企業・組織再生現場からの独り言

仕事の中で、覚えていったこと。感じたことなどなどを記していきます。我以外皆我師也。あと、読んでいる本を簡単に紹介。

学習型組織とは・・・

2006年08月01日 | 本の紹介(ビジネス)
企業や各種の組織を変革するとき、如何にしてそれまでの考え方から脱して、新しい改革後の考え方に移行するか、ということが求められる。この本は、組織の変革という観点から、学習型組織を論じている本とでも言えるだろう。書かれている内容が、結構、飛んでいるようにも感じ、全体的な繋がりがどうも理解しにくかったのだが、それぞれの場所から、なるほど!と理解が深まったりすることもあったので、一つ紹介をしておく。
現時点、私の関心は、組織のラーニングをどうするか、ということにある。同じようなことを、3年くらい前にも感じたことがあるが、その時と現在とでは、相当考えが変わってきた、というか更に切実に組織づくり、そしてラーニングについて課題を抱えるようになって来たからだ。
企業が、他社と同じような業態で活動しているとき、その競合対比で勝っていくとすると、その企業に関わっている人が出すアウトプットを競合よりも高めなければならない。これを、企業の業績でいう数字、すなわち利益換算すると、人件費に対しての利益ということになるだろう。
仮に人件費が同水準であるとすれば、一人当たりの稼げる利益が多い方が、強いということができる。(まぁ、いろんな営業のためのコストや金利は別として考えると)
そこで、一人一人のアウトプットを高めるためにはどうするか、ということが課題になる。なんとなく、その一人一人が力をつければよいのかな、と考え、学習という話しに関心が向いていった。
そんな時、この本の存在を知ったのだが、何度か読む内、学習力のある組織をつくるということは、相当ハードルが高い話であるなぁ、ということが分かってきた。知り合いの、ラーニング系コンサルティング会社とも話をして、更にその想いを強くしたのも事実。
最近取り上げている、ドラゴン桜とも通じる何かがそこにはありそうに思えてならない。そういう視点での文章を探すと共に、自分の思いもまとめていけたらと思っている。

学習する組織 現場に変化のタネをまく

光文社

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