異教徒たちの踊り

まるでリズムの悪い絵と日記のブログ。それでも____
楽しい出来事があればいいなぁ、と、言う、ブログ。

2016年11月01日 | Weblog
高校時代、新任してから2月くらいで教師人生を終えた方がいました。

現国の先生だった筈です。

今思い返せばその先生コミュ障だったんだと思います。
廊下の隅を下を向いて歩いていたのを覚えてます。
小太りでメガネをしてる女性の方でした。
人と喋ってるところを見たことがないのですが、奇跡的に自分は会話を交わしてます。

現国テストの最後の問題で、好きな小説のタイトルとその感想を書くというものがありました。
当時の自分は丁度小説を読むことにハマっており、新しめの小説を読んでいたのでそのことを書きました。

そして次の国語の授業の終了後、教室を移動しようと片づけをしてるところに話しかけられました。
テストの最後の問題に書いた小説を先生も読んでいたようです。

その小説は短編のオムニバスになっている内容で。
話数によってはかなりエロい表現がありました。
主人公の女性が騎乗位で興奮して畳で膝がズリむけるという描写があったのを昨日のことのように覚えています。
思春期ですね、俺。

どの話数が好きだったのか聞かれたので、思春期の自分はあまりエロくない話数を選んで答えました。
続いて女性教師の好きな話数を教えてくれるのですが、それが膝がズリむけの話数。
その瞬間描写がフラッシュバックして…。
…言葉を返せなかったのね。

何か言ったとは思うけど、お互い会話が続かず、挨拶して別れました。
それからひと月もせず先生は学校を辞めて行きました。

当時の自分には刺激的な小説だったけど、大人の感覚で言えば普通の小説。
明らかにコミュ障な雰囲気の先生が話しかけてきて、それにちゃんと返せてないっていうのは…。
少し罪深い気がしてしまいます。

そして当時の自分へ、「膝ズリむけしか思い出せない」って、それでええんやで、自分が思ったそのままでいいんだと伝えたい。

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