京都・宇治の陶芸教室 朝日焼作陶館 スタッフブログ

登り窯の横にかまえた朝日焼作陶館 「深く楽しい陶芸の魅力」に触れることができる窯元ならではの陶芸教室です

登り窯焚口

2022-10-25 15:54:17 | 気になるコト
こんにちは。
今日は、登り窯の焚口のご紹介。
冒頭の写真は、大火前(おおひまえ)と呼ぶ
登り窯の一番前の焚口です。

ちなみに喋りません(笑)

いつかどこかの窯焚きで、
鬼が島の紹介に使われた焚口です(笑)

(仕事しろ)笑

大きな薪を入れる下の大きい口、
半円の少し太いのを入れる口、
薪を壁に沿わすために入れる丸い焚口、
前だけで3種類の口があります。

大きい口とその上の半円。


その横にある、壁に沿わす焚口。
開けると・・

こんなん。

このほか、それぞれの部屋に焚口があり、
勤めて最初の頃は、焚口の区別がつきにくく、
攻めだしたら、窯が冷めるのを許さない
早いピッチで進められるので、
アワアワと言うていた思い出があります。
そんなんやのに、
「メンポーのゼーゲルはどうなってる?」
「胴木(どうぎ)をもっと持ってきて!」
「根引き(ねびき)をそろそろ持ってきて!」
「挿し木(さしき)を持ってきて!」の嵐。
ホント最初は「???????」
って、アタフタしておりました。

邪魔にだけはならんとこっ!!って
マジ思っておりました。(笑)

胴木は、やや太い薪。
根引きはそれより少し細い。
挿し木(差し木?)は、細こい薪。
次にでも、胴木と根引きの違いを
お伝えいたしますね。
メンポーは、窯焚きの時かな。

そして、登り窯の横に場所を移しましょう。

穴やら凹みやらが沢山・・

そのうちの四角い穴が、
焚口と思って頂いても大丈夫。なはず(笑)

コレを開けると・・

穴(当たり前)

今は手で開けていますが、窯焚き最中は
このレンガも、木や軍手がずっと触れていると
発火するほど熱いので、道具を使います。
持ちやすい棒を穴に突っ込み、
ひっかけて開けます。(道具や言うても棒~)笑

素早く開けて薪を放り込み、素早く閉めないと、
すぐに窯の中が冷めてしまうので大慌て。
しかし薪が等分に放り込めたか、
なおかつ薪が少しづつ重なっていたかなど、
見極めて進めます。手前ばっかり炎があったら、
真ん中の作品の釉薬が溶けませんし、
その逆も問題。案外頑張ってんねんで~?

今週末から窯詰めが始まる予定です。
頑張りますね。

それではまた明日。
Please stay healthy and stay safe.

作陶館note

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