おにぎり2個の里みち歩き 農山漁村の今昔物語

おにぎりを2個持って農村・山村・漁村を歩き、撮り、聞き、調べて紹介。身辺事象もとりあげます。写真・文章等の無断転載禁止

槇垣10選 志摩市阿児町国府

2013年02月13日 00時00分00秒 | 景観
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1.マキガキの集落、こう・国府
 “次は、こう、こう、お降りのかたは・・・”、今、私は安乗(あのり)行きバスの中。
 予定どおり、こう・国府で下車。同じ志摩市内、磯部町出身の職場先輩S氏に教わっていた。
 バス停から集落内を抜け、国府白浜⇒国府坂上⇒渡鹿野島行き渡船場の順路を選ぶ。
 雨上がりの集落に入り、驚く。生垣が整然と見事に刈り込まれ、幹枝がアクセント的に伸び、
 スイセンは咲き、美しい、心打たれる。
 最初に出会った人生ベテラン女性(写真1)に聞く、“この木は、なんの木ですか”
 “マキノキ、ここらマキノキで囲んどんのや、マキガキ”との答え。
 なるほど、これがマキノキ、イヌマキを植え、代々育て刈り込んだ生垣、マキガキ。
 さらに進む。マキガキ、マキガキ、とにかくマキガキに囲まれた宅地・住宅が多い。

2.マキガキは火避け、風避け
 集落を抜け、サーファーが楽しむ国府白浜海岸を右に見て国府坂上へ向かう。
 途中、1942年生まれの人生ベテラン男性に邂逅。自転車を押して坂道を上がっている。
 いっしょに歩きながら、次のように教えていただく。
   マキガキは火避け、風避け、潮風避け。
   宅地のなかで、植える場所・方角が決まっているわけではない、どこでも良い。
   マキガキの火避けについて、昔の人から次のように聞いた。
   “隣り燃えてても、なんや火事しとるんか”
 人生ベテランのお二方の話に、暮らしに生きるマキガキを知る。
 さりながら、諸行無常、暮らしは変わる。マキガキを伐る例もある(写真8)。
 写真は、私が集落を歩いた9:15~10:10の順に並べた。

 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2013年02月02日 撮影地:三重県志摩市阿児町国府


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