終の住み処建築日記

田舎暮らしのあれこれ。(2010年夏のある日より)

四国お遍路、お参り編(13番札所〜17番札所)

2021-11-29 09:06:18 | 日記

11月29日(月)晴れ

お遍路から戻ると、カラッと晴れた日が続き、徳島での1日の雨が恨まれますが、普段から全く信心の心を持っていない不徳への戒めと思っています。亡くなった母達のように自然とほとばしる念仏からは余りにもかけ離れた生き方をしてきました。

さて昨日、ツレは信仰とは程遠い生臭いタチウオを大量に釣り上げ、持ち帰りました。

6人でこんなに沢山釣ったそうで、隣近所はもちろん、娘や馴染みの理髪店にまでおすそ分けしました。

本題に戻ると、最終日の4日目は、難所と言われる10番切幡寺、11番藤井寺、13番焼山寺を飛ばして、比較的平地にある13番から17番まで、午前中を目途に回りました。

【13番札所・大日寺(だいにちじ)】

県道沿いに山門があり、道路を挟んである神社は元は同じ敷地内にあったものが、神仏分離令で分けられたもの。4番札所と同じ寺名。

【14番札所・常楽寺(じょうらくじ)】

境内が奇異で巨大な岩盤の上にあり、目を奪われる。

【15番札所・国分寺(こくぶんじ)】

四国霊場唯一の曹洞宗のお寺。

大師堂前で、我々と同じドライブお遍路のご夫婦にシャッターをお願いしました。

【16番札所・観音寺(かんおんじ)】

【17番札所・井戸寺(いどじ)】

日限大師堂の中に井戸があり、入り口にその由来の説明がある。

とても立派な仁王門。

最後は駆け足になりましたが、今回目標の14寺を巡りました。次回も、暑さ寒さを避ける季節に訪れて、続きを回りたいと思っています。

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四国お遍路、お参り編(6番札所〜9番札所)

2021-11-28 13:22:21 | 日記

11月28日(日)晴れ。今日も良い天気で、ツレはまたタチウオ釣りに出かけています。お寺回りの続きです。

【6番札所・安楽寺(あんらくじ)】

「丸池製麺所」といううどん屋で昼食を済ませるともう2時になっていました。翌日の天気は雨らしいので夕方まで大急ぎで回りました。

紅葉が美しい境内。

【7番札所・十楽寺(じゅうらくじ)】

竜宮門と呼ばれる山門。

大師堂が石段を登った所にある。

【8番札所・熊谷寺(くまだにじ)】

小高い山を一つ使って、広大な敷地に重厚な本堂、大師堂、多宝塔が建っている。広い駐車場もあり、バスでのお遍路一行に会いました。

 

長い参道沿いに沢山のアジサイが植えられ、初夏にはさぞ綺麗だろうと想像出来ました。この紫の花も雰囲気に馴染んでいました。

仁王門は県指定文化財、その奥にはまた長い石段。

大師堂は左の石段を登る。下は唐様の多宝塔。

【9番札所・法輪寺(ほうりんじ)】

足腰を痛めた人がお参りに来ると治るという言い伝えがあるらしい。鐘つき堂も立派です。

もうすぐ5時になろうとしており、黄昏れてきたのでここまでとしました。(次回につづく)

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四国お遍路、お参り編(1番札所〜5番札所)

2021-11-27 10:12:58 | 日記

11月27日(土)晴れ

今回は徳島2日目の朝から、いよいよ1番札所霊山寺(りょうぜんじ)を皮切りに、お参りを開始した記録です。

初めに、山門の横にある案内所兼売店で不足する用品を買い足し、白衣(びゃくえ)を着込んでいざ山門へ。

【初めての鐘つき】

【お参り、始め!】

「納札入」の箱に自分の住所名前を書いた札を入れます。本堂、太子堂の2カ所に二人共入れるので、前日に沢山書いておく必要があります。

この「納め札」はお参りをした証しに一人1枚ずつ、本堂、大師堂に納めるので、1つの寺に4枚必要ですが、「当初、夫婦連名で良いのでは?」と甘く考えていた為、途中で買い足すことに。この札はお遍路の回を重ねる毎に色が変わるそうで、1〜4周までは白だそうです。

【本堂の中へ案内されました。】

【立派な大師堂】

般若心経は脇の方で他のお参り者の邪魔にならない所で唱えます。

【多宝塔】

【2番札所・極楽寺(ごくらくじ)】

こういう石段も時々あります。

お遍路には地元の方の「お接待」があることは知っていましたが、我々ドライブの者にまで頂いて大変恐縮しました。手作りのケーキ、大変美味しくいただきました。

【3番札所・金泉寺(こんせんじ)】

我々と良く似たカップルが目立ちますね。

【4番札所・大日寺(だいにちじ)】

【5番札所・地蔵寺(じぞうじ)】

手水場で手を浄める。

樹齢800年の大イチョウ、広い境内に堂々と立っています。

ロウソクを灯し、線香に移すのも慣れてきました。(次回につづく)

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四国お遍路、寄り道編。

2021-11-26 14:19:22 | 日記

11月26日(金)晴れ

四国へ行ったのは丁度1週間前、たった4日だったので大した記録もないのですが、往復に丸2日かかった上、3日目は大雨だったので、お遍路でお寺を回るより寄り道していた時間の方が長かったような。そんな珍道中のご紹介です。

【11/20(土)出発】

松橋を朝7時前に出発、めかりSAまで206キロ走って一休み、この後関門大橋を渡って山陽道へ。

食べ物のことではいつでも意気投合の二人、早速広島で高速を下り市街地へ。

ネットで美味しいと評判の「みっちゃん」へ。都市高速代や駐車料もバカにならないし、回り道した時間は約2時間半。

 

でも、評判通りの「本場広島お好み焼き」を堪能しました。ツレはカキ入りを注文。

再び山陽道福山西ICからあこがれの「しまなみ海道」へ。大小いくつもの島に橋がかかり、来島海峡をまたいで愛媛今治へ上陸。

今治側のSAに「わたろう、せとうち」というステキな土産物店が出来ており、コロナ後を満喫する客で賑わっていました。美味しそうなお菓子や特産物に目を奪われ、私も沢山買い込んでしまいましたが、気温の低いこの時期、車の中に置いていても心配なしでした。

時すでに黄昏時、目的地徳島市まであと200キロ、到着は夜8時過ぎでした。ホテル近くの飲食店はほぼ閉まっており、辛うじて熊本でもおなじみのジョイフルで夕食を取りました。

【3日目は大雨】

朝から強い雨脚で降り続き、とてもお寺参りは難しい状況、ならばとツレが見つけた「大塚国際美術館」。ボンカレーでお馴染みの大塚グループがゆかりのある鳴門市に設立しました。山をくり抜いた地下3階から、地上2階までの大きな展示スペースに、全て実物大で陶板に焼き付けた1,000点以上の西洋名画が展示されています。本物と違い2千年以上劣化しないので、名画の記録としても価値があるそうです。

ゴッホの「ひまわり」は世界中に散らばった7枚が一堂に展示されていて見ものですし、ピカソの「ゲルニカ」は1978年までアメリカNYに展示されていた曰く付きの作品、今はスペインに展示されているそうで、一度は本物を見てみたいと思います。

モネの「大睡蓮」は海側に面して丸く大きく庭園風に作られています。池には本物のスイレンも植わっていて、夏から秋には花が見られたでしょう。ツレはスイレンが大好きなので、高知・北川村の「モネの庭マルモッタン」を訪ねることを楽しみにしています。

カフェレストランで軽食。雨のおかげでゆったりとコーヒータイムを楽しめました。

【鳴門のうず潮を観に行く】

午後1時、雨は相変わらず降り続き、観潮船は動いているか微妙でしたが、大きめの船は運行していました。

「波が荒くてうず潮の形は見えづらいし、相当揺れるだろう」と予め釘を刺されて出航、大鳴門橋下まで行ってグルっと回ります。何とか「うず潮らしい」波を見ることが出来ました。当初から、鳴門ではこのうず潮観潮は予定に入れていて、雨でも船に乗れたのはよかったです。

4日目に徳島を離れる前に、「徳島ラーメン」もちゃんといただきました。左はオマケのシラス丼です。

帰りは、香川・坂出から瀬戸大橋を渡り、岡山・倉敷を経て一路熊本へ。走行距離1581,5キロのドライブでした。

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「四国お遍路の旅」開始。

2021-11-24 12:41:19 | 日記

11月24日(水)曇り

このところコロナの状況が良くなり、国民の目も外を向いて来たようです。そこで我々もわずか4日間ですが「四国徳島お遍路の旅」に思い切って行って来ました。

先週の木曜夜に、「月曜に休みを取れば4連休」とツレが言った途端、「じゃあ、四国へ行こう!」と決定、翌日の朝には3泊のホテル予約が出来ていました。金曜には荷物を整え、半年以上しまい込んでいた「お遍路グッズ」を準備しました。

実際に行ってみて、「四国は遠い!」ことを実感、コロナの影響で2度も計画を延期したので、もはや「執着」の気持ちが強く、往復に1日ずつかかることが吹っ飛んでいました。おまけに、現地ホテルに到着したのが夜8時過ぎ、翌日だけは天気に恵まれ1日中回れましたが、3日目は大雨で一つの寺も回れず、最終日に午前中5つの寺を大急ぎで回り、13時に徳島を出発し、深夜11時に帰宅という強行軍でした。全走行距離1581.5㎞!!

なので、当初の予定では15日間程で88ヶ所を回るようにしていましたが、天気次第ではもっとかかることを覚悟しておかねばなりません。つまり、今回は「お遍路を体験することは出来た」と評価することにします。実際、2人で役割分担して作法通りにお参りすることを会得?しましたし、般若心経を唱えることにも少しは慣れました。研究熱心なツレが夜動画を見て、息継ぎ箇所などを教えてくれたので。

【お遍路に必要なグッズ】

この他に白衣は必須です。帰って早速手洗いして干しました。金剛杖と菅笠は購入せず、トレッキング用のストックを準備しましたが、ドライブお遍路には不要のようです。

一つの寺の本堂と大師堂にお参りするので、ロウソク、線香は1回3本、ライター、納め札、お賽銭も全て2回分ずつ必要です。

ツレはこの可愛いガマ口に小銭を沢山入れて首に下げ、必要な時に渡してくれましたが、すぐに無くなってしまいます。でも大丈夫、これまで貯めて来た小銭は左の袋にたっぷり入っています。

【納経帳と御本尊御影保存帳】

 

本堂、大師堂にお参りをすませると、納経所へ入り、お経を納めた証として御朱印を押して墨書きしていただきます。お礼は300円と決められています。その時、お寺のご本尊のお影の札をいただけるのでそれを差し込んで保存します。

【山門】

どのお寺にも立派な山門があります。一礼して入り、手水、鐘突きをしてお参りを始めます。写真は3番札所金泉寺。

【本堂と大師堂】

この写真は5番札所「地蔵寺」です。本堂の横には弘法大師を祀った大師堂があるので、両方にお参りします。ロウソク立ては風で消えないよう屋根つきの覆いがしてあります。

お天気が良ければこのような作法も出来ますが、風が強かったり、雨が降って傘をさしては難しいでしょう。まして「歩き遍路」でお参りするのはどれほど困難か、我々も何人かすれ違いましたが全く頭が下がる思いです。

我々は年を取ってから思い立ったので、とても歩いては行けませんが、車社会になった分、お寺に駐車場も完備され、これまでは思い立つ事も出来なかったお年寄りや体の不自由な方も出かけられるようになったようで、現地で何人にもお会いしました。

今回は、1日目9寺、3日目5寺の14寺にお参りし、また次回には続きをと考えています。今回、天気に恵まれず、難所と言われる切幡寺、藤井寺、焼山寺をお参りできなかったので、次回は必ずお参りしたいです。

 

 

 

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