おにぎり2個の里みち歩き 農山漁村の今昔物語

おにぎりを2個持って農村・山村・漁村を歩き、撮り、聞き、調べて紹介。身辺事象もとりあげます。写真・文章等の無断転載禁止

野生の甘味 アケビ

2018年01月03日 00時00分00秒 | 植物






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 ミカン農家も鳥獣害との戦い(注1)
 高齢化、不採算などで戦いに疲れ栽培を止める例もある(写真3)
 栽培放棄農地が鳥獣の隠れ家・棲息地となり鳥獣は増える

 増えるのは鳥獣だけではない
 野生植物も入り繁茂、鳥獣や風が種を運ぶ
 その一つがアケビ
 茎・蔓が不伐採ミカンなどに巻きつき伸びる(写真2)
 手に負えない状況になる

 さて、アケビの果実(写真1)
 果皮の中に黒い種が数多並ぶ
 種を包むゼリー状の粘膜が甘い

 60余年前、筆者の幼少期
 秋冬季、アケビとツバキの花が無料の甘味
 ツバキの花を摘み、基部をチュウチュウ吸う
 甘い蜜が好かった、メジロやヒヨドリと同じ
 我々はアケビをウンベと呼んでいた
 ウンベの種を粘膜といっしょに食べ吐き出した
 吐き出せず飲み込む種も多かった
 それゆえ、ウンベを食べ過ぎるとケツが詰まると注意された
 それから60余年、ウンベとツバキを口にしてない、吸ってない

 注1 イノシシがミカンを食いちぎり困る:弊ブログ2012年11月21日
 執筆・撮影者:有馬洋太郎
 撮影日:2012年11月09日
 撮影地:長崎県

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