おにぎり2個の里みち歩き 農山漁村の今昔物語

おにぎりを2個持って農村・山村・漁村を歩き、撮り、聞き、調べて紹介。身辺事象もとりあげます。写真・文章等の無断転載禁止

今年も梨畑にキラキラ白棒

2016年03月29日 00時00分00秒 | 農業



写真1・写真2 梨の上にキラキラ白棒。キラキラは授粉樹に被せた筒状ビニール袋
 袋は授粉樹の芽(花芽・葉芽)を寒さ・霜などから護り、開花を促進
 ひび割れ皮の太くて黒い幹の収穫樹に、細くて灰白色の授粉樹を接ぎ木
 
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 2016年03月25日、Tさんの梨畑
 今年もキラキラ光る白棒が多数(写真1・写真2・注1)

 ナシは同品種の授受粉で着果せず、異品種の授受粉で着果
 多くの梨農家は同一品種を植え、異品種の花粉を購入して人の手で授粉
 すなわち人工授粉

 しかし、Tさんは人工授粉しない、ミツバチを飛ばす自然授受粉
 ミツバチに花粉を運ばせる授粉樹と着果の収穫樹(受粉樹)を混植
 収穫樹に授粉樹を接ぎ木の混植(写真1・写真2)
  授粉樹は長十郎、今村秋、石井早生
  収穫樹(受粉樹)は豊水、幸水、新高

 円滑な自然授受粉には授粉樹と収穫樹(受粉樹)の開花期を合わせねばならない
 そのため、開花の遅い授粉樹に筒状ビニール袋を被せて開花を早める
 この筒状ビニール袋が光る

 注1 昨年の状況等:弊ブログ2014年04月0506月10日
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:上記 撮影地:埼玉県久喜市




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