small daily happiness

旅人の私が探す日常の小さな発見

富士山パワー

2009年07月24日 | 私の感じたこと
今朝、知らない番号より電話あり。
それは御殿場警察署から・・・
な、な、なんと富士山で紛失したカメラが見付かったのです。
どなたかが拾って届けてくれたそう。
しかも着払いで送ってくれるそう。

きっと見付からないだろうと諦めたり・・・
なんだか見付かりそうな気がしたり・・・
いつも私の旅に連れ添ったカメラ・・・
何度も感動的な景色を収めてくれた。
突然のお別れは寂しい。
やはりカメラは戻ってくる。
そんな確信を持ち、その電話を受けた。

拾ってくれた方に感謝。
御殿場警察署に感謝。
富士山に感謝。

これって、間違いなく富士山パワー。
閉じていたモノが開いたよう・・・
足が筋肉痛ながら、今日はパワフル活動。
朝6時からブログアップ。
修理中の携帯電話が戻る。
行きたかったイベント予約。
今まで躊躇していたことに動く。
新たな展開が自分の中に生まれつつあるよう。

富士山で部分日食

2009年07月23日 | 修行のこと
昨年の富士登山があまりに楽しかったので、今年も旅友naoちゃんと行っちゃいました。
新月は満天の星空のはず・・・
満月は月明かりで明るいはず・・・
どちらかに行こうってことで、今年は新月を選択。
偶然にも皆既日食、富士山では部分日食の日。
こりゃ、富士山から見れるかも・・・

今年は須走口ルート五合目からアタック。
登山口には神社があり、森の中の登山道を歩く。
須走口は木や緑が多く、あっという間に六合目に到着。
山小屋前のベンチに寝転び、部分日食を雲の合間から眺めた。
ちょうど70%ぐらい太陽と月が重なっている。
曇っていたから肉眼で見え、更に日食用レンズをお借りするとハッキリ見える。
部分日食をカメラに、しっかりと写せた。
山小屋のテレビでは、硫黄島の皆既日食の模様が・・・
もうこの世のモノとは思えない美しさ・・・
息をのむほどの美しさ・・・
自然って、本当に素晴らしい。

それから無理せず、ゆっくりと登った。
高度のせいか、体力低下か、昨年より疲れやすいような・・・
それは私だけではなく、naoちゃん同様。
下界を見下ろすと、真っ白な雲海が広がる。
時々、雲の合間から山中湖や伊豆の山々が現れる。
何度も何度も休憩しながら、登山開始から約8時間後に八合目到着。
今夜は山小屋下江戸屋に素泊まり。
皇太子さまが宿泊したことがあったり、FreeTibetを訴えていたり、あっちこっちにチベット語の注意が書かれていたり・・・
ディープな山小屋は、どこか外国のゲストハウスのようで私たち向き。
しかも平日で空いていたので、広々と使え快適でキレイな寝具で清潔。
山小屋初体験としては大満足。
残念ながら、曇っていたので星は一つしか見えなかった。
自然って、本当に難しい。

夜中2時に目覚め、頂上を目指す。
ここから2時間半で到着するという。
山登り装備を最強にして、寒さ対策は万全。
これも昨年、死ぬほど寒かったことからの教訓。
登り始めると、まったく寒さは気にならない。
登山道は徐々に険しくなる。
もう10歩も歩くと息切れ・・・
いったい、頂上まで何時間掛かることやら・・・
ここで初アイテム〝酸素〟登場。
高山病になったら、使用するモノって思っていた。
いやいや、バカに出来ません。
吸った瞬間、視界が広がった。
頭に酸素が通った感じがした。
少しだけ元気になり、登り始める。
確かに少しだけ回復したが、すぐに息切れ。
しばらくすると、アラレ交じりの雨が降り始めた。
私たちは座って、ただ耐える。
着用している雨具はビショビショになった。
雨が止んで登り始めると、濡れた雨具で寒くなった。
これが低体温になる原因。
休むと寒いので、少しづつ進むしかない。
まるで修行、まさに修行。
霧が出たり、また雨が降り出したり、疲れたり、眠くなったり・・・
こりゃ、ご来光どころじゃない。
頂上では、ここ2日ほどご来光は出ていないそう。
昨年の夜間登山は自然の変化に富み、どの瞬間も目が離せなかった。
だから疲れを感じず、あっという間に頂上だった。
今年は雲だったり、霧だったり、白の世界ばかり。
山の天候は気まぐれで、同じ富士山はないのだ。
今年の富士山は厳しい。
自然って、本当に厳しい。

4時間後、ついに霧の頂上到着。
やり遂げた、ついにやり遂げた。
二人で抱き合って喜ぶ。
何度も諦めようと思ったのに、なぜか登っちゃった。
山小屋で朝ごはんを食べていると、太陽が顔を見せ始めた。
眩しいほどの光の中、早々下山開始。
頂上に未練なく、下山して温泉へ行くことを目標にする私たち。
いやー、下山って楽にスイスイ下りられる。
高度が下がるからか、足に対する負担からか・・・
砂を滑るように下りる須走口。
スケートの要領で、滑るように下りていく。
暑くなったので、着ていたものを脱いでいく。
真冬の世界から、夏の世界へ。
何度か休憩して、ハッと気付いた。
カメラがない。
先ほど休憩した場所に置き忘れた。
滑るように下りた道を、汗だくで必死に登る。
確か、この辺だったような・・・
だが、カメラ見付からず・・・
そんなこんなで、富士登山&部分日食の写真なしです。
一応、下山してから五合目の警察に届け出た。
昨年は登山靴が壊れ、今年はカメラ紛失。
最後まで、自然の中では気を抜いちゃいけないってことだ。

昨年の富士登山日記はこちら

旅人BBQ 新たな風篇

2009年07月19日 | 私の感じたこと
連休真ん中の今日。
恒例の旅人BBQ開催デー。
だけど連休中ってことで、いつものメンバー集まらず・・・
今回はmixiの旅人コミュの力をお借りして、新たな人々が参入。
これってオフ会ってやつだね。
私自身、オフ会ってやつには参加したことなし。
どんな会になるのやら・・・
なんだか楽しみでもある。

既存メンバー10名ほど。
新たなメンバー30名ほど。
そんなこんなで、青空の下でBBQ開始。
やはり旅人たち、垣根なく話が弾んでいる。
ディープキャラが多く・・・
旅自慢大会のような・・・
まぁ、旅の話がしたくて集まっているのだから・・・
仕方ないのかもしれない。
いつものメンバーだと、馴染んだ雰囲気で、決まった仲間としか話さなかったりするけれど、今回はなんとなくホスト役だったので、多くの人とお話した。

いつの間にか、クーラーボックスの前は、私の陣地となり≪Bar ayam≫になり、皆から“ママ”と呼ばれ始めた。
最近、ママやら姉さんやらしか呼ばれん。
そんなお年頃であり、姉御キャラですから・・・
赤ワインから始まり、白ワイン、杏酒、焼酎、日本酒・・・
≪Bar ayam≫は大盛況となり、最後には飲物が尽きた。
そして、久しぶりに私は飲みすぎた。
楽しいと、野外だと、大勢だと、知らない人々だと、いつも以上に飲んでしまう。
つい八方美人ぶりを発揮してしまう。
まぁ、可愛いガールズや様々な旅人と知り合えて楽しかった。
世界は広い。旅人は濃い。
そんな新たな風を感じたBBQであった。

夏祭り、音霊、お神輿

2009年07月16日 | イベントのこと
梅雨明けしたら、急に暑い。
もう夏だ。こりゃ、海だーーー。
ってことで、今年も逗子海岸にある音霊へ行ってきた。
すっかり有名になったキマグレンが経営している海のライブハウス。
毎年、こっそり楽しませて戴いています。

逗子駅に到着すると、いつもと違う雰囲気。
どこか街中が浮かれている。
なんだ、なんだ、何があるんだ?
浴衣の子どもたち、立ち並ぶ露店、半被姿の男性・・・
こりゃ、夏祭りだね。
駅から徒歩5分ほどの亀岡八幡宮で夏季例大祭が行われていた。
境内には所狭しと、様々な露店が並ぶ。
それを楽しむ人々・・・
逗子って、こんなに人が住んでいたんだ。
逗子って、こんなに子どもがいたんだ。
シットリした印象の逗子の違う側面。
きっと一年の中で一番輝いていそう。

少しだけ夏祭りを楽しみ、海岸へ向かう。
夕方だというのに、まだまだ日差しは強い。
泳いでいる人やら、焼いている人やら、飲んでいる人やら・・・
ここは夏本番です。
音霊前の砂浜に座り込み、ビールをゴクリ。
夏のビールは最高です。
今回のお目当ては〝泉谷しげる〟さん。
他にも持田香織さん、フライングキッズの浜崎貴司さんも登場らしい。
ボチボチ中から歌声が聞こえる。
夕日が傾く中、私と友人は語り合う。
海の様子は昼から夜モードへ。
健康的な人々は帰宅、謎の人々が残る。
暗くなった頃、パンチのある歌声が響く。
ついに、泉谷しげるさん登場。
知っている歌、知らない歌が続いた。
次に持田香織さんのメロウな歌が流れ・・・
「そろそろ帰ろっか」って相談していると・・・
またも、泉谷しげるさん再登場。
皆で、忌野清志郎の曲を歌っている。
なーんか嬉しい。なーんか得した気分。
海に向かって、一緒に歌った。
「忌野を忘れんなーーー」って泉谷しげるはシャウトした。
満たされた気分のまま、ちょっとだけ花火する。
今日だけで、夏を満喫したよう・・・

駅までの道を戻っていると、祭囃子の音が・・・
まだ夏祭りは終わっていないんだ。
商店街を進むと、お神輿を担ぐ人々。
一年に一度の行事に注ぐ人々のエネルギー。
それは見事に天へと昇っていく。
逗子の神さまは、皆に愛され幸せだね。

写真:夕暮れの逗子海岸

お伊勢参り作法

2009年07月12日 | お気に入りなこと
ただいま~伊勢神宮から戻りました。
行きも帰りも、車で10時間のショートトリップ。
しかも、高速道路使わず・・・
一般道だけなのに渋滞に一度も引っ掛からず・・・

伊勢神宮は二度目。
前回は伊勢神宮の重要性も分らず、大きな神社って気持ちだけで初詣に訪れましたが、今回は違います。
私が働く鍼灸院の先生は伊勢神宮達人。
年間二度以上、すでに40回以上行っているそうな・・・
先生からのアドバイスで、今回は上級なお伊勢参りとなりました。

伊勢神宮は外宮→内宮の順番にお参りするもの。
人の少ない早朝がオススメとのこと。
私たちは6時半に外宮をお参り。
こちらは衣食住などの産業をお守りする豊受大神をお祀りしています。
二拝二拍手一拝。
再度こちらを訪れることが出来たことに感謝。
着るモノ、食べるモノ、住む場所があることに感謝。
日本という国が繁栄するよう・・・
世界が平和になるよう・・・
そんなことを拝む。
自分のことは願うのではなく、毎日が無事過ごせることに感謝する。
それが神社の作法というもの。

続いて、内宮をお参り。
今回は一般の人より、少しだけ御正宮にお祀りされる天照大神さまの近くでご参拝できる〝御垣内特別参拝〟が目的です。
〝御垣内特別参拝〟とは、二十年に一度社殿などを新しく移す〝神宮式年遷宮(じんぐうしきねんせんぐう)〟にご奉賛すると可能になるもの。
脈々と1,300年前から続く〝神宮式年遷宮〟
平成25年に62回目が終了となります。
しかも、すべてが終了するのは8年間という長い年月を要しているのです。
現代には考えられない時間の概念・・・
ただ、ため息が出るばかり・・・
〝御垣内特別参拝〟には、一回限りと7年間何度も参拝可能な2種類があります。
一回限りは千円~、7年間は一万円~。
私たちは一回限りを選択。
名前入りの協賛員証を戴けます。
正式に神さまにご参拝するので、服装は重要。
男性はスーツもしくはモーニング。
女性はそれに準じたもの、やはりスーツが無難なよう。
一応ワンピース着用の私・・・カジュアルすぎか・・・
ちょっと不安・・・いや、かなり不安・・・

まずは、御正宮の天照大神さまにご挨拶。
日本の神さまの中で、一番の神さま。
ご参拝する際のお賽銭は、小銭だったらアラ塩で洗い、和紙に包んで持参するといいそうです。
お札はピン札がいいそうです。
一般の神社でも同じ作法。
今まで神さまがいるか、いないか感じることはあったが、神さまの違いっていうのは分らなかった。
今回、初めて神さまによって異なるということが分りました。
やはり、天照大神さまはスゴイです。
引き続き〝御垣内特別参拝〟へ。
心配した通り、服装の注意あり。
今回は特別ということで、スーツじゃなくてもOKに・・・
まずは塩でお清めされ、宮司さんの後に続いて中へと入ります。
そこはヒンヤリした静寂の空間。
少しだけ神の領域に入ってしまったことを肌で感じました。
静かにご参拝すると、天照大神さまと繋がったようでした。

写真:天照大神さまの荒御魂を祀る荒祭宮

五葷とは・・・

2009年07月10日 | 食べもののこと
明日の夜から、お伊勢参りへ行ってきます。
それに伴い、実践していること。
それは〝五葷禁止〟。

五葷(ゴウン)とは、ネギ・ラッキョウ・ニンニク・ニラ・タバコ類禁止。
どれもこれも強烈な匂いのモノばかり・・・
精進料理の概念に基づく考えらしく、もちろん肉や魚も禁止。
天照大御神さまは敏感な嗅覚で、クリーンな人しか近付けないよう。
今回で二度目の伊勢神宮参拝。
前回は初詣で大混雑、今回は真摯にご挨拶したいと思います。

仏教でも、殺生を禁じることから動物性食品はNG。
大きな寺院には「不許葷酒入山門」「不許葷肉入山門」という石碑が建っていることがあるそうな・・・
ありゃ、もしや酒もNGか・・・
今週も少々の晩酌しちゃってる私・・・

普段の肉抜きは慣れたもんだけど・・・
薬味やら、練り物やら、つい食べそうになっちゃう。
あと2日・・・
お伊勢の帰りに何を食べるか・・・
そんなことを考えている私は、まだまだ未熟です。

携帯電話故障につき

2009年07月06日 | 日々のこと
昨日の夕方から、携帯電話が使えません。
某イヌのお父さんの携帯電話なのだが、電源を入れると初期画面のメーカー名を表示するのみ。
そこから次の画面にも、電源を切ることも出来ず・・・
こりゃ、間違いなく故障でしょ。

結局、本日修理に・・・
メールは?
アドレスは?
写真は?
今までのデータ、すべての履歴なくなりました。

こりゃ、困った。
ミニSDカードなんぞ差し込んでいない。
パソコンにデータ保存なんぞしていない。
一切バックアップなしの私・・・

そこで、皆さんにお願いです。
メールをください。
携帯番号を記入したメールをください。
お借りしている携帯電話でも、私のメールアドレス・携帯番号で使用出来ますので、ぜひとも携帯電話アドレス宛にメールをください。
お手数ですが、よろしくお願いします。

なーんか、これも最近の身辺整理の一環のような・・・

今年も岡本太郎

2009年07月02日 | 日々のこと
古民家三昧後、今回の目的岡本太郎美術館へ向かった。
すでに古民家で満腹状態。
すぐに岡本太郎へ切り替えられない。
ってことで、美術館入り口手前にあるカフェテリアtaroで落ち着く。
taroブレンドコーヒーとベリー&ココアケーキを戴く。

昨年の同じ時期、群馬在住の友人と青山にある岡本太郎記念館へ行った。
あれから岡本太郎が好きになった。
京都へ行った際に、わざわざ万博公園まで行って〝太陽の塔〟に対面した。
渋谷駅の〝明日の神話〟も見に行った。
彼の情熱、彼の生命をダイレクトに感じた。

そして、今年も彼女と岡本太郎作品を見て回る。
岡本太郎の初期の作品からパリ時代の作品。
もっとも影響を受けたというピカソの作品。
彼が描く作品には迷いがない。
彼が撮った写真たち。
梵字を用いた作品たち。
様々な仕掛けが、彼が放った発言が、あちらこちらに散らばっている。
岡本太郎という人は、芸術家になるべくしてなった人。
祖父は書家、父は漫画家、母は作家・・・
自分を表現する道しか、最初からなかったのだろう。
更に、岡本太郎という人を知った。
充実した作品と巧みな仕掛けで、最後まで楽しめた。

写真:母の塔
塔の下に入ると、母の子宮にいるような気分。

古民家三昧

2009年07月02日 | 日々のこと
どこか田舎町へ旅した気分になった。
昔の日本に時間が戻ったようだった。

シトシト梅雨空の毎日・・・
そんなときは美術館がいいだろう。
ってことで、川崎にある生田緑地へ行ってきました。
そこは自然の宝庫である多摩丘陵の中に、美術館や花園が点在している。

最初に訪れたのは、日本民家園
北から南まで、日本各地の古民家25軒が移築されている。
それぞれの民家内も展示されているので、一軒づつ中へ入ってみる。
昔の家特有の香りが漂う。
地方によって家の構成の違いがある。
北部の家には、雪が積もったときに二階から出れるように・・・
豪農の家には、醤油や味噌を保管する置き場があったり・・・
漁村にあった歌舞伎舞台は床が回転したり・・・
蚕をご神体にした神社があったり・・・
飛騨高山にあった合掌造りの民家の店で蕎麦を食べたり・・・
道の脇に、そっとある道祖神を眺めたり・・・
とにかく見所が多くて、色々な村を訪問した気になる。