京都・宇治の陶芸教室 朝日焼作陶館 スタッフブログ

登り窯の横にかまえた朝日焼作陶館 「深く楽しい陶芸の魅力」に触れることができる窯元ならではの陶芸教室です

お客様の仕事

2022-10-21 15:50:37 | 作陶館日記
こんにちは。 
太陽が当たると暖かい~。

さて、今日はお客様の削り作業のお話。
急須の蓋を削り出している所です。

横に見える丸こいのは、本体。
コロンとした横手の急須になる予定です。


私、見てるだけ~。
手伝え!と言う声が聞こえてきそうですが、
このお客様、超ベテランです。
私ごときの手が入ったら、、邪魔(笑)

多くの人が削り作業の時に苦心する、
「作品を伏せて中心に置く」作業、
あれを難なく、ササッと済まされます。
なので、そっと見守る方が効率的(笑)


蓋は、本体の穴(口)と大きさを合わせて
作るので、ほぼ合っていますが、
蓋を置いた時に、髪の毛一本、
二本ぐらいの細い隙間を残して
ぴっちり合わせるように微調整をします。
ガサガサだと、蓋からお茶がこぼれますからね。
しかしキッチキチだと、ふたが外れないことも。
格好いい隙間って、難しいンデスよ~。

さて、お客様が蓋を削り終わられました。
次は、口と手ですね。
手も、あらかじめ作っていたものを、
本体のカーブと角度を合わせて切り取り、
隙間がないように握りやすく、
なおかつ注ぎやすい角度に接着します。
これも難しいンデスよ~。

そして、口。
おっと。ココで時間切れですね。
この続きはまた明日。

急須は、仕上げに際して
ちょっとだけ、格好イイ技が有るので
というか、ふんわりしたお約束があるので、
明日は口の話とそのお約束を書きますね。

それではまた明日。
中性焼成の窯を温めているので、
蓋(扉)を閉めてきます。
(窯内に残った湿気や、作品に残った水分を
飛ばすため、窯を温めるのです)
Please stay healthy and stay safe.

作陶館note

お客様の仕事|朝日焼作陶館 asahisakuto|note

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