おにぎり2個の里みち歩き 農山漁村の今昔物語

おにぎりを2個持って農村・山村・漁村を歩き、撮り、聞き、調べて紹介。身辺事象もとりあげます。写真・文章等の無断転載禁止

なに なさってんですか160 柿植えてます

2015年04月15日 00時00分00秒 | 農業

写真1 チャノキ・茶木を抜根した裸地に渋柿を新植するKさん(仮称


写真2 Kさんの茶木抜根裸地。3筆のうち2筆。茶垣を挟み、右の裸地は渋柿新植の裸地・写真1


写真3 要所に立つ埼玉県農林総合研究センター茶業特産研究所への案内柱。判りやすい、歩きやすい

写真4 写真5

写真4 ジョレン。Kさんが使っている農具
写真5 米軍横田基地から離陸する輸送機。茶畑及び防霜ファンの上空、筆者の上空

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 2015年04月10日昼前、狭山茶産地を歩く

 JR八高線・金子駅の東方
 埼玉県農林総合研究センター茶業特産研究所への案内柱に従い歩く(写真3)
 住宅地を抜けると茶畑波打ち、防霜ファン林立
 茶畑波の中にポッカリ裸地
 男性独り作業中(写真1)

 現地に着き、なに、なさってんですか、次のよう
   男性はKさん(仮称)、1938年(昭和13)生まれ76歳
   干し柿用の渋柿を植えている
   孫が甘柿を食べず、干し柿を甘い、甘いと喜んで食べていたので
   柿がなる頃、自分は生きているかどうか
   止めなさい、とし・高齢なんだから、と妻は言う

   Kさんに茶栽培後継者はいない
   アオハ・青葉(生葉)を摘んでも、“お茶屋さん”が買ってくれない
   そのため、今年、並ぶ三つの茶畑を抜根(写真1・写真2)
   
   お茶屋さんが買わないのは、ペットボトル茶が普及し、キュウス・急須で喫茶しなくなったから
   キュウスを見て、喫茶器と知らない若者がいる
   すなわち、飲料業者のペットボトル茶需要創出などにより喫茶文化は変化
   その結果、抜根廃業に追い込まれる小規模茶栽培農家がある、Kさんのように

   お茶屋さんとは、青葉・生葉生産⇒製茶⇒販売まで一貫して行う茶業農家
   自園自製自販農家とも呼ばれる
   かつて、お茶屋さんの一部はKさんのような青葉生産農家に肥料を無料配布した
   買い入れる葉の品質を揃えるために

 引用・参考文献等:弊ブログ2012年04月30日・05月01日
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:2015年04月10日 撮影地:埼玉県入間市西三ツ木


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