あお!ひー

叫べ!いななけ!そして泣け!雑多なことを書いてみる。

一見、ふつうのいなりなのですが

2006-08-10 22:54:44 | お気に入りの店(季織亭@経堂)
いいなー、夏休みって。

飲む時に明日のこと考えなくっていいっていうのが一番うれしいですね~。

ということで季織亭で飲んできました。

今日、初めてみるメニューがあったので頼んでみました。

ね、普通のいなりにしか見えないでしょ?

でも、中身はこんなんです。



こんにゃくとキャベツのいなりというメニューなのです。

しかし、よくこういうメニューを思いつくものです。

やはり、季織亭のお惣菜屋さんとしての実力が伺い知れます。

よおく考えてみると、いなりもこんにゃくも甘辛なので、そこにキャベツとコンニャクを入れたのは大正解。

いやー、いなりもいいのです、季織亭は。
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青いミラーの目

2006-08-10 19:40:30 | ロモ魚眼/LC-A
青いミラーの目。

駅で見かけて、子供みたくじろじろと覗いてしまいます。

そこの景色を写すミラーと、それを切り取るカメラと。

でもロモで撮ってるわたしはミラーの中にも居たりして何だか変な気分です。

写されてるのか?写してるのか?

こういう果てしない話は昔から好き。

宇宙の一番遠くのことや、最初の人類とか。決して辿り着けないその先に思いを馳せて。

夏にしては少しばかり涼しそうに見える、青い鏡をみててふとそんなことを思うのでした。
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美術の遊びとこころ 美術のなかの「写(うつし)」-技とかたちの継承(三井記念美術館)

2006-08-10 10:10:13 | アート系
三井記念美術館に行ってきました。

美術の遊びとこころ 美術のなかの「写(うつし)」-技とかたちの継承

なるほど、こういう切り口というのもありですね。

さて、実は三井記念館は初めてだったのです。



こんな感じでエントランスからして雰囲気がいいのです。

この先のエレベーターホールから美術館の中に進むに従って、どんどんと趣きのある造りになってくんですよね。さすがは三井です。

さてさて、三井の収蔵品はかなりのものみたいですね。

今回、見ててそう感じました。

陶器、絵画、書、造形等々とジャンルも広く楽しめました。

その中でも、わたし的にツボだったのは、能面です。

東京国立博物館の法隆寺宝物館の儀楽の面がすごく好きなので、基本的にお面は好きみたいです。

「写」がテーマだったので、本面とそれを写して作成した面を並べてみることが出来ました。

これは重要文化財 能面 孫次郎。



孫次郎が作成したと伝えられる面で、本面といわれる面の作成のもとになる面です。

さて、この孫次郎の面を写したのが横に並べられていました。

なんと1990年に作成された比較的新しい面です。

なのですが、見た目ほとんど本面とそっくり。

というかここでひとつ気になりました。

もともとの本面も実際に使用されていた時には、新品でキレイに塗られてて傷ひとつなかったもののはずです。

ところが、写である面は本面の傷やかすれ、塗りのはがれまで写してるのです。

これはどうなんでしょう?

本面が作られた当時の状態に近づけるのが、オリジナルに近くていいと思うのですが。。。

なんで、あえて古くしちゃうんでしょう。どうも、そこんところ素人なんで分からないです。

あと、よかったのは茶室の内部がまるまる再現されてたのが素晴らしかったです。

京都の建仁寺にある如庵なる茶室です。

織田信長の弟である織田有楽斎(うらくさい)が建てたとのこと。

これが素晴らしい造りでした。

茶室なんですが、斬新なんですよね。

壁に暦を貼付けてみたり、床の間の横の壁を三角形に切ってみたり。

部屋の仕切りの板を火頭型にくり抜いてたり。

もうこれでひととおりいいかなと思って、上を見上げてみると、なんと天窓がついてて中に障子がひかれてたりで驚きの連続でした。

この如庵はオリジナルが見てみたくなりました。かっこいいんだろうなあ。

今回、応挙が目立った気がします。ここのコレクションにもともと多いのかな。

応挙では「鶴亀絵平皿」がなんとなくよかったです。

お皿の上に大きく鶴が羽ばたき、その下には亀。そして右上に大きく「寿」の文字。

定番ともいえるおめでたい絵柄です。

これをもとにして、同じ絵柄で作ったお皿(三井高福 画、和全 作)なのですがぜんぜんよくないんです。

同じ絵柄を写してるのですがぜんぜんイケてない!応挙の良さが全部なくなっててびっくりしちゃいます。

なんでしょうね、これは。構図と描かれてものは同じなのですが。

「写」といえど、こういう結果になるのもあるんだという意味で面白かったです。

あと、もう一点すごく惹かれたのは「波に舟彫木彩漆八足卓」。

漆の重ね塗りだとコストも時間もかかるので、その代わりにまず木で凹凸を作ってその上から漆を塗るという技法が発達したという解説がありました。

そこの展示されていた小さなテーブル。

なんと脚が龍になってて、その名のとおりこの脚8本で支えてるのです。

この龍がなかなかいい造形です。

しかも、ポーズが素敵。

しっぽで立って鼻先(適当か?この表現)と前脚でテーブルを支えてるのです。

これだけ立派なものなのに中国製か日本製かも不明とのことでした。

この他にも、工芸や書もあってなかなか見所満載でした。

そして何よりもこの美術館の落ち着いた雰囲気の中で鑑賞出来てよかったです。
コメント (3)
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