京都・宇治の陶芸教室 朝日焼作陶館 スタッフブログ

登り窯の横にかまえた朝日焼作陶館 「深く楽しい陶芸の魅力」に触れることができる窯元ならではの陶芸教室です

釉薬作り

2025-01-21 15:53:35 | 工房の事
こんにちは。


題名と、表真が一致しないこと甚だしい。

そうお思いのそこの貴方しばし待たれい。
実は、これ、超原始的な
釉薬の調合の一場面でもあるのです。

燃やしている物は、「お茶の木」
宇治を代表するお茶。
それを燃やして灰にし、
釉薬にしちゃおうという試みです。

去年(?)一度、茶灰釉(ちゃばいゆう)を
作ったのですが、その再チャレンジです。

一度目に作った釉薬と、今回の釉薬、
お茶の木が違うと、微妙に取れる灰も違う
なので、もう一度一から灰を作り、
釉薬に仕立てて、テストをして
問題が無ければ、器に掛けて
世に出されます。


細かく切って燃やします


ぼーぼー


イイ感じに燃え残りなく、綺麗な灰になりました

これ、午前と午後から燃やし続けて、
出来た灰は、、、
赤ちゃんのにぎりこぶしぐらいの量。。

釉薬に仕立てるには程遠い分量です。
今日も頑張っております。
しばらく頑張らなくちっちゃね~。

そんなことで、また明日。
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削り作業

2025-01-20 15:41:02 | 一日陶芸教室
こんにちは。
今日はけずりのお話。

削り出し作業は、
お客様に残す作品を選んでいただいた後、
こういう形にしたいという完成の絵を
描いていただきます。
サインも、どこにどのように入れてほしいか
御自分で書いていただきます。
(こちらで描く時も有ります)

さてその後、削り作業をする時、
お客様の想像に近づけて仕上げるのも
我々の仕事。


どやぁ。

この方は、水挽きの時に細い筋を
たくさんつけていらしたので、
高台に続くところまで、違和感が無くなるように
同じような筋を付けました。



今、私は作陶の仕事に手を出していないので、
様子は分かりませんが、作陶の常駐スタッフが
一個一個、控を見ながら
削りを手がけてくれていると思います。

皆様の体験が楽しく、その後に届く器が
さらに素敵な毎日を彩ることを願いながら
今日も様々な仕事に勤しみます。
あ、登り窯が控えているから
水挽きもしなくちゃいけないんだった。

がんばります。
また明日。
Please stay healthy and stay safe.
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鉄絵

2025-01-18 15:33:33 | 一日陶芸教室
鉄絵体験のお皿です。


茶の葉の新芽を描いてあると思われます
表側はどうなっているのかな?


茶壺!(ちゃつぼ)

何と、新芽の茶葉を(抹茶の手前まで)加工して、
11月の口切り(くちきり)まで保管する
茶壺の絵でした。

ん?口切りって何ぞやって?
WEBさーん!

『口切り(くちきり)とは茶道の行事の1つで、
茶壺の封を切って中の茶葉を取り出すことです。
流れとしては、まずその年の4月~5月頃に
収穫された新茶の茶葉を、
陶器製の茶壷に入れます。
茶壺に入れた茶葉は詰茶(つめちゃ)といい、
比較的安価な茶葉が使われます。

ふんふん?それでそれで?

『茶壺には初夏に摘まれた茶の新芽が
入っています。(碾茶(てんちゃ)という)
碾茶は抹茶になる前の葉茶で、
半袋(はんたい)という和紙の袋に入っています。
茶壺には、濃茶用の碾茶と薄茶用の
碾茶が詰められており、蓋をして
和紙で封印されます。

おお~。安いとはいえ、
茶葉のお布団にくるまれて、
抹茶になるための茶葉が美味しくなるまで
寝かされるのですね
お口に入るまで、長いわ~。

茶壺の口封を切って葉茶を取り出し、
茶臼で挽いて使い始めることを
「口切り」といいます。
茶人にとっては「茶の正月」とも考えられ、
炉開きと合せて目出度い行事の一つです』

その行事が11月にあるのです。

さて、鉄絵の話に戻ります。

いいね!

潔くて素敵。
ココまでいろいろ切り捨てた絵は
描きなれていないと難しい。
ついつい色々描きたくなっちゃうのが人間。
和の美意識がビシバシ。

きっと、口切りの時期に
さりげなくお菓子などを乗せて
おもてなしの席で使われるのでしょうね。

次回は可愛らしい鉄絵の紹介をしたいと思います。
それではまた明日。
Please stay healthy and stay safe.


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干支にちなんで

2025-01-17 15:42:08 | 作陶館日記
こんにあいてゃ
こんにちは。

今日は、毎年干支のちいさな人形(?)を
作ってこられるお客様の、へびさんがあったので
ご紹介。

かわいい


にょろ、スンっと伸びた首が可愛い。

よく見ると、首元にはウロコ模様がちらほら。
釉薬が掛けてあるので、どこまで模様があるのか、
どんな色なのかはまだわかりませんが、、
白ヘビさんかな?
(トラの時は、ちゃんと黄色でしたし、
牛の時はまだらの子と、茶色の子とがいました)

蛇って、リアルに描くと怖くなるし、
可愛らしくすると、あるべき姿のヘビから
離れて行く気がするし・・難しいです。


とぐろ具合も可愛らしい。
高校時代の通学の時、
田圃の横を自転車でダッシュしていた時に
道を横切る白ヘビを踏んじゃったのをおもい出すよね~。
その時、ヘビにはゴメンと言いましたが、
重たすぎて絶対泣いていただろうね~。
その謝罪は、先日三輪大社へとまいった時に
「うん十年越しでいまさらなのですが、あの時は・・」と、
謝罪したよね~。

そういえば最近ヘビ見かけないね?
(冬で冬眠中なので見かけないのは当たり前ですが、
昔、おじいちゃん家の欄間(らんかん)に
にょろって歩いているのを見かけて、
ヘビも慌てたんでしょうね、ぼとっと落ちてきて。。
お互いが慌てた・・!なんていう思い出も、
最近はないんでしょうね~。
(どんな田舎だよ)笑

このヘビさんが焼きあがるのが楽しみです。
焼き上がりを見つけられたならば、
またご報告しますね。
ちょんちょんと青いウロコ模様や
青い眼とかでも可愛いでしょうね。

ヘビ年、細くてもいい、長く遠くまで
それぞれの『幸せ』が続きますように。
それではまた明日。
Please stay healthy and stay safe.

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ロクロ体験

2025-01-16 15:33:42 | 一日陶芸教室
ロクロ体験のお客様の作品です。


イイ感じの器が並んでいます



おや?手前の作品、何やら一癖ありそうな・・(笑


おもろー!


つぶした量も結構あった―!
という事は、かなりの力作


ひと癖ありそうな人だった―(笑

何事も楽むことが上手そうな方ですね。
確かフランスからだったかな。

さて、何を残しますか~?

あれとこれを残そうかしら・・という相談中。

残した点数によって値段が変わりますし、
何より、送料が高い。
海外へも問題なく到着する
(割れたりしない様に梱包するなど)
段取りはさせて頂きますが、
送料は、我々がどうにかできるものでもないしな~。
という事で、旅の記念的には残したいけれども、
残せば残すほどトータルの料金がかかるし
と悩みどころ。

せっかくなので残して~。
焼かせて~と、我々思いますが、
それはお客様次第。
今日も悩めるお客様がいらしています。

それも含めて楽しんで下さいね!
皆様のご来窯お待ちしております。
それではまた明日。

Please stay healthy and stay safe.
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