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おにぎり2個の里みち歩き 農山漁村の今昔物語

おにぎりを2個持って農村・山村・漁村を歩き、撮り、聞き、調べて紹介。身辺事象もとりあげます。写真・文章等の無断転載禁止

句歌灯籠に導かれて疑問解ける

2017年01月03日 06時43分14秒 | 施設等



写真1・写真2 大輪古道に点く句歌灯籠。大輪神社鳥居も照らされている。2016年12月31日


写真3 大輪神社鳥居の前に道祖神。「右島川舟戸道 左さつて道」と彫られている。2016年07月11日


写真4 大輪古道、舟川戸道、さつて道が交わる大輪神社前。◎の辺りに道祖神(写真3)が祀られ、歩き人を案内していた、現在とは逆、道向かいで。2015年10月12日

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 2016年大晦日の夜、11回目の句歌灯籠点く大輪古道(写真1・写真2・弊ブログ2016年01月02日
 灯籠を点ける「アクティボン22」の代表者Hさんに邂逅
 諸々ご教示いただく
 そのなかで長年の疑問解ける

 すなわち、大輪神社鳥居の前に祀られる道祖神(写真3)
 「右島川舟戸道 左さつて道」の彫字
 しかし、現実の方向は逆
 それゆえ、どこに立っていたのか疑問だった
 灯籠脇でHさんに、昔は道向かいに立っていたと教えていただく
 なるほどがってん、がってん
 大輪古道、舟川戸道、さつて道が交わる地点の南側に立っていた(写真4)
 道路の新設、拡幅舗装等が地域の歴史を曖昧にするのを再認識

 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:上記 撮影地:埼玉県久喜市
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利根川の県道渡船 赤岩の渡し

2016年10月16日 04時04分17秒 | 施設等

写真1 筆者乗る渡船の航跡。群馬県邑楽郡千代田町・赤岩から群馬県熊谷市葛和田へ向かう。乗客は筆者独り


写真2 筆者を葛和田で降ろした後、赤岩へ戻る渡船・千代田丸。五月の利根川水面、穏やか


写真3 葛和田渡船場に自転車で着いた男性が黄色い旗を揚げる
     葛和田で乗る人は黄色い旗を揚げ、対岸の赤岩で待機する船頭さんに知らせる


写真4 黄色い旗を揚げた人(写真3)と自転車を乗せて赤岩に戻る渡船・千代田丸。赤岩から乗った観光客もいっしょ
     当地は水上レジャーのメッカ。水上バイク疾走

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 赤岩の渡し、利根川に残る数少ない渡し
 群馬県千代田町赤岩と埼玉県熊谷市葛和田を動力船で結ぶ
 主要地方道(県道)・舘林~熊谷線の道路渡船、無料
 距離約0.4km、所要時間5分
 運航時間は04月~09月・08:30~17:00、10月~03月・08:30~16:30
 赤岩及び葛和田へは路線バスあり(注1)
 皆様、ゆったり、のんびり、いかがですか

 注1 舘林駅西口発赤岩渡船場行 平日    09:47 12:41 14:43
                日曜祝祭日 08:45 10:48 13:45 15:51 17:55
    渡船場・葛和田発JR熊谷駅行き 平日 06~20時の各時間帯 少なくとも1便
                日曜祝祭日 06~19時の各時間帯 少なくとも1便

 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:2016年05月18日 撮影地:群馬県邑楽郡千代田町

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土崎港のうどん・そば自販機は残った

2016年04月08日 00時00分00秒 | 施設等

写真1 1杯200円の天ぷらうどんを自動販売機から出すご夫妻。土崎港(秋田港)、佐原商店の自販機。以下同じ


写真2 本日2016年03月28日、午前11時~午後5時までの販売は8回。筆者が着いたのは「4時55分ごろ」販売開始の8回目
  販売機の湯タンク容量に制限されて1回の販売は12食



写真3 お湯切れになると沸くまで約30分待つ。うどん、そば、水などは人力で充填される


写真4 天ぷらうどんと瓶入り唐辛子。写真1の奥様の丼


写真5 夕陽を左からうけて待つお客。①と②に椅子とテーブルがあり屋根の下で食べられる
  瓶入り唐辛子が、①は吊るされ、②はテーブルの上(写真4)


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 2015年、NHKの「 ドキュメント72時間 秋田 真冬の自販機の前で」を視聴
 秋田港でそれぞれの暮らしを助けるうどん・そばの自動販売機
 船舶用食料品販売の佐原商店が1973年(昭和48)頃に設置して40年余(上の写真・注1)

 同店は本年2016年03月末で廃業閉店
 閉店前、自動販売機撤去が報道される
 すると、県内外から訪ね食べる人が多くなった(注1)

 さて、電車を降りたとき、乗る前
 風にのる醤油出汁のにおい
 ついつい立ち食いそば・うどんへ
 このような経験を筆者はもつ
 しかし、自動販売機のそばやうどんを食べた経験を思い出せない

 秋田港はかつての土崎港(つちざきみなと)、歴史ある港
 江戸期から明治期鉄道開通まで北海道と大阪を結ぶ北前船の寄港地の一つ
 北前船は北海道から大阪や京都などへ昆布、鰊粕などの海産物を運んだ
 逆に北海道へ米、塩、酒、藁製品など生活や漁業の必需品を運んだ
 そのような船荷の集荷・販売などを営む廻船問屋も栄えた

 この歴史と自販機未経験を動因に秋田市での学会参加のついでに土崎港の自販機を目指す(注2)
 秋田市から乗合バス430円でポートタワー・セリオンに着く
 時刻は夕方5時前、自販機の前は15人ほどの列(写真5)
 日本海に沈む夕陽見撮のため、並ばず食べず、残念

 自販機は撤去されず残った
 04月02日、「道の駅あきた港」の「セリオンリスタ」に移設された
 現在整備中で営業開始日は未定、決まりしだい公表される(注3)

 注1 http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1603/17/news145.html
 注2 土崎港の自販機と同じ機種が秋田県内で他に2機稼働中
  男鹿市船川港・カニ直売所「男鹿水産」の店頭に、仙北市角館町雲然の雲沢観光ドライブインに各1機
  http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20160318h
 注3 「道の駅あきた港 ポートタワー・セリオン」ホームページ
  http://www.selion-akita.com/event/selion/1061 2016.04.02

 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:2016年03月28日 撮影地:秋田市土崎港西1丁目

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落内遺跡の発掘現地を見聞撮

2016年03月08日 00時00分00秒 | 施設等

写真1 落内(おちうち)遺跡第3次発掘調査の現地説明会。国指定史跡下野薬師寺跡の西側隣接地1,200㎡の発掘結果説明。2016年03月06日


写真2 落内遺跡(一部)。建物跡①に建つ身舎(母屋・もや)は南半分に3面庇(②・③)が付く特殊形状建物。2016年03月06日


写真3 アマヤ・作業舎の庇(①)。左右の妻側にも庇が延びる。庇の下にユウガオ果実・フクベ
 庇の下でフクベは細紐状に剥かれ、天日干しされて干瓢になる。庭とビニールハウスには干瓢が干されている
 栃木県下野市薬師寺2丁目。2013年06月23日



写真4 庇(①・②)が延びる蔵と作業舎。埼玉県久喜市八甫。2016年03月06日

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 梅香る下野薬師寺跡
 西隣りの落内(おちうち)遺跡は第3次発掘調査中(注1)
 2016年03月06日、現地説明会が開催された
 筆者はKさんと見聞撮
 当地は筆者の里みち・農道歩きのルート

 調査結果は次のよう(注2)
 掘立柱塀(ほったてばしらべい)に区画された敷地内に①~③の遺構などを確認
  ①5棟ないし6棟の掘立柱建物跡、②掘立柱柵、③竪穴建物跡20軒以上
 掘立柱建物跡付近から7世紀中葉~後半の土器が出土
 この土器と掘立柱建物跡が同年代と仮定すると、建物群は豪族・下毛野(しもつけ)氏に関係深い遺構と考えられる
 掘立柱建物の一つは身舎(母屋・もや)の南半分に3面の庇(②・③)が付く特殊形状(写真2の建物跡①)
 この建物跡は、国指定史跡上神主・茂原官衙遺跡(隣接の上三川町・宇都宮市)で確認された3棟とほぼ同じ形状と規模
 同じような建物跡は全国的にもほとんど類例がない 
 竪穴建物跡は出土遺物から10世紀頃の遺構と考えられる
 
 さて、筆者は身舎に付く3面庇の説明を伺い、次の庇を想起
  当地や埼玉県、茨城県の農家に建つ作業舎や蔵の庇(写真3・写真4)
  桁に沿い、張出し幅が広い庇
  庇の下はユウガオ果実や農具などが置かれ、作業可能な空間

 さてさて、掘立柱跡に置かれた玉切り杉丸太は遺構理解に役立つ
 丸太は既知のOMさんが提供(弊ブログ2016年02月24日
 発掘地はOMさんの梨畑だった
 発掘調査を終えると砂をかけ、作土を埋めて畑となる
 早ければ4月から作付けされる

 注1 栃木県下野市教育委員会が2015年11月10日~2016年03月25日に、遺跡2,200㎡のうち1,200㎡を発掘
 注2 典拠は現地説明会資料
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日・撮影地:上記

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雪国ゆえの施設・呼びかけ

2016年02月16日 00時39分06秒 | 施設等

写真1 植込みの雪囲いと除雪用スコップ。市民・県民に歩道の「ひとかき」除雪を呼びかける。富山中央郵便局前交差点

 

写真2・写真3 雪囲いと市街路面電車(低床型と従来型)。市街路面電車の電鉄富山駅・エスタ前付近


写真4 縦長の赤、黄、青の信号機。市街路面電車の電鉄富山駅・エスタ前付近

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 2016年02月14日、北陸、西日本に春一番吹く
 富山市も暖かな南風の春一番
 市街地は、上の写真の如く積雪なく、弱い雨

 さて、鹿児島生まれの妻と筆者、見慣れないものが三つ
 一つは歩道植込みの雪囲い(写真1~写真3)
 竹と杭、縄で植込みを囲い、雪害を予防

 二つは、交差点の歩道に掛けられたスコップ2本(写真1)
 「雪と汗のひとかき運動  歩道除雪等に御協力下さい。みんなでひとかきやらんまいけ。」と記される
 富山県が2005年度(平成17)から始めた事業(注1)
 「みんなのまちをみんなで除雪!」をテーマに、信号待ちや空いた時間を利用してスコップで「ひとかき」してみませんか、と県民に呼びかける
 富山市内に37ヵ所、県内に138ヵ所設置されている(注2)

 三つは、縦長の赤、黄、青の信号機(写真4)
 積雪被害を避けるためであろう

 市街路面電車は鹿児島市でも走っている。筆者は通学に使った。

 注1 「富山県の雪対策の歩み」
     http://www.pref.toyama.jp/sections/1711/yuki/info/taisakuayumi.pdf
 注2 富山県冬期道路情報(富山県土木部道路課作成ホームページ)
     http://www.toyama-douro.toyama.toyama.jp/index.html
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:上記 撮影地:富山市
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