京都・宇治の陶芸教室 朝日焼作陶館 スタッフブログ

登り窯の横にかまえた朝日焼作陶館 「深く楽しい陶芸の魅力」に触れることができる窯元ならではの陶芸教室です

干支皿

2024-01-21 15:19:23 | お手伝い
今日は、ウサギ年の時(去年)の
干支のお皿についてのお話です。

毎年、干支にちなんだハンコを押し、
白化粧で装飾し、御本手で焼き、
それを皆様にお届けしております。


白化粧を入れて、ふき取って・・
ハンコが浅いと白化粧が入りにくいし、
深いと、白化粧にヒビがはいってしまう。
なかなか大変です。
(毎年、200枚以上は作ります。)

一度素焼き、白化粧を入れてもう一度、素焼き。
釉薬を掛けて、御本手の窯に入ります。


どさーーー。(うんざり(小声))


チリ払いという、
ホコリを取る仕事だけでもひと仕事。



手前は、干支の鉄絵を描く茶碗、
奥は刷毛目を施された茶碗。
どさーーー。
これらは毎年繰り返されます。
頑張るけれども。
ちょっと疲れた(笑)

また明日。
Please stay healthy and stay safe.
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キボリノコンノ展

2023-11-22 15:58:14 | お手伝い
こんにちは。
今日は先日見に行った、
キボリノコンノ展のお話をいたします。
例の風邪が流行り、籠るしかなくなった時、
ふと、「木彫りをしてみよう。」と思った
作者さんが、とりくんで
写真をSNSに上げたら、あら凄い。
おもしろいじゃーん!で超有名に。
なので、木彫り歴は浅いそう。
それもびっくり。

時々、”X”に上がってきていたのを
見ていたのですが、
そっくりに作るだけではなく、、
木のままでも見せるその面白さ。


かすてら。

木の時のカステラの柔らかさよ。
むしろ、そっちの方が美味しそうな(笑)


木の板がうなぎパイに!
展示の仕方と、写真の撮り方で
面白くなるんだなーって思いました。
自分たちで撮った写真のつまらなさよ(笑)


生卵。
黄身の見え方は、あれですが、
白身の見え方、半端ない。


木のバター。
おいしそう・・。


大阪大丸で開催されていました。
残念ながら、大阪大丸での展覧会は
11月20日で終わってしまっていますが、
インスタグラムや、Xでも投稿されています。
覗いてみて下さい。(@kibori_no_konno)

なお、ご本人とは全く面識、無いです(笑)
面白かったから勝手に書いております。

明日は、柔らかそうなティッシュの
木彫りの裏側をお伝えできたらなと思います。
陶芸の話を挟むかもしれませんが。
(陶芸教室のブログという事を
忘れないようにしなくちゃね。)

また明日。
Please stay healthy and stay safe.

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

フィルタープレス

2023-11-10 15:59:44 | お手伝い
こんにちは。
今日は、フィルタープレスから粘土を
出しました。というお話です。

フィルタープレスとは・・
フィルターで粘土を留めて水分を絞るよ。
という機械です。

タンクにためた粘土を、ポンプでくみ上げて
水分を絞るのです。
さて、時間になったので粘土を出しますね。


年季が入り過ぎてガムテープで
あちこち補強されております。


引っ張って、ぱかっと開ける。


粘土の盤が出来ております。



ドドーンと出していきます。
大きさは。。


こんな感じ。
沢山できます。
1回のプレスで何本できるのかは。。
チョッと、今度聞いておきますね。

水を沢山使うので、本当は
夏の間に終わりたかった。。
(登り窯などがあったので、
予定が冬に食い込んでいます)

また明日。
Please stay healthy and stay safe.

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

窯詰め中

2023-11-07 15:18:26 | お手伝い
こんにちは。
今日は少々忙しく、窯詰め真っ最中です。
窯詰めは、なるべく午前中に詰め切って、
数時間焙り(窯の温めと釉薬の水分飛ばし)を
するのですが、今日は、朝に釉薬をかけ
昼から仕上げをし、それから詰め…と
相成っております。


まさに今な写真。


海外向けのティーポット。

一つのアイテムの全滅を避けるために、
少なくとも2回に分けて入れるのですが、
今回は一度に入れます(正直ビクビク)
今月中の納品なので時間はありますが、
窯の予定がギュウギュウに入っているので
(還元の窯、陶芸教室の窯、窯元が炊く窯と
次から次へと窯焚き予定が詰まっております)
一気に入れておこう…と、ね。

窯は、詰めて焚く、窯出しで3日は必要です。
窯出しした日の午後に、
別の窯を詰めることは可能ですが、
御本手(ごほんて)は、窯が冷めていないと
あまり美しい色が出ないので、
1日休ませる必要があります。(4日必要)

これから年末の干支作品が落ち着くまで
こんな調子の窯焚き予定だと思います。
登り窯より移動距離は短いですが、
心臓のドキドキは同じ。
皆様の応援を待っておりますね。

今日の気分は…パイ皮だけ(笑
買って帰って焼こうっと。
では、また明日。
Please stay healthy and stay safe.
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お仕事・お仕事!

2023-10-28 15:27:05 | お手伝い
こんにちは。
今日は、工房でカップの水挽きをしていました
というお話です。時々は、
「大真面目な顔して仕事すんねんで―」
というところをお見せしておこうかと・・。


出来上がりのカップの見本。
登り窯に入ります。(釉薬はイラボ釉)
水挽きの風景をお見せしますね。


木の天板のロクロ
朝日焼の工房では、
木の天板のロクロを使っております。
スピード調節も細かくできる優れもの。
右上あたりにある長い棒は、柄ゴテ(えごて)
筒状のものを作る時に使います。
(カップ、花活けなど)


土を取って。。
(カップ一個分の土の球を作ります)

伸ばして~・・

出来た~。
(途中の端折り具合よ)笑
こんな感じ。(わかるか)

海外では、「一個の器分の大きさの
粘土の玉を使い、一個づつ作っていく」
それが普通ですが、日本は
「大きな塊から次々と生み出していく」
そんなスタイルが多いと思います。
一度座ると、なかなか立てないけれど、
立った時の休憩が、凄くリフレッシュになり、
集中が戻ってきます。
そんなことを繰り返し、
登り窯に入れる器が出来てきます。


次の登り窯にいれる器を作る作業に、
もう少ししたら取り掛かります。
また、何か面白そうな写真が取れたら
記事にしますね。
それではまた明日。
Please stay healthy and stay safe.
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする