企業・組織再生現場からの独り言

仕事の中で、覚えていったこと。感じたことなどなどを記していきます。我以外皆我師也。あと、読んでいる本を簡単に紹介。

停電・・・

2006年08月14日 | 過去の不満たらたら記事
東京都江戸川区と千葉県浦安市の間の旧江戸川でクレーン船が送電線に接触したため、ということで東京、千葉都心部、神奈川都心部で停電があった。当初、電力不足と言われていたが、事故なんだろう。お盆ということで通勤者は必ずしも多くなかったとは思う(私が乗っていた丸ノ内線も人がいつもより少なかった)。
朝7時40分頃の停電というのは、たまたま盆だからよかったものの、信号も消えるし、電車も動かない、という意味では相当厳しい状態であると思う。
東京電力の危機管理は、どうなっているのだろうか?と思ったものだ。電力会社はいつもはとても素晴らしい品質でサービスを提供しているとは思うのだ。でも、問題があってはじめて、いつも責められる。損な役回りではある。皆の当たり前への期待が非常に高いわけだ。
とはいえ、平時には相当な人を抱え、相当な給与を払って、かつ利益も計上している。大企業だけあって、閑職もかなりあるとのこと。どっかの県庁にちかい体質かもしれない。
原発の件、そして今回の停電などを見ていると、危機管理があまりできていないんだろうなぁ、と感じたものだ。閑職を撤廃すると問題になるのだろうか?その分、安定したサービス提供のために更に資源を投下できないものか?
世の中からすると、相当優秀な人材が電力会社には集まっているのだと思うが、その優秀さを発揮することなく、つぶしてしまっている例が多いのじゃないかな?と感じてしまう。(もちろん、エリートはたくさんいるし、できる人も多いと思いますよ。ただ、素質があるのに単純な仕事しかさせていない例が多いだろう?って思うのです)
中小企業では、一部の企業を除き逆に人が集まらなくて困っている。もっともっと人材の流動化って必要なんではないだろうかな?
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

iPodにクラシックの音楽を入れようと・・・

2006年08月14日 | 趣味関係(食IT音楽を含む)
英語の勉強のために購入したiPodですが、どんどん音楽をいれておくためのものになりつつあります。Podcastingもあれこれ試してみましたが、なかなか出張生活では更新できないので、そのままになっていたりします。
そんな中、趣味と言うかクラシック系の音楽CDを少なからず所有しているので、せっかくならiPodで聴こうかと思い立ち、取り込みをはじめました。ネットに繋がっている状態では、CDのタイトルなどトラック名を取得できる、というのでこいつはいい、と思ってどんどん取り込みをしたまでは良かった。
しかし、いざ、iPodで聴こうとして、なんだかうまくいかないなぁ、と思ったことがありました。というのは、例えば作曲者名とか、表記がバラバラなんですね。作曲者名が入っていなかったり、性名順だったり、名性だったり、存命した年号を書いてあったり、また日本語、英語、その他の言語、となんだかむちゃくちゃ。せっかく作曲家というフィールドがあるのに、それがどうも使いにくい。
それだけじゃなくて、注意して見ておかないと、全く違う演奏のCDだ、とトラック名を取得することもありました。たいていは同じ曲なんですがね。
で、特に困ったのが、同じ作曲家の同じ曲の別の演奏について、どうまとめればいいのか?ということ。パソコン上では、まぁ全部のフィールドが見られるから言いものの、iPod上では、作曲家名の次にはアルバムしかこない。展開して、アーティストを選べる樋井のだけれど、そうではないみたいです。
仕方なく、アルバム名の頭に指揮者の名前を入れてみました。このアルバム名がぱっと一覧して誰の何かが分かるように名前をつけてあげないと、iPodでの操作が非常に悪くなる。
うーん。このトラック名。誰か標準的な形をつくってくれるといいのになぁ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

成長を実感する組織をどうつくるか

2006年08月13日 | 本の紹介(ビジネス)
組織において、人は成長するから仕事を頑張るようになる。そうだなぁ、と思う。多くの企業が、いまだに高度成長期のキャリアしか従業員に対して準備できていない、それが、人が育たない現在の問題の根幹だ、というような話し。すなわち、エリートコースか、万年平社員もしくは係長、というキャリア。人の成長って、結構早いと思うのだけれど、年に一回の考課であったり、専門職とは名ばかりの、平社員コースだったり。
成長の実感をもてることが、仕事に対するモチベーションにもなる、という視点はとても重要だと思うが、そもそも成長を実感させていないし、また成長しても給与水準はさして変わらないという制度を維持していることが多く見受けられる。また、成長していかないでも、長年働いているからといって高い給与を得ている人も多いし、一方で、55歳だから役職定年だ、と線を引いてしまい、成長余力があり成長への興味・関心を失っていない人材に対しても、役員コースでなければまともな職場を与えなかったりする。
組織なんて、人の使い方しかないし、使うための教育でしかない。なのに、バブル崩壊以降、教育に時間もコストもかけないし、社会情勢にあわせての人事制度の変革が進んでいないのも事実。
この辺りはオーナー企業なんかの方がうまくやっているのだろうね。ただ、成長の機会を与えてくれた会社や組織に対して、平気で反逆したり、成長した自分への自尊心が高まる人もいて、組織運営をする側としてはそうした人の扱いも困るものだ。
この本には、どんな企業にも当てはまる正解が書かれているわけではない(そもそも共通の正解なんてないだろう)が、どんな企業がどんなキャリアを準備して従業員のモチベーションを維持していっているか、という事例が豊富に掲載されている。
日々、改善、改革が叫ばれる現在、組織のあり方、キャリアの設定、についてはある程度のスピードを持って変革が求められるのだろう。私の思いは、一部の先駆者に対しては、キャリアや制度は後追いで、そして残りの多くの従業員に対しては、制度がモチベーションを引っ張り挙げる形で存在すべきなのだろう、ということ。
先に制度構築が全て、みたいなのもおかしいし、制度を整えないこともだめだろう。そんな微妙なハンドリングができる経営者を目指していきたい。


人が育つ会社をつくる―キャリア創造のマネジメント

日本経済新聞社

このアイテムの詳細を見る
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミネラル・ウォーターで尿酸値が下がった?

2006年08月11日 | 趣味関係(食IT音楽を含む)
ここ数年、尿酸値が高い状態が続いていた私ですが、以前紹介した本(ミネラルウォーターガイドブック)に従って、水分補給は水にしてみたんですね。6/15に、あの本に従って、朝からペットボトルの水(確かエビアン)を買い。その後、一日、少なくても1.5リットル。多い日は3.5リットルくらい飲んできてました。
なお、過去の尿酸値は、だいたい8台。8.3とか8.5とか。一時、8.9まで行ってたり。。で、医者には、9を超えたら薬を飲みましょうって言われてたのですね。それが、つい先日、血液検査をしたらなんと7.1(といっても、まだ、危険な値ではあるけれど)1か月半、水を飲み続けて、こんなに数値がさがっていました。本当に驚きです。このまま飲み続けると、もっと下がるのかどうか。それはわかりませんが( ̄ー ̄;
でも、比較的安心してよい数値に近づいてきたのは間違いないです。次の検査は3か月後、どれくらいの数値になっているか楽しみです。(なお、あまり良くなかった肝臓の数値は、相変わらずでした。。。水をたくさん飲んでも、肝臓には影響ないのかな?)

ところで、この1か月半あまりに飲んできたお水。相当な種類になりました。
主観ではありますが、短評を載せておきます。硬度とかそういうのは、よそで調べてもらえるとうれしいのですが・・・だめ?
○エビアン・・硬水だそうだが、そんなにきつくない。結構飲んでいる。
○ボルビック・・こっちは軟水。まぁまぁかな。飲みやすいけれど、たくさんは飲めないかな。
○コントレックス・・一時はまったけれど、飲みにくい水ではある。値段が下がってきたのでたまに買っている。1.5Lが198円くらい?
○コントレックス炭酸入り・・298円なのでどうかとも思うけれど、これは飲める♪
○クールマイヨール・・高い。でもコントレックスよりは飲みやすい。
○ハイドロキシターゼ・・小さな瓶で、かつ高い。活性水素の水らしい。炭酸っぽく(多分、水素なんだろうけれど)、清涼飲料的に飲める。塩辛い感じが強い。
○パイウォーター(沖縄)・・すぅっと身体に入っていく感じ。好きだった。でも内地ではあまり売っていない?
○日田天領水・・冷たいと美味しい。ちょっとアルカリ系?時間を置いておくと、なんとなくにおいがする。
○温泉水99・・同上。こっちの方が、飲みやすいかな。引っかからない。
○白神コスモピュアウォーター・・あまり売っているのは見かけないが、飲める!安いしいい。
○安曇野銘水(JR東海)・・軟水で飲みやすい。ちょっと塩っ気を感じるが悪くない。
○サンペレグリノ・・大好き。炭酸きつめで爽快。硬水とは感じない。750mlが200円ちょっと、と値段も下がってきた。
○Vivo・・400円~500円する。ピンク色の方しか飲んだことない。味がしない。でも、どんどん飲める不思議な水。
○ミナクア(関東版・・北杜市)・・まろやか。あまり塩気もなく、すっと入る。コカ・コーラのお茶が薄味でまろやかなのは、この水のせい?
○ペリエ・・サンペレグリノに比べると炭酸弱め。気泡が大きい感じがする。
○マサフィー・・意外に安く、やわらかい水。癖なく飲みやすい。
○室戸の海洋深層水(硬水・・1000くらいの)・・のどに引っかかる水。高いし、次買うかな?
○ミナクア(関西版・・熊本かな?沖縄で買った)・・普通の水って感じ。南アルプスとかと近い雰囲気。
○韓国のゲルマニウムウォーター・・そんなに違和感なく飲めた。あまり売っていない
○オーストラリアのマングローブの水・・ボトルがきれい。中身はいたって普通。癖なし。
○アイス・エイジ・・身体にいいかどうかはわからないけれど、普通の水。但し本によると、純水より、いい効果があるらしい
○クリスタルガイザー・・安くて飲みやすく、一番買っている水かも。
○プラチナ・ウォーター・・甘い(いや、砂糖は入っていないが)。柔らかい。もう少し値段が安ければ・・。
○フィレッテ炭酸入り・・一時、買っていた。炭酸弱めだった。夜・・よく飲んだ
○ウィスラー・・ごくごく飲んで平気な水。好きは好き
○屋久島の水・・Phは酸性より。でも飲める。スッキリしていい。ミナクアみたいなやわらかさはない。
○IKOMA SPA・・大阪の水。まぁ生駒山だけれど。ぜんぜん癖がない水でした。
○アラスカグレイシーキャップ・・家の近くの自販機で500ml150円だったが、飲みやすい水。ジャスコで安く売っていた。
○出雲のからだにうるおう アルカリ天然水・・ さっぱり。癖もないしよい水と思った。

このところ飲んだのは上くらいかな?
あと、やまやで買ったお水はたくさんあったと思う。以前は、ハイランドスプリングとか好きだったのですが、最近は買えていません。
他にも、飲んだけれど、正直覚えていない。オキシジャイザーとか、酸素たくさんの水もあれこれ飲んだなぁ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

原因究明・・・それが直線的になっていませんか?

2006年08月10日 | 本の紹介(ビジネス)
ライブドア、イタリアード、北の家族と言われて、あぁ、破綻した会社だとわかる人は多いと思う。粉飾であったり、急成長で足元の資金繰りに失敗したり。失敗にはいろいろな原因があるが、原因を原因のまま放置したのではだめで、その内容を、からくり(本書では別の表現でした。調べて記載します)ときっかけとなった要素に分けて考えないと行けない、という話し。その分け方に基づいて、10社の起業の破綻事例を取り上げている。
トヨタでの「なぜ」を5回も、直線的ななぜの連鎖ではなくて、木の形でのなぜの深掘りであることからすると、自然と皆分けて使っているのだろうとは思う。ここまで明確に原因を2つの要素に分けて全体を論じているのは、不勉強な自分にはたいへん驚きだった。
なお、失敗学では、行動ということについても着目しているのだが、これについては別の本の紹介で触れたいと思う。


起業と倒産の失敗学

文藝春秋

このアイテムの詳細を見る
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

外資ホテルがいいとは限らない

2006年08月09日 | 過去の不満たらたら記事
名古屋のある外資ホテルに泊まったのだが、あまり良くなかった。ロクシタンのシャンプーを置いてあるホテルといえば、限られているだろう。
このホテル、浴室のカーテンの臭いがひどく、室内までも臭いがするほどであった。そればかりか、宿泊料金も外資らしく高い。
初日、チェックインしてから訴えた内容も、全然共有されておらず不快であった上、それについて回答を送ると言いながら誰も送ってこない。全く最悪の経験だった。
ベッドのシーツは、毛羽立っており、ざらざらしていたし、二流・三流のビジネスホテル程度の快適度。(といっても、最近はそういうホテルに泊まっていないのだけれど)
ホテルを名前だけで選んではいけない、ということをよく知ったのだった。外資だからいい、という時代ではないね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

思考法の話し、全部とは言わないが一部おすすめできる本

2006年08月06日 | 本の紹介(ビジネス)
学習関係の本ばかり読んでいたので、ちょっと視点の違う本を手に取ってみた。かの有名なコンサルティング会社、BCGの本だ。著者は、ヨーロッパではイノベーションについての権威とのこと。すごい経歴の持ち主なんだが、そんな人が、思考法について一部、体系的に書いている本。前半は、所謂認知心理学系の本にも書かれているような内容が多いが、後半の5-8章あたりは、ビジネス、組織運営における陥りやすい罠について、うまくまとめてある。脳の働きという視点で、どうものごとを見るべきか、また、どういう働きについて注意した方がいいか、ということが書かれているので、部下を持つ人などにとっては、かなり勉強になるのではなかろうか?
私自身、久しぶりに読むのに時間がおおいにかかった本。読み返す価値のある本かな、と思った。ちょっとストーリーが長くて、読みにくいところもあるが、まず、書店などでめくってみて欲しい。必ず買いたくなってしまうことだろう。


BCG流 非連続思考法 アイデアがひらめく脳の運転技術

ダイヤモンド社

このアイテムの詳細を見る
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エラーとミスの違い、かぁ。

2006年08月06日 | 企業の一般的な話
ゲンダイネットに、面白い記事があったので紹介したい。それは、エラーとミスの違いというもの。ミスは手違いで、エラーは倫理的な過誤なんだそうだ。ミスは、ちょっとした手違いなんだ、というのはそうだなぁ、と思う。一方、エラーについては、ヒューマンエラーという言葉でも使われるように、倫理的かどうかが必ずしも問題とならないような気がする。
で、英語のサイトなどを見て回ったら、なんとなく納得できそうな説明があった。

A mistake is made when the student has acquired a specific skill --
an error is made when the skill is not yet totally acquired.
For example, if a student is an advanced speaker and usually (95% of the time) says "children" but accidently says "childs" -- that is a mistake. It would be the same for a native speaker.
If the speaker is a beginner or intermediate learner and frequently says children but not always, then "childs" would be an error because that student has not yet internalized the rule in their interlanguage.

ということで、スキルはあるのに誤ってしまった場合はmistakeで、スキルが足りなくて間違えることがエラーなんだそうだ。この意味なら、ヒューマンエラーも理解できる。対処ができていなかったからエラーになるわけだ。もっとも、人の話ではなくて、仕組みの話ではあるけれどね。
ただ、気になるのは野球のエラーの件・・プロ選手の場合は、スキルはあるはずだからエラーはおかしいのだけれどね。

なお、ゲンダイネットの記事にある、人民の、人民による、人民のための政治については、"Government, of the people, by the people, for the people shall not perish from the earth."というのが原文。人民によって所有される、人民によって行われる、人民のための政治は、地上から無くなってはならない、という話しなので、ちょっと指摘内容とは異なっていると思う。主権在民ということを、of the peopleで言っていたのだと思うのだが・・・。

以下が元記事

【いちびりリレーコラム】
2006年8月1日 掲載
「エラー」と「ミス」はどう違う
 大阪の夏は今年もタイガースと高校野球で燃える。野球でよく使われる言葉に「エラー」がある。この「エラー」というのは、もともとは「ミス」のことだったらしい。辞書によれば、ミスはちょっとした手違い、エラーは倫理的な過誤。
「医療ミス」が新聞紙上をにぎわせる。問題になる医療過誤は本来は「医療エラー」とすべきである。
 世の中には、多くの名言があるが、なかには、誤って伝えられたものもある。時の流れは、人間の心も言葉も変えていってしまう。
 たとえば「結婚は人生の墓場である」がそうだ。そもそもこの言葉は、19世紀のフランス詩人ボードレールが、当時蔓延していた梅毒に警告を発して、墓場がある教会で、体を清めてから結婚するように、と戒めた。やがて時代が変わり、結婚は「恋愛の墓場」といった内容に変化した。ついには、今日普及した「人生の墓場」になった。どちらの言葉が今日的かは、読者によって、解釈が違うところだろう。
 リンカーンの「人民の、人民による、人民のための政治」という言葉も、どこかおかしい。高校時代、妙に納得できなくて、英語の先生に尋ねた。ひょっとしてリンカーンは、「人民の政治」と言ってから、“すなわち”という意味の一瞬の間をおいて、「人民による、人民のための政治」と言ったのではないでしょうか。
 答えはなかった。そうでないと、「人民の」の「の」は、何の意味かわからない。もし録音があれば、その間をじっと聴いてみたい。
 野球観戦中「九回裏、ツーアウト満塁、阪神タイガース、一打出れば逆転のチャンス。あっ、内野ゴロ、ショートがエラー、いやショートがミス、逆転!」。
 この場面で「ミス」を連発したのでは、野球ファンはちっとも燃え上がらない。
 言葉のミス、チャう、エラーも人の世を導いて行く。

▼入野忠芳(いりの・ただよし) 1941年生まれ。67年大阪大学医学部卒。内科医。入野医院(大阪市)院長。MRI診断の権威で、桂三枝、故佐治敬三氏はじめ各界著名人の主治医としても有名。「めまい」「拝啓、患者サマザマ」など著書も多数。日本脳ドック学会ガイドライン作成委員、元アメリカ心臓協会評議員。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

学習型組織とは・・・

2006年08月01日 | 本の紹介(ビジネス)
企業や各種の組織を変革するとき、如何にしてそれまでの考え方から脱して、新しい改革後の考え方に移行するか、ということが求められる。この本は、組織の変革という観点から、学習型組織を論じている本とでも言えるだろう。書かれている内容が、結構、飛んでいるようにも感じ、全体的な繋がりがどうも理解しにくかったのだが、それぞれの場所から、なるほど!と理解が深まったりすることもあったので、一つ紹介をしておく。
現時点、私の関心は、組織のラーニングをどうするか、ということにある。同じようなことを、3年くらい前にも感じたことがあるが、その時と現在とでは、相当考えが変わってきた、というか更に切実に組織づくり、そしてラーニングについて課題を抱えるようになって来たからだ。
企業が、他社と同じような業態で活動しているとき、その競合対比で勝っていくとすると、その企業に関わっている人が出すアウトプットを競合よりも高めなければならない。これを、企業の業績でいう数字、すなわち利益換算すると、人件費に対しての利益ということになるだろう。
仮に人件費が同水準であるとすれば、一人当たりの稼げる利益が多い方が、強いということができる。(まぁ、いろんな営業のためのコストや金利は別として考えると)
そこで、一人一人のアウトプットを高めるためにはどうするか、ということが課題になる。なんとなく、その一人一人が力をつければよいのかな、と考え、学習という話しに関心が向いていった。
そんな時、この本の存在を知ったのだが、何度か読む内、学習力のある組織をつくるということは、相当ハードルが高い話であるなぁ、ということが分かってきた。知り合いの、ラーニング系コンサルティング会社とも話をして、更にその想いを強くしたのも事実。
最近取り上げている、ドラゴン桜とも通じる何かがそこにはありそうに思えてならない。そういう視点での文章を探すと共に、自分の思いもまとめていけたらと思っている。

学習する組織 現場に変化のタネをまく

光文社

このアイテムの詳細を見る
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする