良い。
あっ、そういえば年末の忘年会に飲みすぎたか・・・
あれが原因か。
ヨガをすると、また肩が痛くなる。
その原因は体全体のリンパの流れが良くなり、左肩で止まってしまうため。
あちゃー、悪循環の連続。

体のバランスを整えてもらう。
回すと痛かった首が左側にスイスイ回る。
上がりずらかった左肩がサッと上がる。
おー、少しの治療で効果テキメン。
体も、人生もバランスが大切なんだね。
バランス良く生きなきゃ。
そんなことを思い、ゴッドハンドに満足して帰宅した。

しかし、昨日から左手に痺れがある。
間違いなく肩の痛みからだ。
ついに整形外科へ行くべきかもしれない。
私の体ってば、どうなっちゃたんだろう。
こんな私に今まで黙って付き合ってくれていたのかもしれない。
過酷な旅や無茶なことに・・・
それが今、すべて出てきている。

キタキタキタ…

2008年02月23日 | 私の感じたこと
最近、またチェーンメールが増えている気がするのは、私だけだろうか。

先日は、沖縄に出現した“神の手”(写真参照)
かなり信じた。
自然の神秘を感じた。
7人の友達にメールした。
幸せのお裾分けをした。
どうやらチェーンメールだったみたい。

そして昨日…
今日の朝刊に載っていた例のチェーンメールが来た。
友人の三歳の子供が急性リンパ性白血病になり、昭和医大に入院しています。
RHマイナスB型の血液不足しているので、ぜひ献血してください。
との内容、これは怪しい。
今回はそう思った。
案の定、チェーンメールだった。

こういうのって、誰が、何のために始めるのだろう。
世の中へ広まること、騒がれることが嬉しいのだろう。
う~ん、理解出来ぬ。

ペルー人攻撃

2008年02月22日 | 日々のこと
友人と地元の焼き鳥屋へ飲みに行く。
カウンターに座った瞬間、右に南米人3人組、左に南米人2人組を確認。
右のオジサンと目が合う。
つい「オラッ」って言ってた。

友人としばし盛り上がる。
その間も右から左から視線を感じる。
右チームのオジサンってば、完全にガン見・・・
いつの間にか、右チームとビールでサルー。
話せば、やはり三人ともペルー人。
この町ってば、やけに南米系の人々が多い。
ペルー人やボリビア人が工場で働いている。
来日15年というオジサンは、日本人と結婚して子供が四人いるという。
にしては、日本語がヘタなんだ。怪しいんだ。
私のポキートなスペイン語をフル活用して話す。
ペルーは良いところだけど、賃金が安いって言っていた。
日本は稼げるけれど、なんでも高いって言っていた。
セルベッサをべベールする(ビールを飲む)
ついにはバイラールへ行こうと誘われる。
サルサとかメレンゲとか踊りに行こうと・・・
が、この町には踊れる場所はない。
違う町へ行くほど踊りたい訳ではない。
トイレから戻ってくると、ペルー人同士でケンカが始まっていた。
一人が自分のお会計だけして、帰るってことになってた。
突然の展開に驚く私、原因は私の友人の出生についてだった。
彼女ってクォーターで、祖父がアメリカ人なんだけど、アメリカのどこの出身なんだってことで言い合いが始まったらしい。
熱い彼ら・・・なぜか口論・・・謎だ。
一人で帰ると言いつつ、三人で帰っていった。

すると、左チームより接触あり。
これまたペルー人。
これまた近くの工場で働く二人。
右チームとは、同じペルー人だけどアミーゴではないんだって。
なんかペルー人ってことだけで、同じにして欲しくなさそうだった。
その辺は色々とありそう。
彼らも来日して10年以上なんだけど、一人の日本語はやばかった。
普通の生活に日本語は必要ないんだろう。
スペイン語だけで生活出来ちゃうのだろう。

日本の中の南米を見た夜だった。
ちょっとセルベッサ飲みすぎ・・・

むさぼり…

2008年02月17日 | 健康のこと
湯をむさぼる。
茶と珈琲をむさぼる。
眠りとマッサージをむさぼる。
富士の一望と夕焼け空をむさぼる。
御殿場にある時之栖内、茶目湯殿にて、貪欲な一日を過ごした。

古民家を改装した施設に心が躍る。
まずは浴衣に着替えて、内湯と露天風呂を目指す。
大きな内湯は湯の温度が高めで体の芯まで温まる。
つい「ほぇー」って声が出ますわ。
温泉最高、日本の誇る文化ですわ。
体が温まったところで、ちょっと寒いけれど露天風呂へ。
もう目の前は富士山、雪景色の富士山、日本人の血が騒ぐ。
岩造りの露天風呂は外だからか温めなので、半身浴と全身浴を繰り返しながらノンビリと楽しめる。
更に、限定お一人さま専用の壷風呂あり。
本日は紅茶、殺菌作用があり、保温効果があるという。
確かに体の芯が温まる。
が、紅茶の色素が体に染みこみそうな気がするのは私だけだろうか・・・

湯から上がった私たちを待っていたのは、囲炉裏スペースだった。
大きな囲炉裏が二つあり、炭の暖かさを実感する。
しかも黒豆茶、珈琲、紅茶、緑茶が飲み放題。
好きなときに好きなだけ、そのサービスに心を掴まれる。
無心に焼ける炭を眺めていると、時を忘れてしまう。
ただ炭が焼ける様を見る、時々友人と話す、時々茶を飲む。
なんか満ち足りてる。

空腹を感じ、浴衣姿でお隣にあるレストランで〝桜海老天そば〟を頂く。
桜海老といえば静岡、サクサクしていて美味しゅうございます。
食欲が満たされ、次に来るものは・・・睡眠欲である。
マッサージ機と布団がひかれたスペースへ直行。
全身と足のマッサージを楽しみ、電気毛布で温かくなっている小さな布団で惰眠に落ちる。
完全に爆睡・・・
この時点で、すっかり時を忘れていた。
ただ体の思うままに、行動していた。
人間の欲って、どこまでも貪欲。

長い睡眠から目覚め、富士山を一望できる天空露天風呂へ向かう。
随分と陽が傾き、寒さも増している。
外階段を歩いただけで、寒くて仕方がない。
檜の露天風呂に浸かったときには、皮膚が痺れた。
そして目の前には真っ白な富士山が現れた。
この時間帯だと夕日と富士山が楽しめそうだ。
が、富士山頂には雲が掛かっている。
山頂が見えることを願いつつ、寒い中眺め続けた。
曇り空が徐々にオレンジ色に色づき、富士山も赤く染まり始める。
「辛いことの後のほうが、喜びが倍増する」
そんな友人の名言が出て、なんとなく山頂が見えた。
すっかり体は冷え切っていたけれど、満足感は大きかった。

また黒豆茶を頂き、自分たちの欲深さについて話す。
どこまで、むさぼれば気が済むのだろう。
懲りずに、もう一度湯に浸かりに行く。
外へ出ると、すっかり真っ暗だった。
センスの悪いイルミネーションが瞬いていた。

こちら平日1,500円、土日祝日2000円也。
ちなみに18歳未満お断りです。

パン同好会

2008年02月09日 | パンのこと
なるものを勝手に作ってみた。
ただパン好きの友人と、地元のパン屋を巡るってだけなんだけど・・・

本日、第一回会合。

以前から行きたかったプルクワへ向かう。ここって元は虎ノ門にあったらしいんだけど、ご主人がサーファーってことで辻堂へ引っ越してきたそう。海は人を呼ぶねーーーこの辺って、海に呼ばれて引っ越してくる人が多々。
店内は想像以上に小さく、予測以上にパンの数がなかった。
今日はいつも以上にパンが午前中に売れ、もうこれしかないとのことだった。
あー、残念。あー、でも買おう。
●カルッツォーネ
●リュスティック(セミドライトマト、オリーブ、カマンベールチーズ)
●抹茶クリームパン
以上をセレクト、リュスティックは土日限定販売。
しかも赤ワインに合いそうだ。
ここは予約しておけば、ピザをホールで焼いておいてくれるそう。
店先の外にある席で、ピザとビールで頂きたい。
まぁ、夏に・・・

これじゃ満足できぬ、ってことで二軒目へ向かう。
歩くこと約10分、湘南工科大学前に麦波ベーカリーはあった。
こちらは手作り感が溢れる温かなイメージである。
私の好きな硬そうなパン以外にケーキやクッキーなどのスィーツ発見。
が本日はパン同好会、やはりパンを買うのだ。
●平焼きアンパン
●マンゴーとピーカンナッツの胚芽パン(確か・・・)
●レーズンの胚芽パン(多分・・・)
自家製酵母で作られたパンはどれも味がある。
これまた店先にテーブルとイスあり、あー夏だったら・・・
この辺は夏向きに作られた店が多いってことだ。

寒かったので、デニーズで珈琲を飲む。
さりげなく、抹茶クリームパンを食べる。
生地もクリームも抹茶づくしで美味い。
他のパンを食べるのが、更に楽しみになった。
明日、友人とともに味わおうと思う。

日々の糧とは・・・

2008年02月08日 | 映画のこと
最近食べることって、真剣勝負なんだって思う。
何気なく食べていることが、実は大変なことなんだって・・・
生きていれば食べなければならず、食べなければ死ぬだろう。
中国の冷凍餃子問題で、安い食材にはそれなりの理由があると、改めて気付いた人も多いだろう。私たちの胃袋を満たしているのは、低賃金で働く人々が低価格の食材を作っているという事情がある。

前から興味のある映画『いのちの食べかた』を観に行った。
この映画、ナレーターや音楽は一切ない。
坦々とした映像、工場内の機械音や人が作業する物音しかしない。
とにかく衝撃映像の連続で息をのむばかりだった。

宇宙服のような重装備でパプリカに農薬を撒く。
発情したメス牛に人間の誘導で跨るオス牛、いざ本番って時、人間が持った人口膣に射精させられる。それを希釈して受精に使う。
薄暗い小屋のような場所に、鶏は大量に詰め込まれるように育てられる。時に人間が弱った鶏や死んだ鶏を集める。
豚の解体工場では一日中、豚足を黙々と切り取る人間。
牛の脇腹から帝王切開で子牛を取り出す。

上記の衝撃映像の間に、その現場で働く人々が食事をしているシーンが登場する。
カメラの前で、一人で、黙々と静かに食べている。
まるで食べることは、ただの義務のように見える。見えてしまう。

今まで農業や漁業をしている映像は数多くあった。
が、畜産業しかも屠畜映像は初めてだ。
数年前に品川駅近くで働いていた。その時、毎朝のように肉卸場へ運ばれる何匹もの牛や豚を乗せたトラックに遭遇した。彼らは自分の未来に何が待っているのか知っているように悲しそうな目をしていた。ような気がする。その様子はドナドナのようで、その日一日がブルーな気分だった。夕方には多くのカラスが肉卸場の上を旋回していたっけ・・・

ベジタリアンになって、有機野菜ばかりを食べるという選択もある。
そして現在、日本には溢れるほど食べものがある。
否定してしまうことは簡単だが、それでは解決にならないと思う。
日々の食事に、食べることに感謝して、少しだけ食べものの裏にあることを考えることが重要なのだろう。